子どもが学校へ行けない

私は今年の3月末に引っ越しをしました。

引っ越した理由はいくつかあるのですが、その一つに子どもの心の成長の為にも転校を経験したほうがいいかなと思ったんです。

うちには2人の息子たちがいます。

和歌山へ仕事で転勤して、気づけば子ども達は幼稚園、小学校と過ごしてきました。
そして長男は中学2年生に、次男は小学校卒業です。

小さいうちに転校を体験しておいた方が、子ども達の為になるのではと思いつつもいつの間にか大きくなってます。

高校生になってからでは無理なので、子どもや妻に話してみたところ賛同を得たんです。

そして子ども達は引っ越しを楽しみにしているようでした。

ところが、とても困ったことになってしまいました。

実際に引っ越して学校が始まってみると、不登校気味になってしまったんです。
子ども達にとっては、ストレスである事はあらかじめ想定していたつもりでしたが、想定以上だったんですね。

「本当に学校に行けなくなるなんて」と、私は自分を責めました。

子どもに寄り添い、話をしていきましたが、体調が悪いと言い学校を休もうとします。

「どうしよう」焦ってもしょうがないのはわかるんですが、特に長男がトイレに駆け込む姿はいたたまれません。

次男もそれにつられるかのように。

休むのに慣れてしまうのではという不安が募ります。

しかし、暫くは厳しい事を言うのはよそうと思いました。

ところがある日、ついに言ってしまったんです。

「お前ら、本当は学校は簡単に休める所じゃないんだぞ」

「あー言ってしまった」と思いましたが、同時に腹をくくりました。
息子たちが私が言ったことでどんなことになっても絶対に何とかしてやると。

子ども達の顔をみると、「はっ」とした顔つきになっていました。

そして翌日からは「学校行く」と言って、学校に行ってくれました。
子ども達も腹をくくれたようで、今では休まず学校に行ってくれています。

「あー言ってしまった」と思ったものの、そこには子ども達を信頼し、自分自身も信頼出来たから言えたんだなと思いました。

また、私も自分軸を取り戻せたようです。

苦しい日々でしたがこの出来事が、子ども達の心の成長へと貢献することを確信しています。

また親も少し成長させてくれたかなと思っています。

子ども達の力を信頼することは大事ですね。

子ども達、有難う。

この記事を書いたカウンセラー

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