わたし、義母なんだ!

息子が入籍をしましたので、お嫁さんという存在が出来ました。
ということは、私はお嫁さんからしたら「義母」という存在なのです。
私はそれを全く意識してませんでした。
別に意識しなくてもいいのかもしれませんが、お嫁さんにとって私は、何かと気を遣う存在だと思うのです。
それを頭の隅に置いといた方がいいのかなぁと思った出来事です。

お嫁さんなので、主人の実家に帰ると炊事を手伝おうとしますよね。
うちのお嫁ちゃんも手伝うと申し出てくれます。
初めて家に来た時には少しだけ手伝ってもらいましたが、実は既に赤ちゃんがいることもあり、普段はお嫁ちゃんひとりで子育てに奮闘中だろうから、そして、車の移動で疲れてるだろうからと思い、
「いいよ。ゆっくりしててね」と伝えました。
もちろん嘘ではありません。
家にいるときくらいゆっくりしてくれたらいい。
ですが、私にはもう一つ理由がありました。
それは、「自分の台所を見られるのが恥ずかしい」という理由だったんです。

息子からの情報によると、お嫁ちゃんのお母さまは料理上手らしいのです。
息子は手作りの餃子を振る舞ってもらったこともあったらしいし、梅干しやらっきょを自分で漬けると聞いていました。

私だって昔は頑張ってました(笑)
いい母親にならなくてはいけない、料理はなるべく手作りにしないといけないと決めつけ、手作りの餃子を作ったこともありました。
同年代のママ達は手作りしてるのに自分は出来ない、手抜きしてると思われたくないと頑張り、でも、イライラしていたのです。
それが、カウンセリングを受けるようになって「イライラするくらいなら、もう頑張るのはや〜めた」と思えるようになったら、手作りの餃子なんてほんっと作らなくなりました!(笑)
梅干しについても以下同文!です(笑)

話を戻しますね。
そんな料理上手なお母さまの台所はきっとキレイに違いない!きっと効率がいい台所に違いない!と勝手に思い込み、お嫁ちゃんに自分の実家の台所と比べられるんじゃないか?と思ったのです。
しかも私は、来客の時にはいつも台所が散らかるのです。
あれも作りたいこれも作りたいと気持ちばかりが焦り(笑)でも段取りが悪いから散らかり放題なのです。
そんな舞台裏見せたくないっ!のです。

ですがはっと気が付いたのが、息子夫婦が帰った後に届いたお嫁ちゃんからのLINEでした。
「何もお役に立てなくてすみません」と

あれ?もしかしたら「お手伝いをさせてもらえない」なんて思ったんだろうか?と思いました。
私はつい「台所を見られるのが恥ずかしい」という自分の気持ちに気を取られてしまい、お嫁ちゃんの気持ちを考えていなかったのです。

ひょっとしたら寂しい思いをしてるかもしれない?
自分は手伝わせてもらえない、もしかしたら、嫁として認めてもらえないとか思ってる?
いやいや、さすがにそこまでは妄想し過ぎやろ?

私はちょっと反省しました。
これから先、お嫁ちゃんに対していいとこばかり見せるのは不可能なのだ。
というか、たぶん私の欠点もちらほらバレてるかも?と思う。
「人によく思われたい癖」がひょっこり出てきたなぁ、お嫁ちゃんにもいい義母だと思われたい、って思ってたなぁ〜と思いました。
反省、反省。

そうそう、私って義母なのだ。
嫁の立場の経験しかなかった私は、いま義母の立場にいるのだ。
義母から見たら嫁はこんな風に見えるのだなぁ。
きっとすごく気を遣ってるんだろうな、私に合わせなくちゃとか思ってるかもなぁ。
LINEのトーク終わりのつもりでスタンプ送信してもまたスタンプで返してくるもんなぁ。
お義母さまに失礼のないように返さなきゃいけない、なんて思ってるかもなぁ。

今回私が想像したお嫁さんの気持ちは、どれも私の勝手な想像です。
実際にどう感じてるかは本人に聞いてみないとわからないのですが、義母というのは何かと気を遣う存在だと思います。
そこをちょこっと意識しながら、義母1年生とお嫁さん1年生、これから少しずつ家族になっていきたいと思います。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

対人関係、自分を好きになれない、人の目が気になる等の自己の問題。 母娘関係、家族関係などが得意である。親との関係や対人関係などで悩んだ 自身の経験から学んだことを活かし、感覚的で一緒に考え提案していくスタイルが得意である。母性的で柔らかい雰囲気のカウンセリングには定評がある。