遠慮の心理学~夫に素直な気持ちを言えるようになるために~

遠慮を減らすには「優しくて愛情深くて健気である」ことを自覚すること

夫への不満や怒りがある時。それは、あなたが夫に遠慮して自分の気持ちを話せないことが原因かもしれません。
遠慮してしまう人の心理とは「相手に負担をかけたくない」というもの。自分が弱音を吐いたら相手に負担をかけてしまう、と感じる私が我慢した方がまし、と思ってしまうのです。
遠慮を減らすには「優しくて愛情深くて健気」なことを自覚することが大切です。
その上で「遠慮を少しずつ減らしていく方法」にチャレンジしていきます。

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夫への不満や怒りがある時。

もしかしたら、それは、あなたが夫に遠慮して自分の気持ちを話せないことが原因かもしれません。

夫に不満や怒りを感じるにはいろんな理由がありますが、その代表選手は「自分の気持ちをわかってくれない」こと。

「夫自身の話はたくさん私が聴いてあげるのに、私の話となるとちっとも聴いてくれない」
「私は仕事に、家事にと、夫と家族のために一生懸命がんばっているのに、夫の態度は、その苦労をわかっているとは思えない」

こんな感じです。

確かに夫の態度が明らかに悪い場合もあるのですが、あなたが遠慮しすぎているために気持ちが伝わっていない場合もあるのです。

こうした場合は二つのポイントがあります。

一つは「男性は察するのが苦手」という夫の男性心理。
もう一つは「自分が遠慮して気持ちを伝えてない」という妻の女性心理。

男性心理の視点から見ていくと、男性というのは察する力が女性より苦手と言われます。

女性同士なら気がつけるようなことでも、男性はそれに気づけていないことが多いのです。

また、遠慮するタイプの方は、自分では表現しているつもりでも、思っている以上に行動が小さくなっている場合も多いのです。

 

例えば、こんな感じ。

『仕事ですごく疲れて帰った時に、夫はすでに帰宅して呑気にテレビを観ている。

ソフォーから「おかえり~」と私の顔も見ないで声をかけるだけの夫。

私はこっちが疲れて帰って来たのに何よ!と返事もしないで、夕飯の準備をする。

腹が立つので、野菜を切る音も大きくなるし、調理の仕方も荒くなる。

テーブルに置く食器の置き方もわざと大きな音を立てて置く。

夫の話にも生返事。

なのに夫は平気な顔。

どうして私がこんなに起こっているのに、気がつかないんだろう。

信じられない。』

これで気がつかないとはいくら男性でもありえない!と思われるかもしれません。

その通りなのですが、この文章の通りにこの女性が行動していない時もあります。

文章よりももっと小さな音だったり、反応が曖昧だったり。

もしそうだったとしたら、夫が妻の態度がいつもと違うと気がつきにくくなっていきます。

「もしそうだとしても、いつもと違うのは間違いないのだから、気がついてくれてもいいでしょ!。私に関心がないとしか思えない。」

そう言われる方も多いです。

まさにその通りなのですが、悲しいかな、男性はそういうことに気がつきにくいところがあるのです。

特に、妻が普段からあまり文句を言わないタイプだったら、余計にそうなります。

気がつかない夫に腹を立てていても、なかなか変わらないもの。

まずは自分が遠慮しすぎているのではないか。だから伝わらないのではないか。

それが不満や怒りの元なのではないか。

そんな風に視点を自分に持っていってみてください。

その上で、今より少しでも想いを伝えてみよう、と思ってみましょう。

 

◇遠慮する心理とは?

遠慮をしてしまうタイプの方の心理についてみていきましょう。

その一つは「相手に負担をかけたくない」というもの。

仕事で疲れて帰ってきても「こっちだって疲れてるのよ!」と言えないのは「夫も疲れて帰ってきているはずなのに、自分のことを話すのは悪い気がする」と思っているから。

こういうタイプの方は「弱音を吐くのが苦手」です。

自分が弱音を吐いたら相手に負担をかけてしまう、と感じるから。

相手に負担をかけるくらいなら、私が我慢した方がまし、と思ってしまうのです。

では、こうしたタイプの方はどうしたら遠慮が減るかと言えば、

「自分がどれほど優しくて愛情深くて健気な女性なのか」を自覚することがスタートになります。

こんな風に相手のことを思いやれる人のことを「優しくて愛情深い」というのです。

そうして懸命にがんばっている姿を「健気」というのです。

まずはそれを自覚して、自分を褒めてあげてください。

その上で、小さなことでいいので以下のやり方を少しずつチャレンジしていきましょう。

 

◇遠慮を少しずつ減らしていく方法

1.思っていることを伝える

最近のニュース、世間話、職場であったことなど、どんな話題でもいいので、話の中に「感じたこと」を入れてみましょう。

事実だけでなく、「楽しかった」「悲しかった」などの言葉を入れます。

例えば「同級生が結婚したのよ」と言う時、これで終わらないで「仲が良かった子だからすごく嬉しかった」みたいに感情を入れて伝えます。

 

2.頼みごとをする・手伝ってもらう

小さな頼みごとや手伝いをお願いします。

例えば「今日帰りにプリン買ってきて」とか「電球切れちゃったから替えて欲しい」とか。

ポイントは、普段頼んだことがないことについてお願いすることです。

 

3.想いを込めて挨拶する

「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「おかえり」など、普段している挨拶について「想いを込めて」してみます。

できれば相手の目をきちんと見ながらすると効果的。

これらの練習をしていくと、段々と遠慮を減らしていくことができます。

是非、お試しください。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

池尾 昌紀

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。