執着と依存について

相談者名
きき
6年間付き合ってきた人がいます。
当時彼は10年間別居していて私も結婚していますが現在は別居、離婚もほぼ確定しています。
2年前に彼から行き付けのスナックの女と関係を持ったと言われました。
その相手が子供を産んでもいいと彼に言ったそうです。
私は彼と付き合い始めてから病気が見つかりもう子供ができません。
それもあり、子供がどうしてもほしいと言う彼を強く責める事もできず、別れることもできないままここまできました。相手は×1で小学生の子供がいますが、偶然にも彼の家と数分の所に住んでいたこともあり、店が終わると毎日彼の家に来て休みも帰らなくなり、子供は実家に預けたままになりました。
その状態でも彼が相手を突き放さなかったことは本当に理解できません。
ただ、相手は何かあると激高し、暴言を吐き、暴力的になり、包丁を持ち出す、脅す、騒ぐ、玄関の鍵を壊し警察騒動・・別れようと言えば何をするかわからないのでどうすることもできないと何度も言われました。
去年妊娠、中絶をし、今また妊娠しています。
私とは面識があり、存在を知った後どうしても子供がほしいと彼に言い続けたそうです。
この事を知り私も耐えられなくなり相手と再度話をしましたが、普通の状態から豹変した様子も目の当たりにし恐ろしくもなりました。
事情があり手術するはずだった相手は手術当日に「死ぬ」と病院を抜け出し(3回目)彼は私に「子供がほしいと思う気持ちを捨てきれない。
必ず戻るから待ってくれないか」と言いましたが、信用できるはずないし現実に子供は産まれます。
彼も相手も許せないと思うし、そう思う自分も許せなくなり、どうやって気持ちを抑えていけばいいのか、これから先どうやっていけばいいのか、何もかもわからなくなります。
馬鹿みたいですが彼を信じたいと思う気持ちがまだあり、あるいは自分だけが都合良く消えるのは嫌だと思うから執着しているのかもしれませんが・・今でも両方に嘘をつき続けている彼ともう元に戻れるはずないこともわかっているのに彼から離れる事に耐えられなくなり・・何も手につかなくなる自分が嫌になります。
私が消えるべきなのでしょうか・・・・
カウンセラー
吉村ひろえ
ききさん、こんにちは。
担当させて頂く、吉村ひろえと申します。
よろしくお願いします。とても、辛く苦しいききさんのお気持ちが文面から伝わってきました。
ききさんご自身が、子供を産めないこと。
彼が子供をどうしても欲しいと思っていること。
相手の女性と彼との関係。
産まれてくる子供。
これらのことを考えると、八方塞がりな感じがしてしまわれてるのかもしれません。
少しでもききさんの心が楽になっていただけたらと思います。ききさんが書いてくださった相手の女性の言動を考えると、脅しにしか見えないですよね。
暴言や暴力、警察騒ぎ、「死ぬ」という発言など。
そして、「別れようと言えば何をするかわからないのでどうすることもできない」 と相手の女性に振り回されている彼に情けなさや悔しさ、苛立ちも感じておられるのではないでしょうか。

>「子供がほしいと思う気持ちを捨てきれない。必ず戻るから待ってくれないか」と言いましたが、信用できるはずないし現実に子供は産まれます。

このように彼に言われても、そこまで子供が欲しい彼が戻ってくるとは思えないですよね。
ききさんが信用できないのも無理はないと思います。
このような状況では

> 彼も相手も許せないと思うし、そう思う自分も許せなくなり、どうやって気持ちを抑えていけばいいのか、これから先どうやっていけばいいのか、何もかもわからなくなります。

ききさんが書いてくださっているように、彼も相手も許せない気持ちが出てくるのは当然のことのように思います。
けれど、ききさんはそう思うご自分をも許せなくなってしまわれるのですね。
彼も相手の女性もそして、自分をも許せないご自身をひどく嫌っておられませんか?

どうやって気持ちを抑えるか、よりもまずは、彼も相手の女性も自分をも許せないほど、傷つき疲れ果て、そのうえ自分を責めていることに気付いてください。
そして、自分を責めるのをやめて 「それほど私は悲しくて辛いのだ」 と認めてあげてください。

> 馬鹿みたいですが彼を信じたいと思う気持ちがまだあり、

馬鹿みたいではありません。
ききさんはそれほど人を信じ、愛したい人なのだと思います。

>あるいは自分だけが都合良く消えるのは嫌だと思うから執着しているのかもしれませんが・・

私はこの部分がとても気になったのですが、この 「都合良く消えるのは嫌」 とはどういう意味なのでしょう。
なぜ、ききさんが消えることが 「都合が良い」 と思ってしまわれるのでしょうね?
彼を 『見捨てる』 ような気持ちになるのでしょうか。
それとも、この状況から 『自分だけが逃げる』 という感覚がするのでしょうか。

今のききさんのこの辛い状況から消えることに、「都合がいい」 と感じてしまうのは心のどこかで
「この辛い状況が私にはふさわしい」 と思っていらっしゃるからかもしれません。
まるでご自分をこの状況に留まらせ罰を受けるかのように、です。

心はパターンを持ちます。
習慣というか癖のようなものです。
もしかすると、ききさんは必要以上に罪悪感を感じ、無価値感の強い人かもしれません。
罪悪感とは 「自分が悪い」 「自分は毒だ」 と感じる感情です。
無価値感とは 「私は役立たず」 「私には愛される価値など無い」 という感情です。
これらの感情があると、まるで罰でも受けるかのような辛い状況に身を置いてしまったり、人から理不尽な我慢を強いられたりすることが起こりやすくなるようです。
ききさんはこのような感情を感じる心のパターンをお持ちのように感じます。
しかしこれらは誤解で、誤解してしまう原因が、事情があったはずです。

ききさんは、これまでどんな人生を歩まれてきましたか?
子供の頃のこと、ご両親との関係、ほぼ離婚が確定しているご主人との関係。
これまでの人間関係の中で、誰かの言葉でたくさんの誤解をされてきたのかもしれません。

よかったら私たちカウンセラーに、今感じておられるどうしようもない気持ちや今までのことを話してみてください。
気持ちを無理やり抑えて自分を嫌い許さずにいるのではなく、ききさんが感じるままに話してみてくれませんか?
そうすることによって、ききさんの気持ちが整理され誤解が解かれ、ききさん自身が彼とどうしたいかということが選択出来るようになってきます。

ききさんの幸せな人生を祈っています。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

吉村 ひろえ

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。