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Lecture.683

ストーカー的な行為をする人に悩まされないようになる方法

講師:三島桃子

ストーカー的な行為をされるととても嫌な思いをしますよね。はっきりと注意できればいいのですが、どうもそれもできず、もやもやしたままの状態になってしまっている場合、どうすればいいのでしょうか?

「投影」をキーワードにして考えると、「相手の姿は自分の姿」です。ということは、自分もストーカー的な行為をする人と同じような思考パターンを実は持っているのかもしれません。それは少々認めがたい感じがするのが普通なのですが、感情はちょっと脇に置いて、「もしそうだとしたら?」と考えてみると、大きなヒントがつかめる可能性大です。

しかも、問題解決だけでなく、自分の人生をバージョンアップすることにもつながるとしたら、抵抗を感じつつもそういう視点で考えてみてもいいかなって思うのではないでしょうか?

Keywords
投影 ストーカー チャイルド ニーズ 無意識

◎リクエストを頂きました◎
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私が通う語学教室と、会社での悩みです。何故かちょっと顔見知りでご挨拶するなかの男性の方から不思議な行為をされます。必ず列に並んだり長椅子に座ると真後ろにつかれます。
他に空いていても必ず私の真後ろです。パーティなどでも近くに寄って来られます。これで3人目です。酷くなってくると、ずっと視線を送られたり、帰りも車に乗るまでついてこられたり、非常に恐い思いをしました。1人目の方は、私の次に同様な行為をした女性から注意され姿を見せなくなりました。3人ともまともにお話をした事がほとんどなく、本当に挨拶程度です。

友人には気にしないでいれば良いとアドバイスされてますが、何故このような【ストーカー的な行為】に悩まされるのでしょうか?私も他人様に色々言えるほど、立派な人間ではありませんが、理由がわからない事をされてる気がします。私にもこのような心理があって、引き寄せてしまってるのでしょうか。気にしないでいられたら良いのですが、安心して自販機にも並べず、後ろに友達がいることを確認しつつ席につき、クラスにでて、会社では見かけたら迂回する毎日です。だんだん慣れて来てますが、やっぱり疲れます。カウンセリングでいう投影を私も含めしているのでしょうか?

(一部編集させていただいております。)
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リクエストをいただきありがとうございます。

ストーカー的な行為をされるのはとても気分が悪いですし、怖いですよね。リクエストの方は、語学学校と職場の両方にストーカー的な行為をする人がいて困っておられるようです。このようなことが起こらないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。リクエストの中でもおっしゃっているように、「投影」をキーポイントとして考えることができます。

「投影」とは、簡単に言えば「相手には自分の姿が映る」ということです。「相手は鏡」であり、「相手の姿は自分の姿」ということになります。

だとすると…、ストーカーのあの姿が自分の姿?私は誰かに対してそんなことをしていない!

と思うのが普通ですよね。

でも実は、よくよく見ていくと、意外な事実に気付いたりします。

まずは、ストーカー的な行動のエッセンスを見てみましょう。

ストーカーとは、「つきまとい」ですね。相手の都合や気持ちを考えず、自分だけのニーズ(要求)で相手に近付いたり、ついてまわったりする。相手が嫌がっているかどうか、迷惑になっているかどうか、などということを考慮する必要があることもわかっていない感じです。ただひたすらに「自分がそうしたいから」です。そして、「相手は自分のそばにいてくれて当たり前」のような感覚もあるでしょう。


これ実は、「赤ちゃんの後追い」と同じなのです。ハイハイできる頃からしばらくの間、赤ちゃんはお母さんにつきまといます。お母さんがちょっと用事をするためにそばを離れると、泣きながら追いかけます。トイレにも一人で行かせてくれません。お母さんの都合はまったくおかまいなしです。

大人がやると迷惑千万の行動ですが、赤ちゃんだから許されます。

そう、実は、「ストーカー的感覚」は、私たちの誰もが赤ちゃん時代には持っているものなのです。

その後、だんだん成長する中で、お母さんの後追いはしなくなります。その時に精神的にも順調に成長し、「お母さんにはお母さんの都合があるし、自分にも自分の都合がある、折り合いをつけていくことがお互いのために必要なんだ」という感覚が身につけば、その後問題にはなりません。


ところが、「お母さんはいつもそばにいてくれて当たり前なのに」というような気持ちが残ってしまうことがあります。ある程度の年齢になれば、それを要求しても受け入れてもらえない、ということは理性でわかるようになってくるので、行動としてはお母さんへのつきまといはしなくなります。でも、内心不満に思う心があって、大人になっても深層意識の中にこの不満が残っていたりもするんですね。

そして、親や周りの人に対して「いつも私のそばにいてよ」というニーズが心の奥にあったりします。それを態度に出さないようにしていたり、あるいは自分にそんな気持ちがあること自体に気付いていなかったりもするのですが。もちろん、知らず知らず態度に出ている場合もあります。

とはいえ、全体的には普通の大人です。常識的に生活している部分もたくさんあります。でも、心の中にチャイルドのニーズがあるわけです。

リクエストの方も、もしかしたら「いつも私のそばにいてよ」というニーズを実は持っているかもしれません。

もしそうだとしたら、自分の中のチャイルドにこんなふうに言い聞かせてあげるといいでしょう。

『いつもそばにいて』、というのは、赤ちゃんだったら許されるね。でも大きくなったらそういうわけにはいかなくなるんだよ。大きくなったら自由が欲しくなるよね。だとしたら、『いつもそばにいて』はちゃんと手放して、自由の方を取ろうよ。その方がいろんな経験ができるよ。赤ちゃんのままだと自由が少ないね。ハイハイやよちよち歩きだと、一人で行けるのはおうちの中だけだよ。『いつもそばにいて』をやめると、赤ちゃん時代が終わって、広い世界に出て行くことができるよ。行動範囲がすごく広がるよ。仕事の能力も上がるよ。そうしたら今よりもっと充実した毎日が送れるね。


これが自分の中で腑に落ちてきて、チャイルドが喜んで、素直に「うん、じゃあそうするよ!」という反応をしてくれるようになれば、大きく前進です。

そして、内側からしっかりした大人になってくるので、そういう人にはストーカー行為をする人も近寄れなくなります。万一近付いてきてもはっきりと注意するなどの行動がとれるので、長い間悩まされる、などのことがなくなります。

しかも実際のところ、その他の人間関係もよくなったり、仕事の能力アップにもつながる可能性大です!

私たちが自分で「こう考えている」とはっきりわかる顕在意識は、心の中のわずか5%だと言われています。残り95%の潜在意識、無意識の領域には、自分でも思ってみなかった気持ちが隠されていることもしばしばです。その部分にアプローチすることで解決する問題も多いんですね。

(完)

 

関連する講座へのリンク集

14.投影とその活用方法〜人は心の鏡〜
314.投影を活用する
652-1.投影とその活用方法2〜目に映るもののすべては投影である〜

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