義両親から受けた心の傷

結婚前から義両親の，私や私の両親に対する態度に明らかな見下しや差別意識が感じられ，精神的な嫌がらせを受けて参りました。
実両親は共々現役でお仕事をしており，友人や同僚，お得意様にも恵まれ，謙虚で
よく出来た人だと慕われる存在です。また私自身，医療関係のお仕事につき，上司や後輩からお墨付きで頼りにされ(たとえ職場を変わっても戻ってきて欲しいと直接連絡が入るくらい）トラブルを起した所以もありませんし，人間関係も良好でした。
それにも関わらず，義両親はすべてご自分たちの思い通りに進まないとヒステリックに怒鳴り込んで来ては「しつけがなってない，育ちがお粗末，貧乏ひまなし，嫁側の両親はしゃしゃり出るな，嫁は家でしつけ直すからあんたらは用なし・・・」などと失礼極まりない言動が目立ち，私も実両親もただ一言も返せず，心にしまいこむ日々でした。

結婚して主人のお仕事の都合でやむなく私は退職しまして，今は実家から遠方の場所に暮らしておりますが，周りには知り合いもおらず，またすぐ懐妊して新しい地域に慣れる間もなく出産，子育てへと自然の流れで暮らしておりまして，余りの環境の変化にくわえ，ただでさえ一人の子育ては重圧が掛かるのに（主人はお仕事が忙しく，家事育児の協力はほとんど得られない状態）「嫁には日々報告義務がある，年金暮らしの年配者を立てて援助する義務がある，父の日母の日，お誕生日，お中元お歳暮を献上するのはあたりまえ，遠方でも法要や盆暮れ正月は必ず義両親宅に集合するのが務め，実両親には金輪際頼ってはならない，息子（主人）にもお仕事に影響があるから頼ってはならない，子育ての責任はすべて嫁の責任，気を抜くな，手を抜くな，息子（主人）や孫（子供）のことを優先させろ，体調を崩すなんて気が弱い，肝っ玉が小さい，神経質すぎる，そんなことで母親やってられるか，母親失格，あんたじゃあ話にもならん，将来の（義両親の）介護はあんたに一任する，義大爺さまのお世話をしに帰ってくるのが礼儀だ，もっと礼節を弁え（義両親に）仕えろ・・・」
とにかくいつも一方的で直接私にこれらの言葉を投げつけ（主人がいないときや電話などで）主人に対しては「(嫁を）娘として大切に思っているし，大事にしてきたつもり，夫婦仲良く暮らしていければそれでいい」などど全然違ったことを言っている始末です。

主人に包み隠さず今までの経緯をお話したことがあったのですが，「両親に限ってそんなことはない，悪く取りすぎではないか，そういわれるおまえにも落ち度があるのでは」と請合ってもらえず，義両親の話になると主人の機嫌が悪くなるため，それ以上はいえない状況でした。
実際私は義両親の言われたとおり贈り物を献上し，金銭面での援助をし，一言も言い返さず，常に頭や腰を低くして「申し訳ございません，すみません・・・」と繰り返し，義両親にお仕えしていますが，どうも理不尽で仕方ないのです。
誰にも頼らず家事や子育てをしている私は悪くないと思いますし，いくら義理の両親とはいえ，実の両親を蔑ろにされてまでお仕えする必要があるのか，嫁には必然的にそういった義務が生じるのかすら理解できないのです。
抑うつ状態でどうし様もなくなってきた今，私のからだは痩せ細り(38キロ155センチ）無月経，慢性の肩こりや頭痛，胃痛，腰痛，関節炎，めまい，呼吸困難，動悸など自律神経も狂い始めており，限界が来ています。
四面楚歌の状態でどうしたら私は救われるのでしょうか。
子供のためにも私自身元気で明るくいたいです。このままだと鬼になってしまいます。
義両親のこと（詮索干渉抑圧態度）さえなければ，親子三人仲良く幸せに暮らしていけると思うのです。それとも根本的なことから私自身を強くしていく必要がありますでしょうか。ご厚誼いただけますでしょうか。宜しくお願い致します。

乱文，長文お許しください。

とても辛い思いをされているようですね。
正直に言えば、よく今まで耐えてこられたな・・・なんて思います。
それくらいしんどい状況に自分を置いていらっしゃるようです。

ただ、日本の古い家庭や地域では、義理のご両親のような考え方をするところも多く残っていて、特に都会から地方に移り住まれた方から、冴希さんと同じようなご相談をされることが少なくありませんね。

相手を変えることは難しいですから、まずは自分自身の心を見つめていくようにしてみましょう。
もし、自分自身が一杯一杯で限界だと感じたら、誰かを頼ることも必要だと思います。
無料の電話カウンセリングなどもありますから、合間の時間に利用してみて、自分の心をケアすることを大切になさってくださいね。

そうして、まずは心に少しばかりの余裕を作ってあげましょう。
自分に余裕がなく、自信もないと、盲目的に従うほかなく、奴隷のような毎日を過ごしてしまいます。
おそらく、ご両親の要求も年々厳しくなるでしょうし、認めてももらえない苦しい状況になりますよね。
そして、不満や怒りが心の中に溜まると、本当に体まで悪くなってしまいます。
今の状態を最後の方に書いてくださいましたが、体をいたわってあげることも大切なことですから、無理せず病院に行ってくださいね。

その上で、改めて自分自身を成長させてあげる必要があるのかな、と思います。
結婚されてから、随分と精神的に鍛えられたところはあるかと思いますが、心の中心にしっかりとした軸（＝自信）を付けてあげたいですね。
自分は正しい、と強がるとご両親とけんかになってしまいますから、自分にとって何が幸せなのか、を考えていくことが何よりも大切だろうと思います。

そうすると、ご両親がなぜ、そのような要求を繰り返すのかも見えてくるようになるんじゃないかと思うんです。
それだけでも、関係性を変えていく効果が出てくるものです。

今の自分を変えていくことはとても勇気のいることかもしれません。
でも、お子さんのためにも、家族のためにも、一度心に余裕を作って強くなってみる必要があるかもしれませんね。
それは相手に対して強く出るだけではなく、もっと大きな心でご両親を包み込んであげることにもつながります。
もし、そうして自分が変化していって、あの義理のご両親が相好を崩して感謝してくれるシーンにめぐり合えたとしたら、どんな気持ちになるでしょうか？

それを目標にチャレンジしていくことは、冴希さんの人生により充実感と満足感をもたらしてくれるものではないかな、と思います。
そんな途方もないことを・・・と思われるかもしれませんが、冴希さんがその気になれば、きっと実現可能なことだと思いますよ。

まずは何よりも体や心をいたわることを優先してみて下さいね。

ありがとうございました。