補償行為(3)~不完全さを許し受け入れることにエネルギーを使う~

コンプレックスや無価値感を隠す為の補償行為をすることに問題があるとしたら、隠しているだけであって無くなっているわけではなないので隠す行為をすると、ずっとし続けるということになります。長年隠すということにエネルギーを使い続けるわけですね。

隠すことにエネルギーを費やすという方法もありますが、自分の不完全さを許し受け入れるということにエネルギーを費やして見ませんか?という提案を今回はしてみたいのです。

前回は自分のことを良くないと思っているとそれを隠したくなるということを書きました。

そして隠す為に補行為をするわけです。

しかし隠すという行為は自分のことを良くないと思っていることが無くなるわけではないのでコスパが良くないということが前回までの内容でした。

例えば身長が低いことにコンプレックスがあるとシークレットブーツを履きたくなったりするということを前回に書きました。

しかし、身長が低いということは悪いことでも劣っていることでも恥ずべきことではないと思っていたとしたらシークレットブーツは必要なくなると思いませんか?

そうです!補償行為をしなくてもいいわけですね。

コンプレックスと思っているところを隠そうとするわけでもなく、治そうとするのでもなく、こういうところがあってもいいのだと受け入れることができれば補償行為をしなくて良くなります。

コンプレックスは隠すものではなく受け入れるものなのです。

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あなたがコンプレックスを感じてそこが劣っているもののように感じることがもしかしたらあるかもしれません。

しかし完璧な人間は果たして世の中にいるでしょうか?

いませんよね?

完璧な人間はいません。

不完全なところ、至らないところがあっても良いのです。

自分の不完全さを許して、そういう不完全なものがあっても良いと受け入れようと思ってみてください。

それよりもあなたの良いところを見てください。

劣っている、至らないと思っているところに意識を向けるのではなく、あなたの良いところに意識を向けてもらいたいのです。それは必ずありますから。

自分の不完全さを許し受け入れる為のエクササイズをご紹介しますね。

それは他人の不完全さを許して受け入れてみようと思うことなのです。

そしてその他人の良いところに意識を向けようとしてみることです。

他人に対して「あの人はこういうところがなっていない」と不完全さを許さず受け入れず責めていると、不完全さを許さず責めるマインドが自分に対しても反映され、自分の不完全さを許して受け入れず責めてしまいます。

しかし、他人の不完全さに関して「人間だからできないところがあってもいい。それよりもあの人のこういうところがすばらしい」と不完全さを許し、受け入れ、それよりも良いところに意識を向けるとマインドが育つと、そのマインドが自分にも反映されます。

自分の不完全さを許し、受け入れ、それよりも良いところを見ていけるようになります。

冒頭の身長が低いことにコンプレックスを感じているという例を使うと『身長が低いのは仕方がないし別にそれでいい。それは悪いわけではないし、私の人間性が劣るということでもなんでもない。それよりも私には人を思いやる心があるし、その思いやりを実行する行動力があるそれは私のすばらしさだ!」と思うような感じです。

コンプレックスは隠すのではなく受け入れてみようとすることをお薦めしました。

しかし、人によればもしかしたら簡単に受け入れられるような感じがしないかもしれません。

だけど不完全さを許して受け入れていこうとコツコツとしていくとそのマインドが育っていき、受け入れられるようになっていけますのでコツコツと「人は完璧でなくてもいい」と自分の不完全さを許し、人の不完全さを許してみようとチャレンジしてみて欲しいなぁと思うのです。

最初は上手く許せなくても大丈夫です。

チャレンジし続けていると、だんだんできるようになってきますから。

また「完璧な人間っていないよー」「そういう部分あってもいいと思うよ」と人に受け入れられるような経験もできるとよりいいでしょう。

もし信頼できると人がいれば、あなたのコンプレックスについて話してみる機会をもってみるといいかもしれません。

コンプレックスだけではなく無価値感(自分には価値がないと思ってしまう心理)も同じく、自分の不完全さを許し、受けいれ、それよりも自分の良いところ目を向けていくことがポイントになります。

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隠す行為をすると、ずうーーーーーーと隠し続けなければいけません。長年隠すということにエネルギーを使い続けるわけです。

しかし不完全さを許し受け入れそれよりも自分の良いところに意識を向けるマインドを育てることさえできてしまえば、そのマインドを作るのにエネルギーがいるかもしれませんが一度できてしまうともう隠し続けなくていいわけです。

コンプレックスや無価値感を隠し続けることにエネルギーを使い続けるよりも、自分の不完全さを許し受け入れるマインドを育てることにエネルギーを費やすほうがコスパは良さそうです。

もしよければこれにチャレンジしてみてください。

応援していますね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。