セックスレスから浮気へ - カウンセリングサービス心理学講座

相談者名	みとひ
結婚して2年の夫婦です、私31歳、主人39歳です。結婚前6カ月ほどの付き合いを経て結婚しましたが、結婚式が結婚して6カ月後だったので、子供を作る時期についてずれが出たせいかセックスレスになってしまいました。主人は結婚したらすぐに子作りしたい、私は結婚式が終わってから、ということで計画的にしたいと私が言った結果なのか、その後、回数が減っていき、年明け1回したきりでハネムーンや結婚式に突入しました。何度か主人に聞いてみたら「子作りできないと思ったらなかなかする気になれない」と言われ、その後も「子供欲しいね」とお互いに意見はあうものの、行為には至らずでした。そしてカウンセリングへ行くことなども話し合いましたが、そのまま。去年秋から今年夏まで仕事の都合で単身赴任をしましたが、そう環境が変わってもレス状態。一緒に住み始めてから再度、その話をしたところ「自然に」と主人がいいそれに従うことにしました。が、結局それが原因なのか？2週間ほど前に彼の浮気が発覚しました。浮気期間がどのくらいなのかは、わかりませんがここ１－２ヶ月ではないかと思います。私も9月から新しい仕事を始めて、以前は主人と同じ会社だったので全く時間帯がずれてしまい、すれ違い気味の生活になりました。主人も忙しくて週末は一緒に過ごせるという感じでしたが10月後半から主人が出張や仕事で週末も出かけるようになりました。表情も暗く、会話も少なくなったので話を聞いてみると「愛情がないから子供をあんまり欲しくない」と言われました。が、特に別居や喧嘩をするわけでもなく、どうしたらいいかわからないといわれました。でも結局その1週間後に浮気発覚！出張に行くといっていたが何か気になり、夜中に荷物を開けてみてしまったんです。そしてその結果、浮気旅行だとわかりました。しかもその発見してる場面に主人も起きてきてしまい、怒られました。旅行へ予定通り出かけて2日後に帰宅、話をしましたが「愛情がない、やり直せない、一緒にいたいと思えない」これだけです。その後、家庭内別居状態・無視されて会話なし、食事もいらず、寝室も別になってしまいました。今も彼との元通りの生活を戻したく、あいさつをしたりしていますが無視されて帰宅も12時過ぎの毎日です。セックスレスから浮気へとタイトルにしましたが、この2年間、セックス以外の面では関係は良好でした。単身赴任で別居期間中も無事に過ごせましたし、旅行好きなので旅行もいったり主人の実家の近くに住んでおり関係もすごくよいです。夏には週末ごとに花火大会めぐりをしたり野球観戦にいったり、でした。なのでこの数カ月なのかなと思います。私も仕事の都合で出張が増えて週末しか帰ってこれなかったり、帰りが遅くて疲れ果ててしまったり、以前のように心の余裕がなくなってしまったかもしれません（実際に結婚して初めて、生理も2週間遅れた）。主人も会社で大変な業務を請け負っており、負担が多いのは夏から聞いていました。その疲れや癒しを家ではなくてよそに、求めてしまっているのでしょうか。私に今、できることってなんでしょうか。彼は、週末に家にいたくなかったと仕事だといって出かけていたようです。（前回の離婚前もそんな状況だったと聞いたことがあります。彼は9年くらい前に離婚歴があります。彼いわく、前回は前妻の家族との関係がうまくいかなかったということです。）
カウンセラー	赤松わこ
みとひさん初めまして、ご相談ありがとうございます。担当させて頂きます、赤松わこと申します。どうぞよろしくお願いします。みとひさんは、「どんなお気持ちで、このご相談を書いておられたんだろうな？」と思いました。ショックで打ちひしがれておられたのか、予想外のことに、どうしていいのか分らなくなっておられたのか、もしかしたら書きながら、涙が出て来てしまったのでは？と、そんな風に感じながら読ませて頂きました。「どこですれ違ってしまったんだろう」そう思われていませんか？ご主人は、「結婚したらすぐ子作りしたい」と言われたんですよね。その時のご主人のお気持ちって、どんなものだったんでしょうね？ご主人はみとひさんとの再婚に、とても大きな期待を持っておられたんじゃないんだろうか？と言う気がします。「こんどこそいい家庭を作ろう！」と、思っておられたのかな？そんな風に感じました。みとひさんはどう感じておられましたか？ご主人は前の結婚で、心に傷を残しておられた気がします。そのことをご自身が、気づいておられたかどうかは分りません。無意識に心の傷を早く埋めたくて、『家族』や『家庭』に強い思いを持たれたのかも知れません。結婚前や結婚当初、それらしい言葉を聞かれたことはありませんか？どんな理由であれ『離婚』と言うのは、少なからず心が傷つきます。数分に１組が『離婚』する時代でも、×イチはハンディにならない、と言われるようになっても、「失敗してしまった」と思う人は、意外なことに結構多いんですね。それを乗り越えて、「もう１度結婚しよう」と決断出来るのは、「この人とだったら、幸せな家庭を築ける」「この人だったら、自分も幸せになれる」そう思えるからだろうと、私は思うんですね。再婚への意気込みや、「早く２人の家庭を安定したものにしたい」、と言う思いを、強く持っておられたように感じるんですね。ご主人がそんな気持ちをもっておられたとしたら？「結婚したらすぐ子作りしたい」とご主人から言われた時、みとひさんは、「結婚式が終わってから計画的に」と言う、言葉で先延ばしにされていたでしょうか？多分ご主人の気持ちを、「嬉しい」と受け止められて、ご主人の提案に賛成されていたのではないかな、と思うんですね。すれ違いは本当に小さなことから始まります。最初はお互い気づかない程度の、些細なボタンの掛け違いが、大きな溝になって初めて見えてくるんです。ご主人は、ご自分の意気込みを分かってもらえなくて、がっかりされたのかも知れません。期待し過ぎて、肩透かしを食ったように感じたのかも知れません。みひとさんに伝わっていなかったのですから、みひとさんが悪い訳ではないんですよ。その点はご自分を責めないで下さいね。＞「子作りできないと思ったらなかなかする気になれない」と言われた時のご主人は、ご自分の気持ちを「分ってくれていない」と、少しいじけておられたのかも知れません。それでも前の結婚での心の傷に、ご主人が気づいておられたら、みとひさんに伝えることが出来はずですよね。ご自分で気づいておられても、「こんなことカッコ悪くて言えない」と、思っておられたら、分って欲しいと思っても言えなかったでしょう。もしかしたら心の傷のせいだと、全く気づいておられなかったそんな可能性だってあるんですね。自分で気づいていなければ、みとひさんに伝えることは出来なかったでしょうね。ご主人が気づいておられたか？気づいておられなかったか？は、１度じっくりその当時のご主人の、話されていた言葉を思い出して頂けば、みとひさんにも思い当たることが出て来ると思います。人は期待が大きければ大きいほど、失望も大きくなってしまいます。ご主人がみひとさんとの再婚に、大きな期待を持っておられて、最初のところで、上手く伝えられなかったことが、少しずつ溝を大きくしてしまったのではないだろうか？と言う気がします。みひとさんがご自分で振り返っておられるように、お仕事が忙しくなり、ご主人は淋しかったのでしょうね。元々男性は、自分の感情を扱うのは上手ではないので、がっかりしたとか淋しかったと感じても、なかなか言葉では伝えてくれない場合が多いです。ご主人の結婚への意気込みが強かった分だけ、「こんどこそ！」と言う思いが伝わらないと感じてしまうと、「やっぱり今度もダメなんだ」と、考え方は極端になってしまいがちなんですね。そんな思いが、浮気に繋がってしまったように思います。ご主人の浮気については、みひとさんもショックだったでしょうし、バレてしまっているので、ご主人も罪悪感でいっぱいですから、みひとさんに合わせる顔がなくて、「別れるしかない」と言われるんです。「もう１度やり直したい」と思われているのですから、浮気の問題を解決することも大切ですが、それ以前にご主人がどんな気持ちで、結婚生活を送っておられたのか？と言った、根本的な問題、どこですれ違ったのか？いについて、考えてみて頂けたらと思います。今は感情が不安定で、何をどう考えていいのかも分らないかも知れません。みひとさんの１人で、頑張って何とかしようと思われずに、よかったら私達カウンセラーにサポートさせて下さいね。この回答が、少しでも参考になれば嬉しいです。ご相談ありがとうございました。