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私たちは、日常生活のあらゆる場面で「競争」することを求められ、「競争」に勝ち残ることが「成功」だと思うようになっています。このように「勝ち」に「幸せ」の土台を求めてしまうのは、愛情に限りがあると誤解しているからなのです。「負け」を恐れて「競争」を避けたくなりますが、「競争」を超えたときにはじめて感じられる「つながり」や「才能」があります。私たちが「競争」しながらも、つながりを求める気持ちがあることを知り、お互いの違いを許し合い、自分の最高を引き出すことに集中できたとき、私たちは、自分の才能を開き、それを表現することで社会に貢献することができます。「競争」を避けるのではなく、「競争」の中に入り、手放し、超えていくことが心の成長につながります。

Keywords:競争 罪悪感 無価値感 許し 才能

Lecture.849-1

競争の心理学(1)〜「競争しない」も「競争」のうち〜

講師:みずがきひろみ

私たちは、日常生活のあらゆる場面で「競争」することを求められ、「競争」に勝ち残ることが「成功」だと思うようになっています。このように「勝ち」に「幸せ」の土台を求めてしまうのは、愛情に限りがあると誤解しているからなのです。「負け」を恐れて「競争」を避けたくなりますが、「競争」を超えたところでわかる「つながり」と「才能」があります。

Keywords
競争 無意味感 不十分感 引きこもり 

●社会は「競争」に満ち溢れている?

「競争」と聞いて、どんなお気持ちになられますか?「よしっ!やってやるぞ」とファイトが湧いてきますか?それとも「うわっ、カンペンして」とげんなりしますか?

朝、最初の話題が、昨夜の野球やサッカーの試合の結果、もしくは獲得したレアなポケモンの数だ、という方も少なくありません。スポーツや囲碁、将棋といった昔からある「勝負」ものに限らず、「美人コンテスト」「大食い大会」「◯◯勝ち抜き戦」「◯◯選挙」など、私たちはありとあらゆるものに「競争」を持ち込み、「勝ち」と「負け」を決めて楽しんでいます。

好むと好まざるとに限らず、私たちの日常生活に「競争」は溢れています。子供の頃から、学校では、テストの点数を競い、運動会では、かけっこをして足の速さを競い、誰よりも先生の注目を引こうと頑張り、成人しては、収入の多寡や職位などの社会的な成功を競い、パートナーや子供、家族の成功で競争してみたりと、まるで私たちの幸せが「競争」に「勝つ」ことにかかっているかのようです。

それくらい私たちは「競争心」を煽られるようにして育ちました。現実の社会は「競争」の上に成り立っている、と言っていいくらいです。そして、「競争」に勝ち残ることが「成功」だ、と思っています。

ところが、どんなに「勝ち」を重ねても「幸せ」を感じられなくなるときがきます。

「勝ち」を大喜びしても、それは一瞬のこと。また次の「競争」があって、それに勝たなければ「幸せ」になれないとしたら、人生がキリのない「競争」の連続だとしたら、すべてが無意味に感じられてきます。「そういうものなのだ」と割り切って生きようとしても、ふとした瞬間に、虚しさに襲われて、「何のために生きているのだろう?」と問いかけたくなるのではないでしょうか。「競争」に勝ったとしても、幸せを感じられないとしたら、それを「成功」と呼べるでしょうか。

●その「競争」は何のため?

人は、3人集まると社会を作り、「競争」を始めると言います。

私たちが「競争」するルーツも、家族にあります。生まれてすぐに関係をもつのは、たいがい、「お母さん」とです。「お母さん」と「私」の二人だけの世界には「競争」はありません。「お母さん」の愛情は100%自分のもの、と思える間は「競争」しなくていいからです。

ところが、ある時、そこにもう一人、「お父さん」という人がいることに気づきます。「お母さん」の愛情を、この「お父さん」と争わなければならない、と思います。

さらに、兄弟姉妹がいると、この兄弟姉妹と、「お母さん」そして「お父さん」の愛情を取り合わなければならないと思います。「お母さん」は、「お父さん」は、誰を一番かわいがっているか、どうしたら一番愛情を注いでもらえるか、無意識のうちに考え、一番に愛されたいと頑張ります。

よく下の兄弟姉妹が生まれると、第一子の「お兄ちゃん」もしくは「お姉ちゃん」が「赤ちゃんがえり」して、オムツをしたがる、なんて話があります。お母さんが下の子に時間を割かれていると、自分への愛情が減ってしまったようで寂しくて、「赤ちゃん」のように何もできなければ、お母さんに注目してもらえるのではないか、と思うようです。

「お母さん」もしくは「お父さん」の愛情を求めて、一喜一憂して、兄弟姉妹と「競争」するのは、私たちが「愛情」には限りがあって、独り占めできなければ自分に向けられている愛情が「減る」と思い込んでいるからです。

「愛」は、物質的なモノと違い、限りがありません。

「お母さん」が赤ちゃんに手がかかっているからといって、上の子に対する愛情がなくなったわけでありませんし、下の子の目線からは、「お母さん」が上の子の方と「信頼」という形でより強くつながっているように見えたとしても、下の子への愛情が上の子よりも少ないということもありません。

「競争」に勝てば、一番に愛されるという「特別さ」が手に入ると思って頑張りますが、それは、もともと十分に「ある」ものに気づいていないからなのです。

●「競争しない」も「競争」のうち

よく「競争」は嫌いだから、「競争しない」とおっしゃる方がいます。

社会に出て仕事をすることは、「競争」することになるから、仕事をしたくない。婚活パーティに行っても、「競争」したくないから、気になる人がいても、他にもその人に興味のある人がいそうだと近づかない。好きな人ができても、ライバルがいそうだから、近づかない。

それ、「競争のある社会」というものに、けんかをうっていませんか?

「競争しない」つもりなのですが、「競争のある社会」や「競争する人」と密かに「競争」しているのです。そして、「私の方が正しいでしょう?」とちょっぴり上から目線で「競争する人」たちを見ていないでしょうか。もちろん、ご本人はそんなつもりはないのですが、心理的な「引きこもり」をしていると見ることができます。

私たちは、どこかで人よりも自分の方が「正しい」と思いたい気持ちがあって、気づかないうちに「どちらの方が正しいか競争」をしているものです。そのこの自体がいいか悪いかではなくて、「競争しない」ことにこだわることそのものが「競争」になる、というパラドックスがあります。

なので、「競争」は、しんどいし、「競争」が相手を打ち負かすことが目的になると、寂しさと虚しさしか残りませんが、それでも、「人は競争するもの」なのだ、と受け入れてみると、「競争」とのつきあい方が見えてきて、「競争」を超えることではじめて受け取れる「自分の才能」と「人とのつながり」があることがわかります。

まずは、「競争する勇気」をもてるといいですね。


>>>『競争の心理学(2)〜「勝つ」と「負け」、「負け」が「勝つ」罪悪感の力学〜』へ続く


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