幸せな恋愛や夫婦関係を持続させていくには?(4)~私は〇〇すべきだを緩めるとパートナーを大切にできる~

 ”〇〇するべき”を緩めて幸せになる

『私は〇〇すべきだ』と自分に対して求める厳しさがあった場合はパートナーを大切にしにくくなる2つの心の反応が起こります。
パートナーを大切にするために、この2つの反応が起こりにくいようにしていきましょう。自分に対する求める厳しさを緩めていくことができると、パートナーを大切にしやすくなるのです。

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●私は〇〇すべきの弊害

幸せな恋愛や夫婦関係を持続させていくには?(3)~パートナーを大切にする為に自分を大切にする~』では、幸せな恋愛や夫婦関係を持続させていくヒントは、自然な気持ちの流れに任せず意識的にパートナーを大切にすると思うことと書きました。

パートナーを大切にする為のコツをご紹介したいと思います。

自分に対して『私はもっと努力するべきだ』とか『私はもっと強くなるべきだ』などの『私は〇〇すべきだ』と自分に対して求める厳しさがあった場合は、その厳しさを緩めていくことが、パートナーを大切にできる為のコツになるかと思います。

『私は〇〇すべきだ』と自分に対して求める厳しさがあった場合は、
パートナーを大切にできない下記の2ケースの心の反応がでやすくなります。

  • ケース1 パートナーにも同じように〇〇すべきだと押し付けがちになる
  • ケース2 それができないパートナーに怒りの感情をむける

この2ケースの心の反応は、どちらもパートナーを大切にしにくくなる、心の反応になります。

●私は犠牲をすべきの女

例えば、
“自分のしたいことよりも相手が望むことがあれば、自分のしたいことを犠牲して相手の望みを叶えるべきだ”と思っている女性がいたとします。

その女性と彼氏が旅行中、行きたいところの意見が合わなかったとします。

女性は旅行先にある美術館に行きたいと言い、パートナーは美術館には興味がないという意見だったとします。

すると・・・・

・ケース1
パートナーにも犠牲をすべきだということを押し付けがちになる
女性「興味がなくても、こういう時ぐらいはつきあうべきでしょ」
など、パートナーにも“自分のしたいことよりも相手が望むことがあれば、自分のしたいことを犠牲すべきだ”という価値感を押し付けがちになってしまったりします。
犠牲すべきだという価値感を押し付けられているという点でパートナーを大切にできていませんね。

・ケース2
それができないパートナーに怒りの感情をむける
女性「興味がなくても、こういう時ぐらいはつきあうべきでしょ」
と言ったところ、パートナーは
「僕は興味が持てないから君だけ行っておいでよ。3時間ほど別行動にしよう」
すると、そのパートナーに対して腹がたってしまうのです。
「なんで、つきあうくらいできなのかなぁ(怒)」と。
その言葉をきっかけに旅行先でパートナーと喧嘩に・・・。

というような心の反応の仕方をしてしまうと、パートナーを大切にしにくくなりますね。

このようなケースの場合は、
この女性が、
『自分のしたいことを犠牲してでも相手の望みを叶えるべきだと思うのはやめていこう』
とか、
『自分が納得できないことや、嫌なことであるか犠牲にしなくても良いと思っていこう』
というように、
自分に対して向けている『私は〇〇すべきだ』という思いを緩めていく考えをしていくと、彼氏に対しても同じように犠牲すべきだと押し付けがちになったり、犠牲をしないパートナーに怒りの感情をむけることもなくなっていくでしょう。

●私はしっかりしなければの女

もう一つ例えば話を使って解説をしますね。

例えば、
幼い頃よりお兄ちゃんと比べられて、育ってきた女性がいたします。

「お兄ちゃんはしっかりしているのに、あんたはボーっとして」と言われるのです。

本当はおっとりしてマイペースな子だったのに、そう言われて育ってきた為、いつしか、「私はもっとしっかりしなければ」
と思うようになった女性がいたとします。

そんな女性が大人になり、おっとりタイプの彼とつきあうとします。
すると、しっかりすることをパートナーに求めてしまったりするのです。

・ケース1
パートナーにもしっかりすべきだということを押し付けがちになる
例えば、デートで夕ご飯に行くことになったとします。
パートナーが行ってみたいという店に行こうとしたところ道に迷ったとします。そんな時に「しっかりしてよ」など言ってしまったりするのです。

・ケース2
それができないパートナーに怒りの感情をむける
レストランについたところレストランを予約をしていなくて空き席がでるまで30分ほど並ぶことになったとします。
そんな時に、じゃあ30分ほど話をしながらまったりと待とうと思う人もいるのですが、パートナーにしっかりすべきと求めているとそれができず、パートナーにイライラするのです。
「予約くらいしときなさいよね。要領が悪い」
など言ってイライラしながら30分感待つことになるんです。
彼にとっては自分が予約しなかったことで、横で30分イライラされる時間は地獄ですね。

このようなケースの場合は、
彼女が自分に
「しっかりできないことがあってもいい」
と、自分に向けている「私はもっとしっかりしなければ」という思いを緩めることとができれば、彼氏にしっかりすることを押し付けたり、イライラをぶつけることが無くなっていくでしょう。

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あなたには、
『私はもっと努力するべきだ』とか
『私はもっと強くなるべきだ』とか
『私はもっとしっかりしなければ』とか
『私はもっと頑張らなければ』などなど、

『私は〇〇すべきだ』と自分に対して厳しく求めているものはありませんか?

もしあれば、それを少し緩めてみましょう。

自分に向けている『私は〇〇すべきだ』という厳しさを緩められると、パートナーを大切にしやすくなることが増えますから。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。