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Lecture.526

お硬いと言われてしまいます〜観念という心のルール〜

講師:大門昌代
自分ではそんなつもりはまったくないのに、「お硬い人」と言われてしまうことがあります。そんな時は、もしかしたら自分の心の中にあるルールが、少し厳しすぎるのかもしれません。自分の心の中のルールが厳しすぎると、口調が厳しくなったり、自分のルール意外のものを拒絶したい気持ちが出てきたりして、周りの人に対してお硬い印象を与えてしまうことがあるのです。自分の心の中にあるルールを観念と言います。観念は、「こうすればうまくいく」という経験や、親から教えられたことを元に作られるものですので、ひとそれぞれ違った観念を持っています。自分がどんな観念を持っているのかを一度チェックしてみて、観念が多かったり、観念が強すぎたりするようでしたら、少し緩めてみることで、周りの人に与える印象も変わってきます。
Keywords
観念・ルール・かたい・印象・雰囲気


◎リクエストを頂きました◎
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自分では自覚がなかったのですが、わたしはどうも「お硬い?」ようで…
ちょっと上手く表現出来ないのですが、先日も「なんか正しいって感じ」と人に言われたことが、ずっとひっかかっています。
職業も服装もラフだし、どっちかと言うと緩いほうだと思ってたのですが、人がわたしと接してる時に変な緊張の仕方を時々します。酸素が薄くなると言うか…。
最近そんな自分が嫌でどうにかしたいと思うのですが、こういうおかたい?タイプにたいする人間関係のアドバイスお願いいたします。
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「お硬い」と言うのは、言いかえれば「しっかりしている」「きちんとしている」「正義感がある」「責任感がある」という事になります。
ですが、「お硬い」と表現される場合、あまり良い意味合いでは使われませんので、人から「お硬い人ね」なんて言われてしまうと、嫌な感じがするものですね。
リクエスト下さった方の場合は、「正しいって感じ」と、言われたようですが、何だか嫌な気持ちになってしまうものです。

自分では自覚がなくても、周りの人から「お硬い」という意味合いのことを言われてしまうことが多い人は、もしかしたら、「しっかりしている」「きちんとしている」「正義感がある」「責任感がある」という要素が、とても強く表に出てしまっているのかもしれません。

どれも悪いことではないのですが、その要素が際立ってしまうと、周りにいる人から「お硬い」というニュアンスのことを、言われてしまうことがあるのです。

私たち人間は、人とコミュニケーションをとる時に、言葉を使うことが多いのですが、その言葉を発するときに「しっかりしている」「きちんとしている」「正義感がある」「責任感がある」という要素が、強く伝わる話し方をしていることが、考えられます。

例えば、あなたが女性で、彼の親御さんともうすぐ初めて会うことになっているとしましょう。
その時に着る為の服を、一人で選ぶのが不安で、お友達に一緒に買い物についてきてもらいました。
そして、たくさんの服の中から、二つに絞りました。
そして、一緒に来てくれたお友達に質問します。

「どっちがいいかな?」

そうするとお友達が、こたえてくれました。

「Aは、いつものあなたらしいって感じがするね。でも、初めて彼の親御さんに会うんだから、今回はキチンとした印象を持ってもらえそうなBにすべきじゃないかな」

そう言われると、どんな感じがするでしょうか?
お友達が言っていることは、正しいことのような気がしますが、なんだかあまり良い感じがしないのではないでしょうか。

「〜すべき」「〜があたりまえ」「〜すべきではない」「当然〜である」などのように、自分の中にルールがあり、そのルールに従って行動したり、言葉を発したりしているのが人間なのですが、そのルールが他の人よりも厳密すぎてしまうと、人にもその自分のルールを知らず知らずのうちに、押し付けてしまうような言い方になってしまうことがあります。

もちろん、本人には押し付けるつもりもありませんし、悪気がある訳でもありません。
ですが、その厳密な雰囲気、ニュアンスは、相手に伝わってしまうのです。

「〜すべき」「〜があたりまえ」「〜すべきではない」「当然〜である」のように、自分のルールのことを、観念と言います。
この観念が多かったり、観念が強すぎると、周りの人に「お硬い」印象を与えてしまうことが多いのです。

ルールをきちんと守る事は、悪い事ではないのですが、ルールがたくさんあるということは、その分制約がきついということになりますから、ルールがたくさんある人と一緒にいる人は、なんだか自分もそのルールを守らなきゃいけないような気持ちになり、緊張してしまうということもあります。

周りにいる人に、お硬い印象を持たれている。その為に、人間関係が難しく感じる場合は、少し自分が持っている観念をチェックしてみると良いかもしれません。

観念というのは、「こうすればうまくいく」という親から教えられたことや、自分が経験したことを元にして作られますから、人それぞれ違います。
いわば、成功する為のルールみたいなものなので、どんな人でも持っているものです。
ですが、観念が多かったり、その観念が強すぎたりすると、鎖のようになってその人をしばりつけてしまうこともありますから、そんな場合は、少しその鎖を緩めてあげることも必要です。

見た目も職業も緩い感じであっても、心の中に厳密なルールがあると、お硬い印象を周りの人に与えてしまいますので、少し心の中のルールを緩めてあげることで、周りの人が受ける印象も変えていけます。

自分の中に「〜すべき」「〜があたりまえ」「〜すべきではない」「当然〜である」などの観念を見つけたら、「〜してもよい」「〜しなくてもよい」のように、少し緩めてみて下さい。

先程の例え話でいくと、「Aはあなたらしさが出ている気がするね。Bはキチンとした印象がするから、初めて親御さんに会うなら、Bもありかなと思うな」のような感じで伝えられると、「Bにすべき」と言われるよりも、柔らかい感じがしますよね。
ちょっとしたことなのですが、自分の中の観念を緩めてあげることで、発する言葉も緩めることができるようになるのです。

 

関連する講座へのリンク集

25.心を縛る鎖のお話〜観念の心理学〜
60.コミュニケーションの基本(その1)
62.コミュニケーションの基本(その2)
64.コミュニケーションの基本(最終回)
172.二人の決め事が守られない訳〜ルールはお互いを縛る鎖〜

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