手放しの力(2)~結婚を手放す~

カウンセリングで離婚に関してのご相談をいただくことがあります。
そんな時に“結婚を手放す”というご提案をさせていただくことがあります。

“結婚を手放す”ということはどういうことなのでしょう?
離婚ということを受け入れてお別れするということでしょうか?

どれも違います。

結婚を手放すことで心が楽になり夫婦関係の修復に取り組めることがあります。

カウンセリングで離婚に関してのご相談をいただくことがあります。
離婚に関してのご相談をいただいた時に“結婚を手放す”というご提案をさせていただくことがあります。

“結婚を手放す”ということはどういうことなのでしょう?
離婚ということを受け入れてお別れをするということでしょうか?

私がカウンセリングで提案をさせていただく“結婚を手放す”というのはそういう意味ではないんですね。

+++

例えば、夫から離婚話を切り出されている奥様がいたとします。

夫から離婚の申し出があり奥様としてはどうしたらいいものかと困惑してカウンセリングに来てくださったとします。

お話を聞くと奥様としてはできれば離婚をせずに二人の関係を修復して夫婦関係をやり直したいということが希望とのこと。

その希望を奥様からご主人さんに一度話してみたところ、ご主人さんは二人の関係を修復するモチベーションが沸いてこずやはり離婚したいという返事だったとのこと。

もしかしたら奥様の望む二人の関係を修復して夫婦関係をやり直すという結果ではなく離婚に至るかもしれないという状況。

そんな時に“結婚を手放す”というお話をさせていただくことがあります。

それは離婚を受け入れましょうということではないんですね。

“結婚を手放す”というのは、どうしても離婚という形にはなりたくないという思いを、“できれば私は二人の関係を修復していきたい。

でも修復に向けて頑張っても夫が離婚をしたいと言い続けるならば離婚をして幸せになるという生き方の選択もありだ。その上で今は修復に向けて頑張っていきたい”

というふうにしていくことなんです。

つまり、離婚という結果は嫌だと固執している思いを緩めていき、違う選択肢も作っていこうというものなんですね。

+++

どうしても離婚は嫌だというのは、これ以外の結果は嫌だという思いになっています。

すると、そうはならないようにという恐れでいっぱいになって心が追い詰められやすくなることがあります。

また離婚になるかもしれないという流れにストレスを受けやすくなり心がしんどくなりやすいです。

手放すことで、その恐れやストレスの受け具合を緩めていこうという意味で“結婚を手放す”という提案をさせていただくんですね。

そして、その上でクライエントさんが言われている二人の関係を修復して夫婦関係をやり直していく方法を共に考えて行きましょうとお話をしていきます。

結婚を手放してストレスの受け具合を緩めた上で二人の関係の修復にチャレンジしていくんですね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。