変わりたい、前向きになりたい、痩せたい、明るくなりたいです。宜しくお願いします。

相談者名
じゅん
子どもの為にも本当の自分を知りたいのと、前向きに生きていきたいです。
私は病院に行くべきか、どうしたら前向きに生きていけるのかアドバイスいただきたいです。病気であれば可能性のある病名を知りたいです。

宜しくお願いします。

過去の話しですが、小さい頃に色々な人に体を触られたり、父には異性の目で見られていて体も触られました。
高校卒業してから沢山の人と同時に関係を持つ事で自分は存在していると感じました。
レイプされました。それを知った当時の彼にもレイプされました。
就職先ではイジメにあいました。
転載先では既婚者の男性に目を付けられ、うつ病になりながら付き合いました。
出産し結婚してから数年経ち、ようやく落ち着いてきましたが、父がいるので寝てる時は未だに部屋を覗いています。
今までは私は普通の人だと思い過ごしてきました。
でも人と合わせるのが息苦しいです。
外出は子どもを連れて行きたいから着替えるけど怖くて息苦しくてどうしても出れない時があり、辛いです。
旦那に似た人を見ると息継ぎが出来ません。
痩せたいのですが、痩せたくないんです。過去の事が原因なのでしょうか?調べたらむちゃ食い症かなと思いました。前向きになる一歩として痩せて綺麗になりたいんです。
「痩せたね」と言われると、嬉しいのにその日の夜に吐く手前までお腹に入れます。太りたい、醜くなりたい感情が一気に溢れて止まりません。
また母には、私が痩せ始めると普段料理をしないのに、2人分作り食べてさせます。
変わりたいです。明るく前向きになりたいです。

カウンセラー
嶽きよみ
じゅんさん、はじめまして。
今回 担当させて頂きます、嶽きよみ と申します。

「変わりたい、前向きになりたい」と、じゅんさんは、すごく明確に、はっき
りとご自分の意思を書いて下さいました。
じゅんさんは、これまでたくさん辛い経験をされてこられたんですね。
でも、子どもさんのためにも、それらを乗り越えて前に進もうとされていらっ
しゃるんですね。
その決心は、本当にすばらしいですね。
じゅんさんが、これから、綺麗で素敵な女性として 明るい毎日が過ごせるよ
う、少しでも力になれればと思って返事を書かせていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

> 前向きになる一歩として痩せて綺麗になりたいんです。

と、じゅんさんは書いて下さいました。

でも、

> 痩せたいのですが、痩せたくないんです。

という、とっても矛盾した気持ちも、じゅんさんの中にあるのですよね。
こうして文章で見ると、すごく不思議ですが、わたし達の心は、こういう、一
見ちょっと矛盾したことがおこりうるんですね。

ちょっとこんな風に考えてみてください。

「もし、痩せないことにメリットがあるとしたら、それは何だろう?」

どんな答えが思い浮かびましたか?

わたし達の心には、自分の意思などでコントロールできる「顕在意識」という
ものと、そのもっと深い部分にあってコントロールすることができない「潜在意識」や「無意識」というものがあります。

一見矛盾したようなことが起こっている時は、これらが別々の目的を持ってし
まっているときが多いんですね。

つまり、じゅんさんの場合は、顕在意識では「痩せて綺麗になりたい」という
目的を持っていても、無意識の部分が「痩せたくない」と思っているのではな
いかと思うんです。

ただ、無意識の部分には、自分自身を守ろうとする働きがあります。
なのでこの場合は、無意識が「痩せない方が自分のためになる」という考えを
持っているのではないかと思うんですね。

先ほどの質問に思い浮かんだじゅんさんの答えが、その大きなヒントになると
思うのですが、このお返事では、今回いただいたじゅんさんのメールから考え
てみようと思います。

じゅんさんの書いてくださった過去の経験の中には、これまでじゅんさんの
「女性」である部分が、たくさん傷ついてこられたのではないでしょうか。

「女性であるがゆえに、辛い思いをしてきた…。」

もし、そんな想いが、無意識の部分にインプットされてしまっているとしたら
、「女性である部分が表現されると、また辛い目にあってしまうのではないだ
ろうか」というブレーキがかかってしまうかもしれません。

そして、もし、過去にじゅんさんを傷つけた男性を責めるよりも、どこかで、
「自分(=女性)が悪い」、というような感覚をお持ちになったことがあったとしたら、自分が女性であることを楽しみ、堂々と表現することに、何か罪悪感のようなものを感じ、難しくなってしまうかもしれません。

つまり、痩せて綺麗になるということに対して、実はとっても「怖れ」を持っ
ていらっしゃるのかもしれない、という気がしました。

では、この矛盾をどうしたらいいか、ということですね。

まず、無意識が誤解してしまっている、「女性として綺麗になること」への怖
れを取り除いてあげる必要があるかな、と思います。

これにはセラピーで傷ついた女性性を癒し、その誤解を解くことが効果的かも
しれませんが、じゅんさん自身で出来ることとしては、希望の部分(「ビジョ
ン」という言葉でも表現できますね。)を今の自分に感じさせてあげる、とい
うことがひとつあるかもしれません。

わたし達はよく、「痩せたらおしゃれができる」とか「痩せたら○○に出かけ
られる」のように考えてしまうことがあります。

でもそれは、裏を返せば、今の自分(痩せていない自分)は、おしゃれをする
資格も、出かける資格もない、と、自分に言っているのと同じなんですね。

そういう時は、痩せること(自分にとってはノルマや宿題のような部分ですね
)に目を向けるのではなく、今の自分のまま、おしゃれをしたり、出かけたり
する(つまりご褒美を先に体験するということです)と、実はどんどん痩せや
すくなって行く場合が少なくないんです。

つまり、じゅんさんの場合も、痩せてからしたいことをリストアップして、ま
ずそれを、今のじゅんさんに許してあげてはどうかと思うんですね。

それは、今の自分を受け入れる、認める、ということにもなります。
それが出来れば、たとえば、「今の自分も悪くないけど、痩せたらもっと素敵
になれる。」という状態になって、前に進むのがとっても楽に、そして早くな
る可能性が高くなるのではないかと思いますよ。

じゅんさんは、これまでいくつも辛い経験をしてこられましたよね。
それでも、「前向きになりたい」という決心が出来たのは、それはもうすでに
、とっても前向きな人になっているということに気づいていらっしゃいますか

これまでたくさん自分のことを責めてこられたのかもしれません。
でも、その責めをひとりでかかえてこられたのは、本当はとても強い女性なの
ではないでしょうか。
そして、人の痛みがわかる、とっても優しい方なのではないでしょうか。

「子供さんのためにも」と思えるのは、とても素敵なことですね。
きっと、愛情がたくさんおありの方なのではないでしょうか。

私は、それが本当のじゅんさんではないかと感じています。

まず、今の自分を受け入れて行くには、自分に対して酷いことを言わないこと
も大切です。

そして、「気持ちいいなぁ」「楽しいなぁ」とじゅんさんが感じられることを、1日ひとつでもいいので、ご自分にしてあげてください。

病気の判断は、残念ながら、わたし達カウンセラーには、して差し上げること
が出来ませんが、共に考え、共に前に進んで行くことなら お手伝いできると
考えています。

しんどいときは、いつでもカウンセラーを頼ってみてくださいね。

今日はご相談ありがとうございました。

嶽きよみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な視点で問題を捉え「人間関係」「自己表現」「セクシャリティ」に関する悩みを多く扱う。 特に、現役で自身のビジネスも続けていることから、やりたいことを見つける、夢を叶える、など自己実現のサポートを得意としている。 「見た目の印象とは違い、声に癒される」との声が多く寄せられている。