複数の女性と浮気する心理~飢餓感と見捨てられる不安~

浮気だけならまだしも、浮気相手が複数いるとなると、どうしてそんなことをするのか理解に苦しみますよね。

常に複数の人と浮気してしまうのは、見捨てられてしまうのではないか・・・という不安からであることが、多いのです。孤独がとても怖いのです。そして、愛情に対する飢餓感があるのだけれど、自分が愛されるということに自信が持てないということも原因にあります。

やっていることは、複数の人と浮気ということなので、彼らの中にある不安や孤独感、愛情に対する飢餓感になかなか気付くことはできませんが、彼らは常に怯えているのだと理解してあげて下さい。浮気を繰り返すので、一見自信満々に見えます。ですから彼らが自信がないということも、なかなか理解しにくい部分ではありますが、一人の人と愛情を育んでいくことに、とても臆病なのです。

◎リクエストを頂きました◎
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(一部を編集させていただいています。)
常に複数の女性と付き合う男性の心理はどう理解すればよいのでしょうか。
夫と結婚し、1年が経った頃、夫の浮気に気付きました。それも4人と付き合っていたのです。
このサイトのおかげで、私も自分自身の人生を見つめなおすことができ、様々な気付きがありました。いざとなったら自分の幸せのために別れればいいと考えていますが、現時点では夫は離婚する気は無いと言います。私も、できることなら、ずっと一緒にいたいと思います。

しかし、今後も夫の浮気に敏感になって、疑い続ける生活を続けるのはしんどいとおもいます。
夫は今までにもずっと、女性とこのような付き合いをしていたようです。彼の気持ちをどう理解すればよいのでしょうか。複数の女性と付き合う男性の心理を、解説していただければと思います。

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リクエストいただいた方のように、パートナーが複数の女性と浮気を繰り返すという悩みを持っておられる方は、結構多くいらっしゃいます。
なぜ浮気するの?という疑問と共に、どうして複数なの?という疑問が出てきますよね。
しかも、こういう場合、だいたいは浮気したご主人は、奥様と離婚する気はないとおっしゃいます。
奥様のことを愛しているし、家庭を壊すつもりはないのだけれど、どうしても浮気をやめることができないのです。
しかも、常に複数の女性とお付き合いしていないと、不安に襲われたりもするのです。

このタイプの男性の深層心理をみていくと、「愛情に対する飢餓感」にいきつくことが多くあります。
例えば、幼い時に両親から大切に扱われなかった。父親が浮気を繰り返していた。両親が離婚した。など原因は様々ですが、十分に愛されたという感覚がなく、常に自分へ向けられる愛情に飢えている状態なのです。
常に愛情に飢えていますから、例え誰かから愛情を貰えたとしても、「見捨てられたらどうしよう」と不安を抱きます。

結婚して生涯の伴侶を得ても、「いつかは、見捨てられるのではないか」という不安を抱えていて、孤独になることに強い不安を抱いているのです。
常に抱えている「見捨てられたらどうしよう」という不安を解消するために、保険として常に浮気相手を必要としているわけです。
保険があるので、例え一人に見捨てられたとしても、次があるので大丈夫と思っているのです。
常に複数の女性とお付き合いしているということは、それだけ見捨てられる不安が強いということになりますね。

見捨てられる不安から、複数の浮気相手を必要としているのですが、このことが更に見捨てられる不安を増強させます。
「浮気を繰り返している俺は、いつか見捨てられる」という思いになるからです。
それなら、浮気をやめればいいのにと思うでしょうが、愛されない、孤独になる、見捨てられる不安が強いので、どうしても浮気をやめることができないのです。

このタイプの男性は、自分では気付いていませんが、自分には愛される価値がないと思っています。
幼少期にあったつらい体験からか、ひどい失恋をしたからか、原因は様々ですが、自分には愛される価値がないと思う経験があり、そんな自分自身を愛せないのです。
ですから、いくら自分を愛してくれる生涯の伴侶を得ても、その愛情が信じられなくて、不安に襲われるのです。

不思議な事に、このタイプの男性をパートナーに持つ女性は、とても愛情深い方が多いのです。
彼らが愛に飢えていることを、本能的に知っているからかどうかはわかりませんが、とても愛情深く、彼らを一途に愛してあげることができます。

彼らの心に傷があることを、察知しているのかもしれませんね。
でも、問題は彼ら自身にあります。
いくら、パートナーが彼らに一途に愛情を送り続けても、その愛情が信じられなくて、不安に襲われるのですからね。
彼らが愛情を信じられるようになる為には、「自分には愛される価値がある」と、自分に自信を持つことが大切になります。

もしも、自分が愛情を受け取るにふさわしい人間だとわかったら、誰かから与えられた愛情を彼らは受け取る事ができるようになるのです。
そして、友人やパートナーから与えられる愛情を感じることで、見捨てられる不安が少なくなっていきます。
とは言っても、彼らの行動は、結果的に相手を傷つけてしまうことが多いですから、現実的に見捨てられることが多くなってしまいます。
そうすると「ほら、やっぱり俺は見捨てられるんだ」と、見捨てられる不安が強くなってしまうのです。

こういう男性をパートナーに持つ女性がしてあげられることは、彼らに自信を持たせてあげること。
そして、彼らを愛し続けてあげることです。
ただ、自分が傷付いてボロボロになってしまうまで、頑張る必要はありません。

彼らが自分の見捨てられる不安や、愛情に対する飢餓感に気付いて、その問題に向き合ってくれることが、一番いいのですけどね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大門 昌代

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。