友達について - カウンセリングサービス心理学講座

相談者名	Rain
こんにちは。高校2年生のRainといいます。自分の気持ちを書くのは難しいので、わかりにくいかもしれませんが相談よろしくお願いします。私の学校の友人はとても気分屋で、元気なときはとても楽しく、甘えん坊なくらいなのですが、機嫌が悪いと不貞腐れていて、話し掛けても答えてすらくれません。珍しく答えてくれたと思っても、どうでも良いと言うような返答、もしくはきつい口調でしか答えてくれません。なので、こちらから話し掛けることはあまりなくなってしまいました。私の話が面白くないのかも…とか、気に障ることを言ったかもしれない、と思い怖くなってしまったのです。元々口下手なので、うまく話せないという私の中の意識のも手伝ったかもしれません。それに、頑固で自分が思ったことは例え間違っていても強く押し通して私の話を聞かないのに、こちらが間違えた時は馬鹿にしたような(笑ったりするのではなく、本当に心から見下しているような)言葉や表情を投げられてしまいます。あまり自分の意見を押せない私はいつも、苦笑して流してしまいます。一緒に居るのは疲れてしまいました。また、彼女も私に対してイライラしているようで嫌われているように感じます。けれど、離れていくことはないのでどうしたらいいかわからないのです。私も仲違いしたいわけじゃありません。本当にその子といて楽しいと思ったこともたくさんありました。それでも、彼女は明るく活発で、暗い私とは対照的な人なので友達も多く、いつか離れていってしまうんじゃないかと不安もあります。私は臆病なので直接「そういう態度が嫌だ」とも言えません。そんな部分も彼女にとって気に入らないところなのかもしれませんが。そして、そんなストレスが原因なのか、このところあまりしていなかった自傷行為が酷くなっています。手首を切ったり、自分の頭や腕を殴ったりしてしまいます。息が詰まるような感覚に襲われて、痛みを感じないと治まりません。愚痴を言っているようになってしまってごめんなさい。友達とのこれからについて、アドバイス頂ければと思います。失礼致しました。
カウンセラー	高橋大
Rainさん、はじめまして。高橋　大といいます。ご相談ありがとうございました。Rainさんはとてもやさしい人ですね。嫌な言動をされても、お友達のいい所を見ることができるのですから。嫌なことをすぐに嫌だとぶつけてしまうお友達よりある意味強いと思います。同時に、よく物事を観察されていらっしゃいますね。とても克明に状況が伝わってきました。そしてなにより、文章がお上手ですね。知性の一端を垣間見た気がします。高校2年生でこれだけ書けるのですから、将来がとても楽しみです。と、この短いご相談の中からもRainさんのいいところが伝わってくるわけです。 RainさんにはRainさんにしかない魅力があるということに、気づいて欲しい、と僕は強く思います。お友達はもしかしたら、周りを明るく照らすような魅力を持っているのかもしれません。でも、内面から放たれる真摯なあり方に美を見出す人も多くいます。 Rainさんは、Rainさんらしくあればいいのです。息が詰まるような感覚というところから、強い怖れの感情を感じているのだと思われます。見捨てられる怖れ、というのが一番適切かもしれません。それは多分壮絶なもので、生きているという実感を奪いかねない程の、辛い感覚じゃないかと思います。痛みを通して実感を取り戻さなければいけない程の。セラピーを通して怖れを癒し、現実を変えてゆくことはできますが、それよりも Rainさんには、自分の価値を認めて欲しいな、と思います。もったいないから。自分の価値を認めることにより、自分に自信が付いてゆきます。自信が付けば、自分を侮辱することを人に許さない自分になれるので、この問題は解決します。「そういう態度が嫌！」というには勇気がいるし、すごく怖いですよね。そこに力を入れるのではなく、自分のあり方を自分で認められるよう、自らの魅力を磨いていってください。そうすれば、お友達の攻撃性を寄せ付けなくなることでしょう。当社のカウンセラーは、その人のいい所を見つけるのが得意な人が多いです。良かったら電話カウンセリングを使ってみてくださいね。ありがとうございました。