「女性」が怖いんです(4)~「今」を生き抜くための直感力を養おう!~

「母性」を許せないときは、心のどこかで自分のルーツと戦っているので、自己肯定感が上がらず、自分に自信が持てません。

多様性を認める社会の中で、「今」、主体性を持って生きることが、これまで以上に求められています。安心して「自分らしく」生きるための羅針盤として、自分の「感性」や「直感」をもっと信頼したいです。ただ、自己中心的になるのではなく、人とつながりながら、自分も数に入れていく生き方を、母性本来の慈愛を受け取ることで見つけることができるといいですね。

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こんにちは。
カウンセリングサービスのみずがきひろみです。

「お母さん」に対して文句のない人はきっといないでしょう。それは、「愛されたい」と願った度合いだけ、期待が裏切られた時の怒り、悲しみ、淋しさが大きいことによります。それだけ私たちは、「母性」に対して大きな期待を持っているのです。

「お母さん」を許そうとすると、この期待を手放さなければならなくて、とても残念な気持ちになります。でも、「お母さん」を許すことによって、受け取れるものの方が断然、大きいので、チャレンジしない手はありません。

最大の恩恵は、「どんな自分でも愛される」と素直に思えるようになること、ではないでしょうか。「母性」を嫌う罪悪感から解放されると、自己肯定感は格段に上がります。

母性のネガティブな影響力に苦しんでいる方のために、自己肯定感を上げるイメージワークを一つ、ご紹介しておきます。夜、寝る前にやってみて下さいね。

「お母さん」を助けたくて、あなたはどんな「才能」(いいところ、魅力)を持って生まれてきたのでしょう。子供はみんな親を助けたくて産まれてきます。あなたにも「お母さん」の不完全で、傷ついているところを救い補い、家族みんなが楽しく幸せに暮らせるように、持ってきた「もの」がありますが、もしわかるとすれば、それは何でしょう。

あなたの直感に聞いてみて下さい。「自信」、「安心感」、「楽しさ」、「豊かさ」、などなど、直感的に思い浮かぶものは何でしょうか?

次に、「お母さん」のハートに自分のハートから虹の橋を架ける、とイメージしてみて下さい。そして、その虹の橋の上を滑らすように、あなたから「お母さん」に、あなたが持ってきた「もの」を送り、プレゼントしましょう。どんどん、どんどん、湧き上がるごとに、橋を伝わせて、「お母さん」のハートに滑り込ませます。

イメージの中で、「お母さん」が笑顔になるまで、あなたの素晴らしさを届け続けます。笑顔の「お母さん」は、どんな目で、あなたを見ているでしょうか?彼女が、あなたを全面的に信頼して、受け入れている、ことがお分かりですか?

「あなた」という存在そのものが、「お母さん」の喜びなのが、お分かりでしょうか?

私たちは、つい自分に自信がないと、「◯◯すべき」という「正しさ」にしがみついて、お仕着せの「いい子」の仮面の下に隠れようとしますが、社会がどんどん多様化する中で、何が「正しい」のかわかりづらくなっています。周りに合わせようにも、どこに合わせたらいいのかわからず、混乱して、社会と関わることを怖いと感じる人も少なくありません。他人軸で生きることの辛さがここにあります。

それに対して、自分軸で生きる、ということは、もっと自分の「直感」や「感性」とつながって生きる、ということです。心の中の「お母さん」の検閲も受けず、「直感」や「感性」を、スルーせず、衝動的な感情にも惑わされずに大切にするには、しっかりした自己肯定感が必要です。

「直感」は、心の中の、「みんなとつながっていて、全てを知っている」意識の領域からのメッセージです。なんの脈略もなく、それが降りてきた瞬間は、論理性もないのでスルーしてしまいがちですが、「どこからそんな考えが閃いたのだろう?」と思うようですが、「あなた」も「私」も悪くないという、「はっ!」とするほど効果的で、美しいものです。それは、おそらく「真実」だから、なのでしょう。つい、それに気づかなかったことにしてしまうのは、自分が自己中心的に願っているものと必ずしも一致しないので、衝動的に「イヤだ」と思ってしまうからです。

「今」は、ありとあらゆる情報がネット上に溢れる情報社会。情報の取捨選択をするにも、「自分」の感性が問われる時代です。何を信じたらいいのかわからない。そんな「今」を生き抜くための羅針盤として、自分の「感性」や「直感」をもっと信頼できるといいですよね。自分の「真実」を、誤魔化さずに生きられる人が増えることを願っています。

(完)

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