疎外感を感じた時の気持ちの切り替えについて

転職や異動で自分が後からその職場に加わった場合、たとえ今まで経験したことのある仕事であっても、会社やメンバーが変われば新しい環境ややり方にが慣れるまで苦労することもあります。
ずっと同じ職場にいたとしてもメンバーが転勤・退職などで変われば同じように感じることがあるかもしれないのに、新しい職場であればなおさらかもしれません。

新しい場所では仕事を覚えるだけではなく、新しい上司や先輩、同僚ともコミュニケーションを上手く取り合うためにその人たちと知り合っていく必要もあります。

頼れる人がいたり、気にかけてくれている人がいるように感じられると、今はまだその仕事を完璧にこなせていないとしても、仲間として見てもらえているから「もっと頑張ろう」「早く仕事を覚えよう」という気持ちにもなります。

けれども、早く仕事を覚えてチームの一員になろうと一生懸命頑張っていても、なかなか溶け込めずに職場で疎外感を感じてしまうこともあります。

そんな時に、どうすれば深刻に悩みすぎなくてよいのか、ご自身の気持ちを軽くしていけるのかを考えてみましょう。

**

●周りの目を気にする

自分が他人からどう思われているか、どう評価されているのかを必要以上に意識しているとついこんな風に思ってしまうかもしれません。
「あのミスで仕事が出来ないと思われたのではないか。」
「なかなか仕事を覚えられない私は役に立たないって思われている」

⇒〇自分がダメだから/自分が出来てないから、と思わない

不慣れな頃は、私が出来ていないからこんな対応されると思っているかもしれません。
あなたが人のことを悪く思いたくない人であれば、なおさら自分の中に原因を探そうとしてしまいます。

「私が周りの人の気分を悪くさせている。私が原因。私が悪い。」といつも考えていると、いつのまにかそれがあたかも正しいことのように思い込んでしまます。
私が原因と思うと、心も体も常に緊張状態になりますから、ゆとりも何もなくなって、本来なら出来るはずであることもパフォーマンスが落ちたり、何かダメ出しされるのではと不安になり周りが気になって仕事に集中できなくなってしまいます。
ですから、自分で自分を追い込みすぎたり、自分が悪いと自分を責めすぎないことが大切です。

●ひとりでいることが苦手/職場に仲の良い人がいないのが苦痛

学生時代は常に友人と一緒にいた人は1人でいることに慣れていないかもしれません。
気楽に話を出来る人がいない状態では、ちょっとしたことが誰にもきけない、誰にきいていいかわからないとなると、どんどん内にこもってしまうかもしれませんね。
「みんなの中に入れていないと人と上手くやれない人。嫌われていると感じる。」とか
「1人でいると寂しい人に見られてしまうのではないか。」と思うと落ちみますよね。

⇒〇考え方を変えてみる

私はこの職場で1人、誰も味方がいないように思うと心細さでいっぱいになってしまいます。

本当は「みんなと仲良く協力して仕事がしたい。職場も楽しいものであってほしい。」と思っているのに、そうなってないことがダメなことと考えていませんか。
そういう気持ちが強すぎると、仲の良い人がいないとか上手くコミュニケーションが取れていない状態がとても辛くなります。

この場合、職場は仕事をするところと考え割り切って考えてみるのも一案です。
仲のいい人がいなくてもあまり困ることはないと気づけたり、自分と他の人のスタンスが違ったとしても支障がなければいいと思えると、それほど気にならなくなるのではないでしょうか。
仲間とのそれなりのコミュニケーションやマナーは必要でも、無理して中に入らなきゃとかみんなに好かれようとしなくてもいいのです。

●自分に自信がなくネガティブ・マイナス思考

自分に自信がないと、つい「どうせ自分なんて・・・」と感じてしまいがちです。
周りの人の優れたところばかりが目につき、人の良いところと自分の出来ていないとこ頃を比較していませんか?
マイナスの思考癖がついていると、相手の態度や返答を冷たいと感じたり、私は嫌れているといつのまにか思い込んだりしてしまい、それがあたかも事実のように思えてくるのです。

⇒〇その思い込みは真実ですか?

私たちは物事を自分が見たいように見て、聞きたいように聞いています。
自分の中に「私はこのチームに入れていないのではないか」と強く思っていると、相手の何気ない言葉を自分が思っているように「私はやっぱり受け入れられていない」と勝手に解釈してしまい、落ち込んでしまいます。

でも、本当にそうなのでしょうか?
誰かに「あなたはチームの一員じゃない」と言われたのでなければ、それは自分で思い込み決めつけていることなのかもしれないと考えてみるのもおススメです。

どう考えてもそう感じてしまうと思ったとしても、ハッキリ言われたのでなければ「そう思わなくてもいい!」と開き直ってみてもいいのではないでしょうか。
一度ではそう思えなくても、あなたの願っていることを再認識して何度も思い直してみましょう。

●受け身である

誰かから話しかけてもらえるのを待っていると、相手がその行動をおこしてくれないことに失望してしまいます。
受け身であると、無意識に周囲の人から「話しかけてもらう」ことを期待している状態なので、期待が叶わなかったときに疎外感を感じやすくなります。
「やっぱり私には声がかからないんだ・・・話しかけてもらえないんだ・・・」なんて思っていませんか。

⇒〇自分からコミュニケーションをとってみる

明るくにこやかに自分か挨拶や声掛けをしてみる。
挨拶をいつもしているのであれば、一言添えてみるのはどうでしょうか。
相手の衣服や持ち物などをみて、「その色ステキですね」と伝えてみたり、仕事で迷惑をかけるようなことがあったのなら、お礼の後に「助かりました!」と言葉を添えてみるのもいいかもしれません。

コミュニケーションが不足していると、お互いが相手のことを誤解したり、無意識にこういう人だと思い込んだりしていることがあります。
人との関係が苦手な方は、相手の第一印象によっては怖くて近づけないと思うかもしれません。

あなたが相手がどんな人だかよくわからなくて近づけないと思うように、相手も同じように私のことを見ているかもしれないと考えるとどうでしょうか?
コミュニケーションをとることを今よりもう少しだけ心がけてみようと意識するだけでも、相手の見え方が変わるかもしれません。

もちろん、今までも自分から一生懸命挨拶したり話しかけたりしたのに上手くいかなかった経験があると、傷つきたくないのでもうやりたくないという気持ちが出てくることもあるでしょう。

その場合は、こう考えて再チャレンジすることは可能でしょうか?
あの頃は相手の思惑ばかりを考えて、攻撃されないために心の中はビクビクしながら声かけをしていたかもしれない。
だって中に入らなきゃと必死だったから。
でも、今はこの人を知って、もっとこの人と距離を少しでも近づけたいと思って自分の心を開いて声をかけてみよう。

そうするとあなたの雰囲気そのものも変わってくるでしょうから、相手の反応も徐々に変わってくる可能性があります。

**

仕事が1日の多くの時間を占めているため、日々職場でと疎外感を感じると大きなストレスになります。
そこで感じる感情がツラ過ぎると、その感情から離れるために好きでやりがいがある仕事を手放す選択をしてしまうことにもなりかねません。
そうなると本当に悲しいですよね。

今の職場でまだやっていこうと思っているあなたにとって、何かしらのヒントになれば幸いです。

ただ、どうしてもツライ時は気持ちを1人で抱え込まずに誰かに話してわかってもらうということも大切ですので、誰かに相談してもいいことを心に留めておいてくださいね。

お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。