誰もがバトンを渡している ~自己評価の難しさ&コーチの存在~

こんにちは。ビジネス心理学の担当、カウンセリングサービスの山田耕治です。
第二回目になります。よろしくお願いします。

□今日は自己評価の難しさ&コーチの存在がテーマです。

ご存じの方もいると思いますが、私は広島出身で、子供の頃から広島東洋カープの熱烈なファンです。

カープは今年も2年連続でセリーグの覇者となりました。年末の振り返りとしてもとても盛り上がった出来事です。

カウンセラーという仕事柄、カープのコーチの存在にも注目をしてきました。
今年で退団する河田コーチと石井コーチには感謝しすぎてもしすぎることはありません。

改めて、コーチの存在はとても大きなものだと思いました。

□コーチの必要性について

コーチはなぜ必要なのか?それが今日のテーマです。

一言でまとめると、自分のことは自分ではわからないからだと思います。

みなさんはどうでしょうか?

自分では自分のことは誰もわかりはしない、自分だけが知っていると思っているようなところもあるのではないでしょうか。

でも実際は周りの人の方がよく見えていたりするようですよ。

だからこそ、コーチがいる。

自分のことはわからないから、コーチが必要なんだと腹落ちする自分になることが
プロフェッショナルへの道かもしれませんね。

コーチの大切さを教えてくれることで、そうか、自分のことはわからないかもしれないなと思えるようになることを、
広島東洋カープの連覇は教えてくれているように思います。

自分は誰かに見てもらうことで、自分のことが見えてくる。
自分は誰かに話すことで、自分が何を考えているかを確認できる。

□我が家の出来事

実は我が家でもそのことを再確認する一つの出来事がありました。

それは10月末の運動会での出来事です。

私の長男が6年間で初めて、クラスのリレー選手に選ばれました。
家族としては大喜びなのですが、本人はいたって、クールな感じです。

運動会当日、高学年リレーは最終種目。
彼は最終走者、アンカーの一つ手前の担当でした。
3番でバトンを受けとった彼は、狭い校庭のコースを懸命に上位の2人を追いかけます。
つかず離れず、最終、アンカーに無事にバトンを渡すことができました。

そこからがドラマなのですが、彼のバトンを渡したアンカーが見たこともない俊足で、みるみる2人を抜き去り、
あっという間にトップでゴールしたわけなのです。

会場は盛り上がりは最高潮。あちこちで、アンカーの名前が口ずさまれています。
「すごいね、すごいね。」
興奮さめやらぬ中で運動会は終了しました。

□私の評価と長男の自己評価

私は長男はとても素晴らしくいい仕事をしたと思いました。
リレーでは勢い余って転倒する人やバトンのタイミングを外してしまう人などがいます。
そんな中でしっかりと自分の仕事ができたと思うのです。

「いい仕事をしたな。立派だった。」、私はそのことを伝えました。

でも長男、本人の評価はそれほどでもないのです。
「あれは、あいつが走ったから、、、、。」

「えええ、そんな、、、、、。」

そんなふうに思うのも無理もないかもしれません。
確かに、ぶっちぎりで、無理だと思えるような逆転劇を起こしたアンカーが、目の前で、みんなの賞賛を得ているわけです。

子供たちの評価はとてもわかりやすく、一元的です。ある意味残酷です。

4年生の次男でさえも、長男のことは全くの評価の蚊帳の外。
バトンを渡した長男のことを覚えている人もいないのではないかと思うのです。

しかし、親のひいき目を除いても、客観的にいい仕事をしたと私は思うのです。
でも彼の自己評価は違います。目立つ活躍したアンカーに比べ、大したことのない自分。

「おまえは大したことはない。」そんなふうに自分で自分をジャッジしてしまうわけです。

そのようなことがどんどん潜在意識に積み上がっていくわけです。

「おまえは大したやつなんだ。」、客観的に見える誰かがそれを叫ぶ必要があるのだと思います。

□仕事の中での自己評価

仕事もそうですが、確かに目立つ仕事をする人もいます。

でも、その人が活躍できる場をつくる仕事やその人にバトンを渡すような仕事も大変立派な仕事だと思います。

でも子供たちだけでなく、私たちも見えやすいところ、目立つところにフォーカスしてしまいがちです。
しかも、そのことで、自分が自分の評価を低めることをやってしまうようなことがたくさんあるように思います。

□自己評価の難しさとコーチの存在
自分の評価は難しい。それをカバーするコーチの存在は大切だと思います。

目立たなくても、誰もがバトンを渡しているのだと思います。

私は長男に輝いて生きてほしいという名前をつけました。

いい仕事をして、バトンを渡すことは相手を輝かせることができたと思います。

自分が輝いていると思えなくても、彼のコーチとして、私は伝えたい。

誰かを輝かせることで君は輝いている存在だ。おまえは大したやつなんだ!

□最後に

あなたもきっと誰かにバトンを渡しています。

だから、必ず輝いている存在なのです。大したやつなのです。

来年も伝え続けます、叫び続けます、私が見える真実を。
なぜなら自分では自分の評価は本当に難しいから。

河田コーチや石井コーチにたくさんのことを教えていただきました。本当にありがとう。

そして、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

□今年最後のビジネス心理学

今年最後のビジネス心理学になりました。
来年は1月10日から開始となります。
来年もカウンセリングサービスがお送りするビジネス心理学、よろしくお願いします。

皆様、よいお年をお迎えください。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

山田 耕治

1967年広島県呉市生まれ。早稲田大学法学部卒。家族は妻と小学生の息子3人。 恋愛、婚活、夫婦、家族、職場等、対人関係全般が得意。 臨月で子を亡くした喪失体験が人生に大きく影響し、18年勤めた会社を退職、心理学を学び直し2010年プロカウンセラーに。現在はサラリーマンとのWワークを推進中。