結婚前の心理学(4)~子どもをもつ怖れ~

結婚をお迷いになられているご相談で、結婚して子供を設けるべきかどうするべきかでお迷いになられてるというご相談をお受けすることがあります。
特にどちらかが“絶対に”というこだわりがある時には、どちらかにあわすのが難しくなり、結婚への障害になってしまいます。
子どもを持つ抵抗感を見ていくと心の痛みが関係していることがわかることがあります。

子供をもつ怖れ

結婚をお迷いになられているご相談で、結婚して子供を設けるべきかどうするべきかでお迷いになられてるというご相談をお受けすることがあります。

子供がいる幸せもありますし、夫婦二人だけで生きていく幸せもありますので、設けたほうが良い、設けないほうが良いなどのように、どちらが良い悪いというのは全くありません。

問題となるのは、どちらか片方が子供がいる生活を望み、どちらか片方は子供がいない生活を望む時です。

特にどちらかが“絶対に”というこだわりがある時には、どちらかにあわすのが難しくなり結婚への障害になってしまいます。

子供がいる生活を望まれる側が子供を望むというのを手放しいったり、子供がいない生活を望まれる側が子供がいる生活への抵抗感が無くしていけるように取り組むなどをして結婚への障害を無くしていくこともあれば、二人の関係を解消しお互い別のパートナーを求める道を歩むカップルもいらっしゃいます。

「子供を持つことに抵抗感があって、この抵抗感を無くしていきたいんです」とご相談をお受けしカウンセリングをしていくと、子供を持つことへの抵抗感の要因がご自身の子ども時代の心の痛みが要因であったということがわかることがあります。

ご自身の子ども時代に悲しいことや、寂しいこと、傷つくことがあり、その痛みがまだ癒されていないが為に、自分の子供にも自分が悲しい思い、寂しい思い、傷つく思いをさせてしまうことを過度に怖れ、これが子供をもつことへの抵抗感になっていることがあるんです。

また子供の頃に悲しい思い、寂しい思い、傷つく思いをする要因になった親に対して恨みつらみを持っていることが、自分が親になることへの恐れになっていることもあります。

恨みつらみで親を批判していることが、完璧な親にならなければいけないというプレシャーを作り、そしてそれをできないと周囲から批判されるのではという怖れを作ったり、自己嫌悪の怖れを作ってしまうことがあるのですね。

このような場合、カウンセリングでは子供時代の悲しかった思い、寂しかった思い、傷ついた思いを解放していったり、子ども時代の親を許すことに取り組んだりなどなどをしていくんですね。
そうやって、ご自身の親子関係できた心の痛みを癒していくことで、子供をもつことへの抵抗感をなくしていけることがあるんですね。

また、自分を嫌っているので自分の分身となる子供をもつことへ抵抗感を持ってしまっていることがわかることもあります。

このような場合は自分を受け入れていくこと、自分を認めてあげること、自分を愛していくことなどをテーマにすることで子供をもつ抵抗感をなくしていこうと取り組むこともあります。

つらい思いをしたからこそ・・・

子供の頃に悲しい思い、寂しい思い、傷つく思いされた方は、自分のような思いを自分の子供にさせてしまうということを恐れてしまうことがあります。

しかし子供の頃に悲しい思い、寂しい思い、傷つく思いされた方は、どんな時に子供が悲しい思い、寂しい思い、傷つく思いをするのかをよく知っていたり、子供にとって話をじっくり聞いてもらったり、褒めてもらったり、一緒にすごす時間を取ってもらうことの大切さを身をもって知っているので素晴らしいご家庭を作れる才能を持たれている方って多いんです。

子どもの頃に悲しい思い、寂しい思い、傷つく思いされた方は、ご自身が子ども時代に傷つく思いを経験しているがゆえに、子どもの思いを大切にしてあげれることにも目を向けてみるといいかもしれませんね。
ご自身を信じてあげてくださいね。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。