さあ、何から始めよう 〜変わりたい、あなたに〜

カウンセリングーサービスの山田耕治です。
いつもビジネス心理学を読んでいただきありがとうございます。

今日のビジネス心理学は、もっと良くなりたい!という変化を求めているビジネスパーソンに向けたものです。

世の中は目まぐるしく変化しています。
トランプ関税凄まじいですね。

一方、人って、なかなか、変われない!

ですよね。

ただ、そこには、変われないではなく、変わりたくない私がいるようなのです。

もっと心理的に踏み込んでみると、変わることを怖がっている、変化を怖れている私がいるようなのです。

そして、怖れがあるということは、何かにしがみついている私がいるということにもなります。
執着やしがみつきがあるようなのです。

もしかしたら、そのようなことは、自分では意識していないこと、思いもよらないことでもあるのかもしれません。

変わるのが難しいのは、そのような潜在的な意識が強く働き、邪魔をしているからのようなのです。

人が変わること難しくても、やっぱり、もっと良くなりたいですよね。だから、このような記事も読んでいる。

私たちは、変化への意欲はしっかりとあるのです。

さあ、何から始めようか。

変化を邪魔している潜在的な意識を緩めること、それが今日のお話です。

シンプルに行きたいと思います。

変化には、感謝、なのです。

私たちの変化を邪魔している、何だかの執着やしがみつきを溶かすため、手放すためには、『感謝の心』がポイントになると思います。

そして、この『感謝の心』にたどり着くために、具体的に踏み込んだ提案が今回のテーマとしたい、『ギフトを受け取る』です。

『ギフトを受け取る』とは、自ら向き合っている課題や問題から、自分なりの大切な価値や前向きな意味を見出だすこと、それらを受け取ること、です。

私たちを邪魔する潜在意識にある、怖れ、そして、執着やしがみつきを手放すには、新たな心の力が必要なのです。

自らに与えられたギフトを受け取り、至る、ありがとうという『感謝の心』は、最高にパワーに溢れたものなのです。

きっと変化のためには、いろいろなアプローチがあるとは思いますが、私自身が、最近、改めて、『感謝の心』が大切だと、強く確認したことがあり、もう少し具体的にお伝えできればと思います。

先日、私の父の一周忌の法要を行いました。
桜が満開で、とても気持ちのよい日中でした。

私は喪主でしたので、会食の際に、参加いただいた、みなさんにご挨拶をしました。

実は私、今もそんなに得意ではありませんが、人前が苦手、特に人前で話すのがとても苦痛で苦手でした。

びくびく、おどおどしてしまうのです。

そのようなびくびくおどおどの自らを振り返ると、そこには父が大いに関係していると思います。

父はとても言葉少なく、不機嫌で、時に怒鳴ることもあり、私にとっては恐怖の存在だったのです。

私は、小さな頃からずっと、その父に、びくびくおどおど、おびえていたように思います。

その防衛反応として、まじめで、良い子、しっかり者の私が育まれていったように思います。
そうすれば、そのような不機嫌を刺激することもありませんからね。

そのような長年鍛え凝られたまじめさは、それはそれで、学校、社会、そしてパートナーシップにも、役に立ち、評価も受けてきたわけです。

でも、それは、本当はとても不自由で、窮屈、緊張の世界で、心からの楽しい世界ではなかったように思います。

私は、カウンセラーになり、父の不機嫌さの理由を理解し、共感し、改めて、父と心で繋がることができたように思います。

そのような父を理解するプロセスの中で、たくさんのギフトを受け取ることができました。

父を通して、不機嫌な人の中にあるしんどさや辛さを想像することがきるようになりました。

父を通して、逆に、人一倍、楽しいことや自由をも求めたい自分がいることも、自覚することもできました。

それから、父がつけてくれた私の名前も、昔は田舎くさくて嫌いでしたが、今では父からの最高のギフトを受け取ったと言えます。

山深いの田と重なる潜在意識を耕していくことで、治るという、私がカウンセラーになることを予言していたかのようです。

父から受け取ったたくさんのギフトは今や、仕事やプライベートで大いに活かされています。

ありがとう。

『ギフトを受け取る』と、あの時の不機嫌で怒鳴る父、小さな私にとっての最低な父に対しても、自然に感謝の心を持つことができる。

今、びくびくおどおどの私が完全にいなくなったわけではありませんが、その小さな頃の自分から、大きく変化できたと思います。

ギフトを受け取り、感謝の心を持つことが出きると、自然に執着やしがみつきが溶け、手放され、そこに私たちの変化がもたらされるのです。

変化には、感謝なのです。

もちろん、今、みなさんが向き合っている課題や問題から、ギフトを受け取る、感謝する、ということは簡単なことではないかもしれません。

実際、私も、上記のような、父との葛藤から、ギフトを受け取るには、10年の月日が必要としています。

あんな相手に感謝なんかできるか!そんな思いもでてくるかもしれません。

それでも、ギフトを受け取り、感謝の心になる、とは、相手のためにではなく、あくまでも自分のためのものです。

私は、ギフトを受け取ったことで、心が軽く、自由で楽しい世界の扉が開いたように実感があります。

さあ、変わりたいあなた。

あなたの新しい世界への変化が待っています!

自らのために、ギフトを受け取り、感謝、その方向へ意識を、心をシフトしていく時です。

ともに、取り組んでいきましょう。
ご連絡お待ちしております。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1967年広島県呉市出身。早稲田大学法学部卒。大学生を筆頭に三人息子の父親。臨月の子を亡す喪失、燃え尽きにて18年勤めた会社を退職し、2010年カウンセラーに。現在は サラリーマンとのWワーカー。 共に心理を学んできた元妻とは子育てPJのため当面同居も、離婚を選択、それぞれに人生100年時代の次なる旅路へ。