叔母の自殺について

相談者名
グラス
宜しくお願いします。
以前、叔母がなくなったのですが、
それが自殺ということでその時期衝撃を受けました。
距離が離れているのですが小さいころは
逢うことも多く、電話がかかってきたこともあります。
どうも言動を見ているといつも物事に対して批判的でした。
自殺に至った原因が自分の病気を苦にしていたということでしたが
私自身はまだそこまで重篤な病気にかかっているわけではありませんが
その話を聞くと、似たような部分があるので時々
不安になることが多いです。
そういう不安からそらすにはどうすればいいでしょうか。
カウンセラー
三枝みき
グラスさん、こんにちは。初めまして。
今回、グラスさんのご相談を担当させていただきます、三枝みきと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

グラスさんの叔母様は、自殺で亡くなられたのですね。
小さいころは会うことが多かったとのことですから、大人になってからはそれほど接点は多くなかったのかなと思いますが、それでもよく見知っていた身内が亡くなる、しかも自ら死を選ばれたということであれば、相当に大きな衝撃を受けるのも無理からぬことと思います。
心底驚かれたでしょうし、きっとひどく悲しまれたことでしょうね。

私も、十年以上前のことですが、弟を自死で亡くしていますので、グラスさんの受けた衝撃やその後の複雑なお気持ち、私なりにではありますけれど、
わかる気がします。
ご家族や、ご親族の皆様もとてもお心を痛められたのでないでしょうか。
喪失の痛みや悲しみが癒えるのには、かなりの時間がかかるものですからね。

そして、そういうご事情があればこそ、叔母様と似ておられるというグラスさんも、不安になられるのでしょうね。
似たような部分というのがどういう部分なのかは、はっきりと書かれていないのでわかりませんが、似ているところがあればあるほど、ご自分まで同じようなことになってしまうのではないかと不安な気持ちもおありなのかもしれません。

でも、たとえ似たところがたくさんあったとしても、血のつながりがあったとしても、グラスさんと叔母様は全くの別人です。
ですから、必ずしも全く同じ運命をたどるわけではないはずです。
どうか安心してくださいね。
そして、まずはそれをしっかりと、ご自分に何度も言い聞かせてあげて下さいね。

それから、叔母様についての「いつも物事に対して批判的」な言動をしておられたというところですが、物事について批判的であるということは、ご自分に対しても、周りに対しても厳しい方であったということではないかなと、私は思います。
他人や周りに厳しい人は、自分にはもっともっと厳しいものだからです。
私にも覚えがありますが、自分に厳しいということは、ダメな自分や弱い自分、間違ったことをした自分を、いつも心の中でとても厳しく責めて、咎めているということなんですね。
こんなふうに必要以上に厳しく自分を責めることを「自己攻撃」と言いますが、この自己攻撃というものは、とても辛くて苦しいものです。

どのくらい厳しいかというと、もしも自分が心の中でしている自己攻撃を、赤の他人にやってみたら、死刑に値するかもしれないくらい、厳しいことをやっているし、言っているのでは、と言われます。
そしてそれらの自己攻撃のせいで、自分でやっていることとはいえ、私たちの心はとてもひどく傷つき、消耗していきます。
だったらやめればいいのですが、自分に厳しい人ほど、これをやめるのが難しいんですね。

と、少し話が逸れましたが、その苦しい自己攻撃を加え続けている心というのは、相当に消耗しているはずです。
(身体で例えるなら、相当な大怪我や病気で瀕死の状態ともいえるのではと思います)
そんな心の状態で生きていくのはとても苦しいのですが、その苦しさ故に元気が出なかったり、ちゃんと働けなかったりすると、さらに自分の心に負荷をかけたり、さらなる自己攻撃をしたりすることもあるのです。

でも、本来なら、大けがをした人を無理やり働かせる人はいませんよね。
そんなことをしたら、その人は死んでしまいますものね。
けれども、私たちは自分たちの心の中でそんな風に自分自身を苛めたり、苦しめたりしていることがあります。
グラスさんの叔母様も、もしかしたら亡くなる前は、そんな風だったかもしれないと、私は思うんです。

それからもうひとつ。
グラスさんの叔母様が亡くなられた直接の原因と思われる、病気のこと。
ご自分の病気を苦にしての自死、ということですね。

病気というのは、どんなものであっても苦しいものだと思います。
心の病気であっても、身体の病気であっても、痛かったり苦しかったりすればどうしたって、明るい気分になるのは難しいですよね。
そしてそういう状態であればこそ、不安や恐れが強くなり、将来についても希望を持てなくなってしまいがちなのではないでしょうか。
どんなに健康な人であっても、病気になったり、ケガをしたりすれば、弱気になってしまったり、暗くふさぎ込んでしまったりしてしまっても、仕方ないですよね。
そして、そんな状態の人にさらに何か、追い打ちのように辛いことがあったり、負荷が掛かったりすれば、辛さや苦しさから逃れる為につい、みずから楽になる道を選びたくなったりするかもしれませんね。

でもね、もしそうだとしても、そういう状態に追い込まれた人のすべてが、自ら死を選ぶわけではありません。
ぎりぎりで踏みとどまることが出来たり、何とかやり過ごせたり、そういうケースもあるでしょう。

そしてそんな時、その人たちを踏みとどまらせることができるのは、人との繋がりであったり、やりたいことであったりするのではないでしょうか?
どうしてもやりたいことがその人にあれば、簡単には自分の「生」を諦められないでしょうし、自分を大事に思ってくれる人、自分にとって大事な人、そんな存在がもし、一人でも二人でもいるのであれば、人は自ら赴いた死の淵で立ち止って、もう一度考え直すことができるのかもしれないと、私は思うんです。

ですからもし、グラスさんが叔母様のようになってしまうという不安が強いのであれば、グラスさんが大切に思っている人たちともっと繋がっていくこともしていって欲しいなと私は思います。

と、ここまでいろいろ書かせていただきましたが、簡潔にまとめますと、グラスさんにできること、心がけてほしいことはこの三つになります。

1.自分と叔母とは似たところはあっても、全くの別の存在であるということを、何度も自分に言い聞かせていく
2.自己攻撃をやめていくこと(大切な人にしてあげるようにご自身に優しくしてあげること、労わってあげること)
3.自分の好きなことをして、大好きな人や大事な人たちともっと関わっていくこと、繋がっていくこと

今後は毎日の生活の中で、この三つのことを意識して過ごしてみてくださいね。
もしもよくわからなかったりしたときは、初回無料の電話カウンセリングをご利用いただけたら嬉しいです。

以上、長くなりましたが、この回答が少しでもグラスさんのお役に立てれば幸いです。
グラスさんが少しでも楽になり、天国の叔母様の分まで楽しい毎日が送れるよう、応援しておりますね。
本日はご相談、ありがとうございました。

三枝 みき

この記事を書いたカウンセラー

About Author

三枝 みき

家族や親子の問題、子育て、友人との関係など対人関係の問題や、罪悪感、自己否定など心や性格についての問題を得意とする。 長女の自傷と強迫性障害がきっかけでカウンセラーとなる。特に母子関係については、自身が母との問題、娘との問題の両方を経験しており、ライフワークとして取り組んでいる。