お局が怖い

相談者名
あゆ
初めまして。先輩の一人(Sさん)が怖いです。私は事務として働いているのですが、相手の伝達不足によるミス、些細なミスでもSさんに呼び出され、社長や社員の前で怒られます。怒られる仕事内容はSさん担当で彼女の手が回らない時に頼まれる慣れない仕事。(1ヶ月に1度あるかないか)彼女は最年長で周囲の信頼が厚く私が無能なのだと思われているでしょう。実際に減給された事もあります。他の社員に怒らない理由を聞いた所、同じように接している。厳しいと思うならお前の力不足、自分の意見を言わないせい、などと要領を得ません。先輩後輩が同じミスをしても私だけ怒られます。
確かに私は社会人経験2年未満で未熟です。しかし、
・社会人として全然駄目、絶望した、あえてあなたに任せているのに全然できないと人格否定
・仕事を頼まない事だってできると脅迫
・いつもミスをする、失敗が全然減らないと努力否定
・教えたはず と自分のミスを認めない
・何でもすぐ聞くな。考えて仕事をしろと言ったと思えば考えてもミスしたら意味が無い。聞きに来いと矛盾する
・人の気持ちに立って考えろ、怒りたくないのに何で怒るか解っているのかと責任転嫁、前向きに答えると「開き直られても困る」
等と言われ続け、Sさんに名前を呼ばれるだけでびくびくします。
悩みは聞く等優しい事も言いますが、上司に怒られて落ち込んでいた日、帰りにSさんから元気出た?というメール。励ましかと思い、お礼とミスの原因、その場合の対処の質問を送りましたが返信は社会人として駄目、考えれば解るという内容で質問に対する解答は無く傷口を抉られる思いでした。
また社の方針等で自分が損害を被りそうになると私が可哀想と引き合いに出し上に意見。でも私が損をしてもSさんは得になる状況ではあなたが意見しろと言い、都合のいいように利用されているようで納得いきません。
自分だけを糾弾し、人格まで否定するのはモラハラだと言うも曲解され、会社は仲良しクラブじゃない。接し方を変えるつもりはないとか、あなたの力量不足を棚に上げて私に意見するのは我侭。傷つく。など私の気持ちは伝わりません。
私が怒られても対処はされず他社員が便乗して怒る事もあります。
自分を否定され続け、人間不信になりました。昨今は就職事情が厳しく辞める勇気も出ません。
カウンセラー
深澤三津子
あゆさん、はじめまして。
カウンセラーの深澤三津子です。

あゆさんは、先輩による不当と感じてしまう扱いに困っているようですね。
一体いつから、S先輩とは、悩める関係になってしまったのでしょうね?

そこで、質問があります。

あゆさんが、S先輩に、先輩としての点数をつけるとすれば、
何点をつけるでしょうか?
ちょっと考えてみてください。

実は、この点数が、S先輩に対する、あゆさんの部下としての点数なのです。

さて、いかがですか?
S先輩に、あゆさんは、何点をつけますか?

あゆさんは、自覚されている通り就職2年目で、
今は、仕事に対して、職場に対して、依存期です。
管理職になれば、自立期に入りますので、
それまでは、S先輩は、あゆさんとの立場が真反対になります。
立場が違えば、考え方や言動も変わってきます。

S先輩の立場からでは、後輩を育てるために、言いたくない事まで言って指導し、
時には、性格など人間力に関する事柄まで、指摘せねばならない時もあります。

こういう人に嫌われる事をいう人は、会社にとっては、社長が言わない分、
とてもありがたい存在で、せめて報酬や役職で評価しようとしますが、
社員からは、うるさいお局などと言われ扱われ、けむたがられ、
いづれ、その役割をやり続けているのにも疲れてしまい、
疲れ果てた頃には、人間関係もないことに気づき、
とても虚しくなったりするものです。
これが、お局様の心情です。

普通は、人間力まで口出しするのは、ご両親ぐらいですね。
ところが、あゆさんには、S先輩が、
この領域に入り込んできているように感じているようです。

あゆさん、一体、S先輩には、どんな先輩になって欲しいのでしょうか?
あゆさんにとって、S先輩には、どんなふうに接し、どんなふうに話し、
どんなふうに関係性を築いて貰いたいのでしょうか?

それから、あゆさんは、S先輩にとって、
どんな後輩でいたいと思っているのでしょうか?

仕事は、ここに関わる人々が、会社のために利益を生み出す事を目的に、
自分を与える場所です。
そして、それを与えたお返しに、報酬を受け取っています。

あゆさん、あなたは、会社に何を与えていますか?
あゆさん、あなたは、会社に何を与えていきますか?

あゆさん、会社というのは、色んな人がいて、
それそれの人の才能が合わさって、作り出されている組織です。
そこには、いろんなタイプの人がいて、人間関係も様々でしょう。

もし、この会社を辞める気がないのであれば、
ぜひ、この会社があなたの愛するパートナーだと思って、
与えてみて貰えませんか?

愛するパートナーに、どんな事をあげれば、喜ぶのでしょうね?!

S先輩に言われた通りになるのが、S先輩と上手くいく秘訣ではありません。
S先輩が望んでいるのは、あゆさんが、この会社を愛する姿勢なのです。

あゆさん、会社というのは、依存期の社員に、
「もっと出来る事をしろ、もっと結果を出せ」とは、管理者サイドも望んでいません。
もちろん、こんな事を、まだ仕事を覚えたての時期に望まれても困りますね。
それは、管理者達にも、依存期があったわけですから、
その事は、よくわかっていると思います。

でも、いずれ、自立して貰うためにも、あゆさんのように、
どうすれば、先輩の想いに答えられるかと反応してくれる社員には、
その人を育てるためにも、厳しくなったりします。
でも、依存期には、それが辛く感じたりするのですよね。

あゆさん、あなたは、出来る人なのです。
あゆさん、あなたは、あなた自身を、出来る人だって、信じてあげてますか?
自分自身を愛してあげてますか?

あなたは、あなたをパートナーに選びますか?

あゆさん、あなたは愛される人であり、たくさんの愛を与える人なのです。
ぜひ、会社を愛し、S先輩を大切に思えるまで、
与えて与えて与えていきましょう!!
与える事こそ、全ての関係を良くなる方向に変えていく抜け道なのです。

あゆさん、あなたにとって与えるとは、その人の望みどおりになろうとか、
良い事をしようとか、という事ではありません。

あゆさんが、してみようかな、してあげたいナーと考え、
失敗を恐れずに、やってみる事です。
きっと、あゆさん発信で、やり始めたら、それが失敗しても、
S先輩も喜んでくれると思いますよ。
きっと、S先輩のような人は、その失敗を一番受け止めてくるとも思いますよ。

さあ、あゆさん、与える人になりましょうね!!

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