リーダーシップへの変容 ~見方を変えれば、あなたが変わる~

あらゆる問題がそうであるように、対人関係におけるストレスの問題も、「そろそろその人に対する見方を変えなさい」というサインです。

ある程度の心理学の知識を得ると、識別力がUPします。

感情には「共鳴作用」があること、表面的に起きているように見えることには全て「裏の事実(無意識の力)」があるということ、普通に与えたら疲れるけれど、100%与えた時には、自分も相手も世界も変容する「新しい世界がある」ということ・・。

『もうこの見方には飽きちゃった、次の世界へ移りたいな』そう思ったら、次の段階がリーダーシップです。皆を担いで頑張るような、しんどいリーダーシップではないですよ。こちらの世界では、楽で簡単で正直で愛のあるリーダーになることをお勧めしています。
日常に潤いをもたらす変化のヒントになれば幸いです。

◎リクエストを頂きました◎
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何が言いたいのかわからない人にめちゃめちゃイライラします。
質問しても回答のピントがズレていて、話がどんどん違う方へ脱線していってしまう。
他人にわかるように話せ!と思わずぶっ叩きたいほどの怒りにとらわれます。
こういう相手と心穏やかに接するヒントを教えていただければ幸いです。
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リクエストをありがとうございます。

イライラは、何とかしたい!という想いから来ますね。

「何とかしてあげたい」という想いも強い方なのではありませんか。
相手の方は、自身の繊細さで苦しんできた人なのかもしれませんね。

感受性に苦しんだ人は、他人のことを見たり感じたりすることをあえて避けてしまうことがあります。感じすぎてしまうから、無意識的に調節しているのです。会話がズレることもあります。

感情の共鳴

抑圧的な人は、慢性的に怒りの感情を抱えることになります。そして怒りは他者に伝染します。感情には共鳴作用があるのです。

「○○さんと話していたら、いつもこんな気分になる」という場合には、○○さん本人が、慢性的にそんな気分の人なのかなと考えてみましょう。

例えば、「じれったい人だなあ」と周りをイライラさせるような会話の仕方をする人は、その人が自分自身のことをもの凄くじれったく感じている場合があります。

自分のことをあまりに急かしているために、焦りすぎて、上手に話せないのです。
かえって逆の結果が出てしまっています。自己破壊的な状況です。

また例えば、完璧主義で有能なデキる人がいるとしましょう。
でもその人のそばに居ると、なんだか不安な気分になる・・という場合、

完璧な人のように見えるかもしれませんが、完璧主義の裏側には、劣等感や自己嫌悪の気持ちがあります。それが原動力となって完璧主義が生まれるからです。

『完璧な人など存在しない』という人間の事実をつい忘れてイメージで人を判断すると、相手の人との距離や誤解を作ります。それがありとあらゆる問題の種になるのです。

私たちは皆自分のやっていることをほとんど分っていません。無意識的に選んで動いていることが意外と多いのですね。

 

感受性のアンテナ ~リーダーシップの視点から~

リーダーシップの考え方ですが、その人といて何かの感情が湧いてきたら、その人の痛みやトラウマに共鳴していると考えてください。

あなたの感受性のアンテナは、とても感度がいいということです。

感受性の強さをもって生まれた時点で、その人は心の世界ではリーダーです。
リーダーとして相手を「どのような目で見てあげられるのか?」がポイントです。

例えば一日のうちの3分だけでも、慈悲の目を持てば、問題は見えなくなり、ただ助けを求めて困っている人だけが見えるようになります。

そして、そのようにして自らを与える行為は、価値を受け取ることと同義語です。
自らが外側に向かって100%与えようと心を決めたとき、無から有が生まれ、変容するのです。

リーダーシップの助けになるイメージエクササイズをご紹介します。

嫌な人、何か心に引っかかっている人を一人思い浮かべます。
そして、その人が何メートルか先に立っています。こちらを向いています。

そこで次の言葉を使って聞いてみます。
「○○さん、あなたが私から欲しかったもので、まだ私があなたに与えていなかったものはなんですか?」

例えば、笑顔、心の分かち合い、承認、感謝、優しさ・・などの思いつく要素を一つ与えるイメージをします。
そして与えるたびごとに、相手の人がこちらに一歩ずつ近づいてきます。

近づいてきたら、その人の顔が、他の人に変わるかもしれません。別の人になったら次はその人にまた質問をして、浮かんだものを与えます。

そして、最後はその人と自分が一つになります。ハグや握手をしてもよいでしょう。

私たちは与えていないときに、気分が悪くなるのです。
誰もがリーダーシップがあるのに、使っていないから、罪悪感があるのです。

表面意識では「どうして私から何かしなきゃならないの?」などの葛藤があるのですが、思考や正しさの判断は、あなたのハートを決して満たしてくれはしません。

あなたから与えてゆくこと、状況に橋をかけていくことは、ご自身のパワーを取り戻すために、欠かせないことです。

余裕がない場合は、あなた自身が罪悪感や無力感の罠に引っかかっているのかもしれません。
リーダーシップの強い人がこの罠に引っかかっているときには、何かと責めたくなってしまうのです。

でも、本当はご自身のことをとても責めています。
心当たりありませんか?

気前がよく、優しい人は、他人の苦しみを見ているときにこそ、自分のことを責めるのです。
でもそこで犠牲をしないでください。

 

ヴィジョンを見る ~本当に価値のあるもの~

八方塞がりになった状態のことを「デッドゾーン」と言います。
カウンセリングの現場では「死ぬほど嫌なことをすれば、デッドゾーンを抜けられる」という言葉があります。

どうしてそれほどまでに嫌なのか?それは、それだけはしなくていいように、これまでずっと逃げてきたからです。

嫌なことというのは、「死ぬほど自分に素直になる」という意味です。あなたは欲しいものを無視して、犠牲的になり、自分を愛してこなかった・・。

デッドゾーンはそのどん詰まりのところに来た、というサインなのです。

ここから先は、どんな関係性が欲しいのか?どんな世界に住みたいのか?・・これまでのしがらみよりも、心の底、本心、ヴィジョンを見るときです。

本当に価値のあるものに、あなた自身を全面的に投資するときなのです。

間違っているか正しいかどうかで動けない人は、まず動きましょう。動くと流れが出来て、答えが現れてきます。

ここで言うところの「リーダーシップ」とは、「本物のあなたでいる」という意味です。

生き方がリーダーシップの方向に変容すると、人生が楽しく、とても実りあるものに感じられますよ。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

多田 陽香

対人関係、恋愛、個性、才能、感情の問題など、様々なお悩みに対応するベテランカウンセラー。 深い意識を熟知し、問題を根本解決へと導く。 世界各国で長年にわたり精神世界を学ぶ一方、大手芸能事務所の番組制作協力をワンクール担当する等、豊かな感受性を生かしてカウンセリング生活を楽しんでいる。