酷い絶望感

相談者名
こうり
こんにちは。15歳の学生です。
最近、私に悩みが出来ました。
元々ネガティブな性格だったのですが最近は一日中と言っていいほど辛いとか負の感情でいっぱいになってしまいます。
所構わず涙が出てくるし、泣けと言われたらすぐに泣けると思えるほどです。
その辛い感情を紛らわそうと友達との会話を楽しもうと思っていたのですが、一ヶ月前くらいにその「楽しい」、「嬉しい」がよく分からなくなってしまいました。以前は楽しめていた友達との会話のみならず趣味のこと、久しぶりに再会した友達とのお喋りでさえも楽しくないのに、そのくせ顔は笑えてるんです。どうしたらいいか分かりません。
会話に参加していても、友達と話しているのは自分の外側で、自分は内側に籠もっているような感じがして、関係が薄っぺらく感じるというか……自分に話しかけられている気分がしません。
こんな毎日が続いているので、毎朝もの凄い絶望感に襲われて憂鬱です。
あまり自分自身でも考えたくないですが自殺を考えることがほぼ毎日になり(小さい頃から考えることは結構あったのですが)、寝るときにこのまま目覚めなかったらどれだけ楽だろうとか、そういうことを考えてしまって辛いです。
相談するのも友達と同じように自分じゃない人に話しかけられている気がして嫌ですし、母には苦労をかけられないので言えません。
というか、迷惑をかけると人に嫌われるんじゃないかと思って、普段は滅多に人を頼ったり出来ません……
小学校からの友達には自殺の話するなら電話するなと言われ、それ以来していません。
文章があまりまとまっていないし、あまり上手く伝わらないかもしれませんが、何かアドバイスをお願いします。
カウンセラー
近藤みわ
こうりさんはじめまして、近藤みわです。

15歳のこうりさんが相談してくださるのに、とても勇気のいる事だったかもしれません。勇気を出してご相談頂き、本当にありがとうございます。

なるべくその気持ちに応えられるよう、感じた事など書いてみますので、読んでください。

> 元々ネガティブな性格だったのですが最近は一日中と言っていいほど辛いとか負の感情でいっぱいになってしまいます。
> 所構わず涙が出てくるし、泣けと言われたらすぐに泣けると思えるほどです。

ネガティブな気持ちになる事も時には必要で、何かと相反する気持ちを持ってしまうのが人間です。元々ネガティブな性格だったというより、こうりさんをそのような気持ちにさせる現実が実際に多くあったのではないのかな?と思います。

ネガティブであってはいけない、そこを見せられない、と思えばなおさら、自分自身のその気持ちを封じ込めながら、表現する事もなくなり、心の中にたまっていく事になると思います。

こうりさんがもし負の感情をため込まなければならなかったとしたら、きっとそこにそれなりの理由があったのだろう、と思います。

気持ちを溜め込みすぎていっぱいになり、今本当に感じている感情の上にかぶさってしまうかのように、自分が本当に何を感じているがよくわからなくなる事もあります。

こうりさんがこれまで、辛い時でもその気持ちを表さない事が多くあったとしたら、楽しくないのに顔は笑えている、という事も案外容易くできてしまうのかもしれません。これまで周囲を気遣いながら、笑顔でいなければならなかったような事も、あったのではないでしょうか。

> 会話に参加していても、友達と話しているのは自分の外側で、自分は内側に籠もっているような感じがして、関係が薄っぺらく感じるというか……自分に話しかけられている気分がしません。

15歳でこのような表現ができるこうりさんは、自分を内省する力も客観的に見つめる力も高いのだろうと思います。それは素晴らしい事です。思春期になると自分を内省する時期に入り、その力のある人ほど、悩み苦しむ場合もあります。生長していく段階で必要なプロセスです。

ポジティブである事が大切と思われがちですが、物事を深く考え、内省するような場合には、ポジティブとは言えない思考もかなり重要になります。

> こんな毎日が続いているので、毎朝もの凄い絶望感に襲われて憂鬱です。

毎朝もの凄い絶望感に襲われるのは、さぞ辛い事でしょう。

私も若い頃自殺を考えた事がありますが、そう考えるまで、自分だけで抱えるしかなかった物事が沢山あり、大変でした。自分の心が大変になっている事自体、あまり気づかずにいたのかもしれません。

また自殺を考える人は、よりよく懸命に生きたいと思っている、とも言われます。そうだとしても、あまりに辛い気持ちを持ち続ける事は、誰にとっても限界があります。

はじめて悩みを誰かに相談をするのは、誰でもためらってしまうものです。

こうりさんの書かれた文章はとてもわかりやすく、まとまっています。15歳でこんな風に書ける事について、私はとても感心させられました。

今回のご相談の中に書かれていない事もきっと沢山あるのだろうと思います。

そこで、こうりさんの心の中にあるものを、もっと、もっと書き出してみてください。表現できない感情が沢山ありすぎるような場合には、文章よりクレヨンなどで、絵を自由に書きなぐってみることをお勧めします。

真っ黒でも何でも好きな色を使ってみてください。人に見せなくてもかまいません。とにかくその気持ちを外に吐き出してみてください。

話して言葉にするのも、それと同じような効果もあります。話してとにかく人に受け止めてもらうことで、自分自身を受け止められ、とりあえずこれでいいのかもしれない、と思える事も比較的あるようです。

抱えきれない気持ちが沢山ある場合、とりあえず抱えられるくらいに軽くしてあげる事が必要です。

人は迷惑をかけずに生きる事は不可能で、お互い迷惑をかけあってこそ、生きられるものです。

こうりさんが本当に言いたい事を書いて(言って)みて下さい。自殺の事でもよかったらそれを話して下さいませんか?本当に辛い時は、誰でも自分の事がよくわからなくなる事が多くあります。生きるために頼る事も重要です。

ここのカウンセリングも、もしよければ使ってみて下さい。私でよければいつでもお話しを聞かせて頂きます。

こうりさんが少しでも楽になれる事を願っています。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な思考と深い洞察力を用いたサポートを得意とする。人間関係全般、介護、メンタルヘルス、セクシャルマイノリティー等のジャンルを扱う。理屈よりも寄り添う事を大事にしている。成人過ぎの子供を持ち、自らもいろいろな体験をしていて、知識も豊富である。産業カウンセラー