友達(恋人)を作る方法~光り輝く私になろう~

「友達を作りたいけど作れない」というご相談の多くは、友達を作るための行動によって感じてしまう(かもしれない)怖れが邪魔をしている場合がとても多いです。

そんな怖れを取り除くには、「友達を作るぞ!」と決意して、そう思い続ける事です。そうすると、怖れは徐々に小さくなって行動に移す事が出来ます。但し、今その行動に移れない自分を責めない事がとても大切です。

そして、友達になろうとする人と出会ったら、先ず自分から声をかける事です。そしてその時顔を出すのが拒絶される怖れですが、相手の事情もあるので「拒絶される事=私の問題」という捉え方をする必要は全くありません。相性のいい相手を探し続ければいいのです。
また、友達を作る上で最も大切な事は、「光り輝く私」になる事です。光り輝く私になると、沢山の人が集まってきます。
「光り輝く私」になるためには、自分が持っているルールや観念を手放し、自由になることです。

◎リクエストを頂きました◎

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私は最近、とある相談サイトに出入りしているのですが、そこでよく「友だちがいない・できない」といった悩みを目にします。
私自身、悩んではいませんが友だちは少ないです。普段からつき合いのある友だちは皆無です。
もし、友だちの必要性を感じて「友だちを作ろう!」と思ったとき、どうしたらいいんだろう?って思いました。

また、友だちに限らず、恋愛でも「出会いがない」という話をよく聞きます。
でもきっと出会いって、とっても身近なところにあるんだろうって思うんです。
ただ、その身近にあるはずの出会いをつかむために、心がけておくこととかできることがあったら教えて欲しいです。
そこで、もしよかったら心理学講座で友だちや恋人の作り方を取り上げていただけないかとリクエストしました。
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1.友達を作る決意をしよう

友達が欲しいけどなかなかできないというご相談は、カウンセリングの中でもよく出てくる問題です。そして、多くの皆さんが話されるのは、「友達になれるような人が周りにいない」という事や、「何を話してよいのかわからない」といった理由です。

確かに、友達が欲しいという気持ちをお持ちだからこそご相談戴いているのですが、ちょっと意地悪かも知れませんが、これらの理由は、私達カウンセラーから見れば「友達になれるような人がいる環境に行きたくない」「何かを話すのが怖くて嫌だ」という風に聞こえてしまいます。

私達カウンセラーは、人がそうするには(そうなるには)何らかの理由があると考えます。

その理由は人により様々なのですが、何かをしたいけど何かができない時に共通するのは、その行動を行う事によって感じてしまう(かもしれない)怖れがある事なのですね。

そして、それが顕在意識(私達が頭でわかる意識)でわかっている場合もあれば、無意識(今は頭で考えてもわからない領域)の中にある場合もあります。

この怖れが、行動を起こす事に対して抵抗になって、例え「こうすればいい」と思っていても出来なかったり、「どうしていいのかわからない」と思わせてしまったりしているのです。

何か行動を起こして怖さを感じるよりも、今のままでいい、と心のどこかで思ってしまっているのです。

でも、本当に友達が欲しいのであれば、そう決意して思い続ける事なのです。

私は怖れより友達を作るという決意をし続ける事なのです。

そうすると、怖れている何かが徐々に小さくなっていきます。

但し、今その行動に移れない自分を責めない事です。今はそういう時期なのだなぁと自分を受け入れる事なのです。これがとても大切です。

何故ならば、怖れの根本は自分が傷つく事にあるのですが、今の自分を受け入れなければそこでまた傷ついてしまうからです。これでは、友達を作りたいという気持ちも失せてしまいますね。

私達は、顕在意識はもとより無意識ですら決意する事により変化させる事ができるのです。

その結果、友達ができる環境にある場所に顔を出す事ができたり、とにかく何か話題を見つけて話してみようと思ったり、あるいは、今の環境でもそれが出来る事に気がついたりします。

2.自分が欲しいものを相手にあげよう

友達になろうと思うと、先ずは自分から相手に声をかける事がとても大切です。

ともすれば誰か自分に声を掛けてくれないかなぁと思いがちですが、あなたが声を掛けられたら嬉しいように、相手もあなたから声を掛けられたら嬉しいのです。

これで、相手の好感度はかなりアップします。

ここで顔を出すのが拒絶される怖れです。しかしそれは、自分は拒絶されるような人間でしかないと心のどこかで思っているからです。拒絶されるなんて思ってもいない人には、拒絶の怖れは生まれてこないのです。

拒絶の怖れを感じてしまうと相手に声を掛ける時に怖い表情になったり、堅い調子になって相手を逆に怖がらせてしまったりします。

では、拒絶される怖れをどのようにすれば感じないように出来るかというと、相手の事情を理解する事です。

どんな人でも好みがあったり、その時の事情があったり、あるいは心の状態があったりします。相性が悪い場合もあるのですね。

「拒絶される事=私の問題」という捉え方をする必要は全くありません。自分を全否定されたような感覚を持つ必要は無いのです。

そこには相手の事情もある事を理解し、また、相性の良い友達を探せばいいのです。きっと、相性の合う人が見つかるはずです。

3.光り輝く私になろう

さて、友達を作る最も重要な方法は、光り輝く私になる事です。

あなたが友達になりたいなぁと思う人は、どんな人でしょうか?

何となく暗い感じの深刻そうな人でしょうか?

それとも、楽しそうで何か光り輝いている感じの人でしょうか?

勿論、後者の人ですね。

明るく、楽しそうに光り輝いている人の元には沢山の人が集まってきます。

あなたがイキイキとしていれば、それだけで自動的に沢山の友達ができるのですね。

では、あなたが光り輝くためにはどうすればいいのでしょうか?

それは、自由になる事です。

私達は、生まれてから傷つかないように沢山のルールや観念を身につけて生きてきました。

それらは、過去、役に立ってきたものかも知れません。

しかし今、逆にそれらが自分を縛り、自由に生きる事を制限していないでしょうか?

今、それらは本当に必要なルールや観念なのでしょうか?

その観念やルールで失っているものは何でしょうか?

馴染んできたものを手放すのは誰しも怖いものです。

でも、あなたが光り輝くためには、勇気をもって今身にまとっているルールや観念を手放す事が必要なのです。

そうすると、きっとあなたは水を得た魚のようにイキイキと光輝いて沢山の友達ができる事でしょう。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。