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Lecture.857

真似をしてくる人の心理〜理解のカギは無価値感・境界線・心の状態〜

講師:池尾昌紀

自分の真似を過剰にしてくる人への対応策についてのご相談です。
人の真似をする心理と言うのは、相手のことをうらやましいと思う気持ちからきています。
誰かの真似をするというのは、心理学で言うところの無価値感を感じていて、自分の価値を他の人の真似をすることで埋めようとする場合に起こりうることです。
ですから、自分に魅力や価値があるから起こることだと自分の価値を知り、相手の気持ちを理解することが大切です。
もし、真似をされることに引っかかりを感じるのであれば、そこには自分の中にも無価値感があるという視点が解決の糸口になります。
自分に価値がないと思うと、見られる、注目されることが苦しくなったり強くなったりするのです。ここでも、自分の魅力や価値を知ることが大切なポイントになってきます。
最後に、誰かや何かが気になる時というのは、自分に心の余裕がない場合も多いのです。そうした場合は休む、リラックスすることが効果を発揮することもあります。

Keywords
真似 嫉妬 無価値感 境界線 子育て 

◎リクエストを頂きました◎
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お世話になります。早速ですが、本題に入らせていただきます。
子育て奮闘中です。何でも真似ををしてくるママ友がいます。例えば、服装、髪型、生活スタイル(ウオーキングのコース、ショッピングの場所、スーパー等)時間帯もです。生理的に気持ち悪く、自分のペースが 乱され目障りでイライラします。常に観察され、監視されているみたいで不愉快です。良い対処法があればアドバイスを、よろしくお願いします。
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人の真似をしてくる心理と言うのは、相手のことをうらやましいと思う気持ちから来ています。

誰かの真似をするというのは、心理学で言うところの無価値感を感じていて、自分の価値を他の人の真似をすることで埋めようとする場合に起こりうることです。

自分とそっくりに真似をされることで、相手を嫌ったり、遠ざけたりしたくなるのはある意味自然な感情ですよね。
こうした場合は、自分がその相手から何かしら影響を受けているような気持ちを感じたり、自分の心の領域に入ってこられているような気持ちになって、嫌だな、とか、怖いな、と感じていたりします。
これは、嫉妬されている時の心理と同じなんですね。

攻撃されてるわけではないのに、そう感じてしまう、脅威に感じてしまうところもあるのです。

こんな時は、相手の気持ちを理解するところから入っていくと、対処がしやすくなります。
やり方はまずいかもしれないけれど、憧れや、自分に持っていない価値がある存在と見られているのだな、と理解をしてみます。
その人が自分の魅力や価値を感じられてないために、それをなんとかしたいから真似をしているんだな、と相手を理解するところから始めると、受け入れやすくなります。
私たちが苦しみを感じる時は、わからない時、理解できない時です。
理解は相手との架け橋に使えます。
例えば「こんな態度しか取れないって、どんなに自分を低く見ちゃってるんだろう」
「こんな態度を取らざるを得ないような理由があるとしたらどうしてなんだろう」
と思ってみます。

そんな風に思って相手を理解していこうとすることが、脅威や嫌悪が和らぐことに役に立ちます。

もう一つの視点は、相手との境界線をきちんと行くと言うことを心がけることです。
自分とその相手とは別々の人間で、お互いが一緒になってしまうわけではないと心がける。そうやって、きちんと境界線を引こうと思ってみることが役に立ちます。
このやり方で大切なのは、関係ない人間だと思って切り離すのではなく、お互いを1人の人間として尊重し合うと言う気持ちから、境界線を聞こうと思うことです。
誰かのことを嫌ってしまうと、そのことで無意識に自分が罪悪感を感じたり、そんな自分のことを嫌な奴と感じたりしてしまうこともあります。

お互いがひとりひとり別々の大切な人間であることを意識することで、こうした罪悪感を感じることなく、正しい距離感で境界線を引くことができます。

次に、今度は別の視点で見ていきましょう。
相手だけではなく、自分の中にも引っかかる理由があるとしたら、と仮定してみます。
こうしたケースでは、自分の方にも無価値感がある場合があるのですね。
自分に価値がないと思っていると、必要以上に評価されるのを苦痛に感じたりします。
「私にはそんな価値はないわ。そんなに見ないで!」みたいな感覚なんですね。
本当は価値がないのを見透かされてしまうような気持ちになって、見られるのが嫌!と思うこともあります。
もしそうだとしたら、その対処法は、自分の価値を正しく知る、魅力や才能や良いところを認めてあげることです。
本当は価値や魅力や才能があるのに、それを自分が持っていないと誤解しているだけで、ちゃんと持っているんだ、自信を持っていいんだ、と自らに言ってあげます。

また、周囲の理解者や応援者に、自分の価値を教えてもらうのも効果的です。

もう一つ別の視点で見てみましょう。
子育て中と言うのは、母親にとってとても大変な毎日です。
幸せを感じる場面もありますが、仕事と違って終わりはなく、自分が思っている以上の負担がかかっている場合も多くあります。
女性は、無意識の中で、家事育児をやって当たり前と思っている場合が多く、自分に今、どれほど余裕がないのか気づいていない方もたくさんみえます。
すると、余裕がある時なら気にしなくていいことが、余裕がないことによって対処を難しくしている場合もあるのです。

自分に余裕がない時は、いろんなことがネガティブに感じてしまったり、対処がうまくできないことを生む場合があるのですね。

もしそうだとしたら、今の自分に余裕がないのではないか、だからこんなに気になったり苦しいのかもしれない。そう、自分の気持ちを振り返ってみることがヒントになります。
まずは、こんなにがんばっている自分を認めてあげましょう。
そして、夫や周囲の力を借りて、自分が休む、リラックスする、心にを持てるような時間を作ってみる、そんなことを試して、心に余裕を作ろうと思ってみてください。

こんなに頑張っているのですから。今より手伝ってもらったり、必要以上に頑張らなくてもいいよと自分に言ってあげてください。

今回のご相談に関して、心理的に見た場合のいくつかの視点をご紹介させていただきました。

自分にぴったりくる視点で整理をしていただけたらと思います。

最後に、こんなふうに誰かに対して悩みを持つという事は、そこには人に対する優しさや思いやりの気持ちを持っている心があるからだ、と思っていただけたらと思います。
単に相手を疎ましく思っているだけでは、こんなふうにご相談をされたりしません。
自分の優しさ思いやり価値をぜひ実感してみて下さい。

そのことが、人との関わりや適正な距離を取ることにとても役に立ちます。

(完)


関連する講座へのリンク集
690.嫉妬されるのが怖い〜「信頼」する強さをもとう〜
321-1.無価値感の心理学(1)〜止まったら死んじゃう回遊魚人間〜
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