どうしたらいいか分からない

相談者名
かおり
20歳で学生です。親元を離れて一人暮らしをしています。親と自分とどう向き合ったらいいのかわかりません。
悪いことをしたら頭を叩かれていました。躾の一環として普通の範囲です。小学校中学年の頃、私はクラスメイトの男の子を叩いたり蹴ったりといじめていました。周りの子に咎められても続け、担任にみつかり怒られている中で母に叩かれている事を言いました。学校に母と呼び出され、母と先生の二人で話し合って母に泣いてもう叩かないからと言われました。その後も気の弱い子の帽子を勝手にとって早く来ないと帽子を水たまりにつけるよと言ったりと(本当に実行はしませんでした)意地悪なことをしていました。当時の私はその子と友達だと思っていました。今、そのような事はしないし、我ながら最低と思うけど、その時の私がどうしてそんなことをしていたのか分からなくて、分からない自分が嫌でこわいです。今も自分で自覚はないけれどそういったことをしているのではないかと不安です。友人からはたまに一言多い、相手を傷つけることを言っていると言われます。ただ、それがどれなのか分かっていません。分かるようになりたいのですがどうしたらいいか分かりません。
また、実家を離れてから昔の親にされた嫌だったこと、理不尽だと感じることを思い出してたまに苦しくて泣いてしまいます。今の親との関係は悪くないしむしろ実家に帰った時は楽しく話しています。今、親に仕送りをしてもらってるおかげでバイトをする必要なく過ごしています。親に恵まれた環境にしてもらっています。小学生の頃から年に一度は母が学校に呼び出されるような問題を起こしていたので、私はダメな人間であることは分かっているのですが、どこがどうだめなのか向き合うことができません。高校生になってからテスト中に漏らしてしまいました。その後も何度か漏らしてしまい母に何度も泣きながら怒られました。私が早くトイレに行けば良いことなのに、そうするとたまにかなりの頻度でトイレに行く事になりそれが嫌で我慢してというサイクルで、自分が悪いと分かっているのに何故か改善できません。高校生の頃から今も授業中にかなり居眠りをしてしまいます。これも改善できません。どうしたらいいですか
カウンセラー
赤松わこ
かおりさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

今は親元を離れて、1人で学生生活をされているんですね。
家族と離れてみると、逆に今まで気がつかなかった色々なことが、
見えてくることがあります。

家族のありがたみとか、自分が大切にされていることとかね。
一方で家族と一緒にいた時には、見ないようにしていたことに、
1人になってみて改めて気づくこともあるんですね。

>実家を離れてから昔の親にされた嫌だったこと、理不尽だと
感じることを思い出してたまに苦しくて泣いてしまいます。

↑こんな風にかおりさんが感じるのも、小さい頃から我慢していて、
嫌だと口に出すことが出来なかったり、理不尽だと感じていたことを
分かってもらえなかったから、今苦しくなっているんだろうと思います。

かおりさんが小さい頃から、躾として「悪いことをしたら頭を叩かれていた」
と言うのは、お母さんご自身もかおりさんのことを思って、キチンと育てよう
と言うお気持ちでのことだったのだろうと思います。
でも、小さな女の子にしてみれば、怖かったでしょうし悲しかったでしょうね。

子供はみんな、親に褒められたいし可愛がられたいんです。
だから「いい子でいなきゃいけない!」と頑張ってしまいます。
でもなかなか上手くはいかなくて、怒られたり叩かれたりすることもあって、
何度も怒られて叩かれる自分って、「私はダメな子なんだ」と思ってしまっても
無理はなかっただろうな・・・と思うんですね。

小学校の時のことも、嫌なこと辛いことを我慢していた小さなかおりちゃんは、
自分で自分の苦しい気持ちを受け止めることが出来なくて、イライラしたりして
他の子にぶつけてしまっていたのかも知れません。
子供の場合、自分自身の気持ちがよく分からないので、自分が抱えている感情を
上手く発散出来なくて、他の人に当たってしまうことがよく起きるんですね。

かおりさんは、「自分はダメな人間だと分かっている」と書かれていますが、
私は「そんなことはない」と思います。

私達は(誰でも同じですが)、小さい頃どんな風に育てられたか?によって、
物の見方や考え方に大きな影響を受けるんですね。
その中でも、【自分自身をどんな人間だと思うようになるか?】と言う部分は、
その人の生き方に最も大きな影響を与える、重要な部分です。
心理学では【自己肯定観】と言います。
自分が自分のことを、「ダメな人間だ」と思ってしまうのは、自分に対して
厳しい目を向けていると言うことなんですね。

かおりさんは、「お母さんに心配をかけたくない」思いが強いのでしょうね。
だから「チャンとしないと!」「きちんと出来なければ!」と言う思いが、
強くなって、出来ない自分にどんどん厳しくなってしまったのかな?
かおりさん自身が、自分のいい所をもっと見てあげて欲しいなと思います。
小さい頃に感じた辛さや苦しさが、今もまだ心の中に残っていて、【心の傷】
になってまだ痛みがあるのでしょう。その傷も癒してあげることは出来ますよ。

今抱えている問題を解消することは、難しいことではありませんよ。
よかったら私たちカウンセラーに、お手伝いさせて頂けたら嬉しいです。
【心の傷】を癒して、もっと楽にかおりさんらしく生きていけますように!
この回答が、少しでもお役に立てれば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。