会社での人間不信

相談者名
ぽえまる
こんばんは。いま、営業の仕事をしています。徒歩にて外回りの仕事です。
去年、2ヶ月という急ピッチで終わらせろと指示された地区に、年が明けて、もう一度、回ってくれと再指示を受けました。同僚たちには、ほかの新しい地区を担当させているのに、私だけ仲間はずれのような扱いです。私は、それを上司からのいやがらせだとかんじました。そのうえ、事務員の二人が、あることないことを上司に告げ口し、真実かどうかわからないことで、ちょくちょく、上司からの呼び出しを受けました。同僚のいる目の前で、呼び出されます。
上司から聞かれるのはいつも同じで「君を信用してるから、本当のことを言ってくれ。じゃないとこまるんだよね」だけで、私が、正直に申し上げても信用されていないようでした。この言葉が出てくるあたり、私は、いままで上司や会社を信じていた自分がばかばかしくなってしまいました。
その証拠にしつこく「念]を押すのです。
そのあげく、途中で雇用条件が変わったことを[士気につながるから]という理由で、私たちに黙っていました。

それらのことが重なり、会社では誰も信用できなくなりました。担当した地区の方も誰も信用できず、ストレスと過労から体調を崩していて、いま、会社を休んでおります。
そんなときにこちらのサイトを知りました。ストレス度を測る心理テストは、平均75ぐらいで内容も当たっています。エクササイズも試してみましたが、あまり効果ないように思えてなりません。
会社のことや、仕事のことを考えると、体調が悪化するまでになりました。

こんなとき、どうすればよいのでしょうか?
一刻も早く、なんとかしたいけど、無理をすると、自分が自分じゃなくなるような不安と、いろいろな不安を感じます。

長々と、まとまっていなくて、申し訳ありません。

カウンセラー
高橋 大
ぽえまるさん、はじめまして。高橋と申します。
ご相談ありがとうございます。

とても苦労をされているようですね。私もかつて営業の仕事をしていたことがあるので
その大変さを少しはわかるつもりです。同僚と違う扱いを受けるということが営業に
とってどれほど精神的な苦痛か、それは営業をやった人にしかわからないかもしれません
よね。

2ヶ月で終わらせろと指示されたことから始まり、地区の仲間はずれ、上司のいやがらせ、
事務員の告げ口、いわれの無い疑い・・・、

これらの事に対して、ぽえまるさんはすごく怒っていらっしゃるように感じました。

感情というものは、わかっているようでいて実際に自分の感情をわかっていないときも
往々にしてあります。そこでより良い状況に変えるためにできることはとてもシンプルで、
かつ限られています。それは、その感情を認め、受け入れること。そしてそれを踏まえて
行動することです。認めて受け入れるまでの過程は個人的な範疇です。するにしろしないに
しろ、その選択は現実に現れてきます。
体調が悪化するまでになった現実、まず前提としてぽえまるさん自身が怒っているという
事実を受け入れるところから始めてみてください。その後からどうすればいいのかを考え
ましょう。

今ぽえまるさんに求められていることは、現在起きていることを自分のためにもっと広い
視野で見ることのように思います。

確かに上司や事務員の態度は不愉快です。それは私も同意します。でも今は彼らのことを
考えるのではなくて、この現実を通して、「より良い自分」になるために今、何をしたら
いいかを考えるという発想が寛容だと私は思います。

ぽえまるさんの心を支配していいのはぽえまるさんだけです。だからこそ、上司や事務員
に心を支配されている現実を変えましょう。心の支配権を取り戻すんです。そこには
シンプルな図式ができます。心を支配しているのはぽえまるさん、そしてその上にいるのは
上司ではなく「完璧なより良い自分」です。

人生というものは「完璧なより良い自分」に近づくまでの過程です。その過程の途中で、
上司や事務員が現れただけなんです。それはぽえまるさんの崇高な精神的成長への過程から
見れば、ほんの石ころみたいなもののはずですよ。

こう考えると可笑しくはないですか?
笑う事はとても大切です。
具体的な行動として、毎朝鏡の前で笑顔を作ることを提案します。
表情は自分の意志でどうにかできます。でも感情は自分の意志ではどうこうできませんよね。
そうだけど、表情によって感情を調整することはできるんです。

意識的に笑顔を作ることから感情的な変化がおこることは事実です。
だから笑顔を。それでも辛い時は、もっと笑顔を。

笑うことにより、職場内での同僚等の態度が変化することは間違いありません。

ぽえまるさんの現在に、幸せな変化が訪れることを望みます。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。