存在感がない ~我慢せずに素直になろう~

「存在感がない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

私たちの心の中には誰しもが「自分の存在に気付いてほしい、存在感のある人でいたい」という思いが眠っているようです。

でも、不思議なことに目立ちたいと望みながら、自ら目立たないように自身の存在をひっそりと隠している方が実に多いのです。その原因として存在感のあることで過去に嫌な思いをしたり、存在感をもってはいけない環境で育ったなど、様々なことが考えられます。

目立ちたいのに目立ちたくない、そのようにふたつの心が存在することで今の現実を生んでいるようです。その問題を解決するには「我慢せずに素直になること」が重要になってきます。
今回の心理学講座では存在感が増し、自信をつけるためのプロセスをお伝えさせて頂きます。

◎リクエストを頂きました◎
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複数の知人に「存在感がない」と言われてしまいました。存在しているのに他人から存在を感知されない。しかも、それを複数の相手に言われて、この先、生きる気力が失われてしまいそうなくらいのショックを受けています。

昔から目立つ人気者タイプに憧れてきましたが、自分など一生かかっても手が届かないばかりか、人に存在を認識してもらうことすら、まともにできていないのだと思い知らされた気分です。
そもそも、存在感を人に感じてもらえない私のようなタイプは、どう自分を評価したらいいのでしょうか。自分の価値をすっかり見失っています。
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存在感

存在感のない人とはどのような人なのでしょう?

辞書で’存在感’と引いてみると「人や物が確かな存在であると印象づける感じ」と書いてありました。すなわち、相手に対してあまり印象が残らない人が存在感のない人と言えるでしょう。

存在感のある人になりたいという思いはご相談者の方だけではなく、私達みんなの心の中にあるでしょう。だだ、そう願いながら自ら存在感を消してしまってる人が、実に多いのです。

存在感がないと悩んでいる方は一度、ご自身に問いかけてみてください。もしも、自ら目立たないようにしているとしたら、なぜなのだろう?...と

まずは自身の本当の心を見つめることが最初のステップだと思います。

存在感を出してはいけない理由があった

では、自らが存在感を出さないようにしているとしたら、どのような理由が考えられるでしょうか。

・自分の意見を言えなかった

今は少ないかもしれませんが、頑固親父と呼ばれ、妻や子ども達の意見には耳を貸さず自分の意見を貫き通し、家の長として君臨している怖い父親というのが存在していました。もしも、そのような父親の元で育ったなら、子のあなたが何か意見を言っても通ることはほぼ、なかったでしょうし、あなたが何か言おうものなら罵倒されたり、封じ込まれてしまったでしょう。そのような家庭で育てば自分の意見を言うことがいけないと思ってしまったり言っても無駄なんだという思いがつよくなっても仕方ないと思います。

・あなたより注目されたい人が周りにいた

もしも、あなたの母親が周囲の注目を浴びたい人で、いつも「私を見て」という態度だったとしたら、あなたは母親の話を聞き、面倒を見る側になっていったでしょう。すると、自分のことよりいつも相手を優先するようになり、あなたの意見を言わなくなります。もしくはこの人のようにはなりたくないと自分の意見を押し殺し、アピールしなくなるでしょう。

・優等生の兄弟がいた

本来、ひとりひとりに価値があるのですが、身近な人にとても優れた人がいると、どうしても私達は比べてしまいます。いつも優秀な兄と成績を比べられたり、明るくて活発な姉に比べ「あなたは地味だから」などと親に言われ続けると自分の存在を小っぽけに感じてしまうでしょう。

・ひがまれた

子どもの頃、成績優秀でスポーツも万能。クラスでも人気者だった。でも、それが故にクラスメイト達に疎まれ、仲間外れにされたなどという経験がある方は大人になってから存在感を醸し出すのを恐れる傾向にあるようです。以前は目立っていたけど、それが元で孤立してしまい、イヤな思いをした分、目立たないように自分を隠してしまうのです。

このように様々な要因が挙げられますが、存在感のない人に共通する要因として「我慢」というキーワードが浮かび上がってきます。

素直になる

では、存在感のある人になるにはどうすればよいのでしょう?
それは、自分の気持ちに素直になることです。あなたが感じていることを我慢せずに素直に表現してみましょう。

あなたはどんな存在になりたいですか?
あなたのどの要素をみんなに知ってほしいですか?
どのように自分をアピールしたいですか?

周りのことは一切、気にせず、この質問に答えてみてくださいね。
コツは素直になることです。

その答えの中に「あなたのなりたいあなた」が見えてきます。あなたが「どんな存在になりたいか」をじっくりと考え、見つめていくと「なりたいあなた」の目標ができます。

深く自身を見つめていくことで、あなたのアピールポイントが明確に見えてきます。もしくは「私は人前で目立つより、誰かを陰で支える側にまわりたい」などという全然違った視点に気付けることもあるでしょう。

どちらにしても、あなたが自然でいられるのが大切です。例え、存在感のある人になれ、目立ってもそこに無理があれば、いつか心がパンクしてしまいますから。

存在感を感じられる場所

あなたが存在感を感じられる場所に行きましょう。その場所を見つけるヒントは「あなたの興味があるもの」「あなたの好きなこと」の中にあります。

私は人と関わるのが好きで心理学にも興味があったので心理学のセミナーに行き、そこで自分の存在を感じることができました。好きなことをしていると自然と価値観の近い人が現れ、繋がりを持てます。自分を必要としてくれる人がひとりでもいると思えれば、自分の存在感が大きいとか小さいということにこだわらなくなってきます。

だから、あなたの好きなことをしてみてくださいね。

人と関わるのが苦手という方は最初はひとりでできることから始めてみてもいいと思います。まずはあなたが安心でき、楽しいことを行ってみましょう。すると、少しずつかもしれませんが自分が好きになり自信もついてきます。自信がついてくれば、どこにいっても存在感が増すものです。

なかには、どこに行っても自身の存在価値を見いだせないという方もいるでしょう。でも、その苦しみはあなたが存在感を発揮できる場所を探しているプロセスなのだと思います。

海で生きる漁師が山に籠っても存在感は薄いでしょう。山で生きる猟師が大海原に出ていっても活躍できないでしょう。でも、漁師が海に戻り、猟師が山に籠れば、存在感は自然と増します。

あなたが存在感を発揮できる場所は必ずあります。だから、例え今はその場所が見つかっていなくてもあきらめないでほしいのです。

あなたがあなたのままで輝ける場所に辿り着けることを心より願っています。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

土肥 幸司

自信喪失のケアから夢やビジョンの実現サポート、幸せになれるコミュニケーションを得意とし、”お客様を笑顔に”をモットーに、お客様の気持ちに寄り添った心理分析と、今できることを分かりやすく提案している。 優しい口調からか、癒し系のイメージを与えることが多く、いつも笑顔が絶えない。