◇母の古着〜幸せな記憶とつながる〜

先日、実家の片づけをしていたところ、母が昔着ていた洋服がたくさん出て
きたので、もらってきました。
私の母が若かった1960年代というのは、ミニスカートが大流行したりし
て、とってもおしゃれだったようです。
母の若いころの写真を見ると、昔の映画や雑誌に出てきそうな洋服を着て
いて、今から見てもけっこういけてます。
それに、そのころは洋服も大量生産ではなかったようで、母の服も洋服やさん
や知り合いに縫ってもらった手作りの服がほとんどです。
生地やボタンもとっても凝っていて、今、同じものを買おうとすると私には
とても手が出ないんじゃないかなぁと思います。
と、そんな現実的な話はさておき、私は子供のころから、母のそんな洋服が
大好きでした。
もちろん母は仕事もしていたし、3人の子供がいましたから、普段は仕事や
家事に追われて、服装にもかまっていられなかったようですが、幼稚園の運
動会とか遠足、家族でお出かけなんていうときは、私の大好きなワンピース
やスーツを着てくれるので、とてもうれしかったのを覚えています。
母とおそろいの生地でつくった洋服も何枚かあって、そんな服を着た日は
うれしくて大はしゃぎしていました。
母の洋服を見ているとそんなことをいろいろ思い出して、「あぁ私ってお母
さんのことが大好きだったんだなぁ」と改めて思いました。
その中には母とおそろいだった洋服もありました。
それはもう今ではシミだらけで着ることはできないのですが、あまりにも
大好きなので、捨てるに捨てられず・・・こうしてガラクタがたまっていく
なぁと思いつつもこの服だけはずっと手元に置いておこうと思っています。
私の母はかなり小柄だし、しかもミニスカート全盛のころの服なのでとって
も丈が短いのですが、それでもあまりのかわいさに古着を着てみることに
しました。
ワンピースはそのまま着るとさすがにミニすぎて恥ずかしいので、下にジー
ンズをはいてみたところ、なかなかいい感じ。
スーツはちょっと古っぽい感じがけっこういけるかも。
少しサイズを直せば十分着られるわ。
ということで、一人で鏡の前でいろいろ試してみたところ、なかなかいい感
じだったので、実際に何度か、母の服を着て出かけたりもしました。
今どきあまり見かけないデザインのせいか、「かわいいね」とほめてくださ
る方もいて喜んでいます。
それに「母が昔着てた服なんよ」と人に言うのが結構うれしいんですよね。
そして何より、母の服を着ていると、大好きなものに包まれている感じが
して本当に幸せな気分がします。
「あぁ私って本当に母のことが好きだったんだなぁ」と改めて思いました。
母の服は私の中で「母のことが大好きで、母にいっぱい愛されてた」そん
な幸せな子供のころの記憶と結びついているようです。
現実には、母に腹を立てたり、嫌だなぁと思うこともいっぱいあったけど、
母の服を着るとそんなこともどこかへいってしまいます。
「おふくろの味」とか「お母さんのにおい」とか「お母さんの手のぬくも
り」とか、きっかけになるものは人それぞれだと思うのですが、幸せな記憶
と結びついているものを近くに置いたり、それに触れる機会を持つことって
いいなぁ、大切だなぁと思います。
これからも、せっせと母の服を着ていこうと思っています。
ただ、ちょっときゅうくつなので無理に動くと破れそう・・・太ると着れな
くなりそう・・・といった心配もあります(^_^;
おしとやかにする効果や、ダイエット効果もあるかもしれませんね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

アバター

退会しました。