お問合せカウンセリングサービスって?サイトマップトップページに戻る
 
Lecture.892

友人との距離が近づくと、意地悪な態度を取ってしまう〜罪悪感のパターンから抜け出そう〜

講師:高見綾

いじめた側の心の癒しについてとりあげます。
「友人との距離が近づいてくると、相手を遠ざけてしまう」、しかも、「相手を嫌いになって意地悪な態度を取ってしまう」というパターンは、人間関係を自ら壊しにいっているようなものです。繰り返すたびに罪悪感が強化されて心が苦しくなっていきます。
どうしてこのようなパターンになってしまうのか、その心理をヒステリックで過干渉な母親との癒着の観点から紐解きます。気づけば周りに友人がいなくなってしまった、ということにならないように、このパターンから抜け出すためにできることを考えていきます。
母子癒着をしていた当時の自分の心理や状況を理解し、受け止めてあげること、そして自分を徹底的に許して罪悪感から解放してあげることがポイントとなります

Keywords
癒着 罪悪感 いじめた側 インナーチャイルド 許し 

◎リクエストを頂きました◎
=======================================
いじめた側の心の癒やし方について教えて下さい。また、人間関係に問題を抱えるパターンから抜け出すにはどのようにしたらよいでしょうか。
私は、小学校、大学、社会人になってからも友人(主に同性の女性)と関係が近くなると、嫌って意地悪な態度をとってしまうようです。周りの人たちは、私と仲良くしたいと思ってくれているのにもかかわらず、です。
最近、「私は自分自身を、迷惑な存在だと思っている」かもしれないことに気づきました。ヒステリックで過干渉な母のもとに育ち、幼い頃から精神的に母を助けてきました。小学校の時友人をいじめた原因は、母が私に「ママ、◯◯ちゃんのお母さん嫌い」などと言っていたことがあり、私がその友人をいじめるようになった記憶が蘇りました。
いじめてしまった数多くの友人たちには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。こんな私でも、「あの時はしょうがなかった」と考えて、癒されることはできるのでしょうか。
(一部、編集させていただいています)
=======================================

リクエストありがとうございます。
担当させていただく高見綾です。どうぞ、よろしくお願いします。

「友人との距離が近づいてくると、相手を遠ざけてしまう」、しかも、「相手を嫌いになって意地悪な態度を取ってしまう」というパターンは、人間関係を自ら壊しにいっているようなもの。繰り返すたびに心が苦しくなっていきますよね。気づいたら誰も周りにいなくなってしまった、ということのないよう、どうしてこのようなパターンになってしまうのか、その心理を紐解き、このパターンから抜け出すためにできることを考えていきたいと思います。

◆ヒステリックで過干渉なお母さんの元で育つと、癒着の問題が出てくることがあります。癒着とは、誰かと自分の境目がわからなくなってしまい、相手の感じている感情を自分のものと感じてしまったり、相手を一人の人間として認められずに自分として扱ってしまう状態のことをいいます。

小さい頃から「あれしなさい、これしなさい」と言われ、母親の意に沿わないことをするとヒステリックになって収まりがつかなくなるなどがあれば、子供は次第に、母親の顔色を伺うようになり、自分の意思をもつことが難しくなります。

さらに、「なんでこんなこともできないの!」などと怒られたりしていると、子供は「私なんて何もできない」「お母さんに迷惑をかけてしまう存在」だと認識してしまうことがあります。

過干渉の裏側には、母親なりに子供を愛していたり心配だからという気持ちがあることが多く、そういったことは子供なりに感じるものです。だからこそ理不尽なことを言われたとしても、一生懸命にお母さんを精神的に助けてあげようとしてきたのでしょう。しかし幼い子供が、大人を助けるというのは難しいものです。一生懸命やっても力不足を感じることが多いでしょう。

ご相談にありますように、お母さんが、「〇〇ちゃんのママ嫌い」と言ったことで、嫌いという感情があたかも自分のものであるかのように感じたり、「お母さんを守らねば」と思って、その子をいじめてしまった可能性もあると思います。しかし、人をいじめるという行為は、その時はわからなくても、いい気分のするものではありません。後々、私は人を傷つけてしまったという罪の意識を背負うことになるのです。

そうした罪悪感があるので、友人との距離が近くなってくると、当時の罪悪感が蘇ってくるのだと思います。「人を傷つけた私は、また誰かを傷つけてしまうかもしれない」とか「こんなにひどい私だから、これがバレたら責められてしまうのではないか」といった感覚を覚えるようになります。

このような罪悪感を感じるのは苦しいことですから、距離が近づかなくてもいいように、相手を嫌って意地悪な態度を取る、という表現になって出てきているのです。

◆私自身は、過去にいじめられた側の経験があるのですが、満たされていて気分のいい人は、人をいじめることはないと思っています。意地悪をしてしまうのは、それなりの理由があるものです。

確かに、誰か人を傷つけてしまった過去はなくなりません。でも私たちは誰もが、多かれ少なかれ誰かに迷惑をかけたり、誰かを傷つけたりして生きていると思うのです。当時の自分が置かれた環境や心理を理解し、ありのままを受け止めてみましょう。インナーチャイルドワークという心理療法で、当時の自分の気持ちにとことん寄り添ってあげると効果的です。

「お友達を傷つけてしまったのだから、私は許されるはずがない」と考えていると、自分の罪悪感を強化してしまいます。「自分は毒である」というこの意識は、また別の人を傷つけ、遠ざけてしまう要因になります。自分と仲良くしたいと思ってくれる友人たちに同じことをしないように、どうか徹底的に自分を許してみようと思ってみてください。

自分を許すためには、親に感謝をすることも大変有効な方法です。感謝なんてできないと思うかもしれませんが、親に感謝することで、親との間に適切な距離感が生まれます。癒着でべったりくっついてしまった心理的な距離を、適切な距離に離すためにも感謝は有効な方法なのです。

まず自分を許し、罪悪感から解放してあげることが、友人たちの幸福にもつながります。そして、それが自分自身もまた楽になっていく道でもあります。自分のためにも、周りの友人のためにも自分を許し、大切な友人を大切に扱う、そんな人間関係を選択してみようと思ってみてくださいね。

(完)


関連する講座へのリンク集
83.あなたと彼を遠ざける罪悪感の心理〜対人関係に壁を作る罪悪感の心理〜
310-1.過保護・過干渉がもたらすもの(1)〜ヒロユキコさんの告白〜
310-3.過保護・過干渉がもたらすもの(3)〜癒着が生み出すお母さん優先主義〜
310-4.過保護・過干渉がもたらすもの(4)〜癒着を手放して新しい自分へ〜
884-3.人の輪の中から離れたくなる私を手放す(3)〜その分離をもたらす心の痛み〜
884-4.人の輪の中から離れたくなる私を手放す(4)〜今の私からの卒業・手放しを目指して〜 
この心理学講座をメールマガジン『まぐまぐ』で購読しませんか? (マガジンID:0000100067) サンプルはこちら
◆購読
◆解除
Powered by
まぐまぐトップページへ

●すぐに役立つ心理学が「耳」で聴けます!>>>ダウンロードサービス きくまる
当社のカウンセラーが各種講座で話したレクチャーの内容を録音。
講座の臨場感そのままに、時には笑え、または、胸がじーんと熱くなり、なるほど!と目からうろこが落ちる話が満載!

ダウンロードサービス きくまる

●カウンセリングを使ってみませんか?(初回無料電話カウンセリング/面談カウンセリング/電話カウンセリング有料コース)

カウンセリング予約センター>>>
   06-6190-5131 (受付時間:12:00-20:30/月曜定休。月曜祝日の場合は翌火曜日)

無料カウンセリングのご案内・・・90名以上のプロカウンセラーとの初回無料電話カウンセリング!
面談カウンセリング、電話カウンセリングセットコースのご案内
カウンセリングルーム(東京/大阪/名古屋/福岡/高崎/前橋)のご案内










●心理学講座をライブで体験!!(心理学ワークショップ)
心理学ワークショップ(東京/大阪/名古屋/福岡)で毎月開催中!
心理学ワークショップ

●取材・執筆・講演・研修・企画などのご依頼・ご相談は・・・
TEL:06-6190-5611/ FAX:06-6190-5612 / E-Mail(お問合せフォーム) よりお願いします。
※過去の雑誌・テレビ・ラジオ・講演会などの実績につきましては「会社案内ページ」にて紹介しています。
私達がお役に立てることがございましたら、ぜひ、ご相談下さい!

 
●リンクフリーですが、記事の無断転載を禁止します。  

 

>心理学講座の目次へ戻る<

■ カウンセリングサービス ■
カウンセリング予約センターTEL:06-6190-5131 :: TEL 06-6190-5611 :: FAX 06-6190-5612
〒153-0041 東京都目黒区駒場4-6-8 : : 〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1丁目23-17-602
電話>月曜定休12:00〜20:30 :: FAX / E-Mail>無休24時間受付  collaborated by 神戸メンタルサービス(資) & カウンセラー養成スクール