浮気された苦しみを大きくしているのが「自分の魅力のなさを責める気持ち」だとしたら?

「魅力が足らない」と自分を責める誤解を解くと浮気の苦しみは減らせます

浮気されると「自分の魅力が足らないからだ」と自分を責めすぎますが、そのことが苦しみを大きくしています。足らないのは「つながり」。自分を責めるをやめて、この問題が二人の新たな「つながり」とあなたの魅力を受け取る必要を教えてくれるチャンスと捉えると今を乗り越て幸せになる力になります。

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誰だって浮気されたら許せないので怒りは当然の感情ですが、特に自立系の方だと怒りで弱音を隠してしまう場合があるので、自分の本当の気持ちについては慎重に見ていく必要があります。

今回の記事では、浮気をされた苦しみを減らしていくために役立つ気づきのひとつとして、その苦しみが自分を責めすぎているから大きくなること、中でも「自分の魅力が足らない」と責めていることに絞ってお伝えしていきます。

浮気をしたのは彼が悪いのですが、にもかかわらず、相手を責める気持ちよりも自分を責める気持ちのほうが大きくなっている方が多いのです。

自分を責めるのを止めたら、苦しみは今より減らすことができるのです。

浮気をされたらとても傷つくし悲しいし苦しみます。

ところが、相手への怒りがそれを隠してしまうことが多い。

でも、それって自分への怒り、つまり自分を責めていることを隠しているんですね。

それを素直に感じたら苦しすぎるし、また、自分も周りの友人たちも「相手に怒って当然」と思いますから、自らを責める気持ちを感じにくくさせてしまうのです。

 

「魅力が足らない」と自分を責めてしまう誤解を解く

浮気の原因の一つは不測原則と呼ばれる心理です。

不測原則とはパートナーが持っていない魅力や要素を他の誰かに求める心理のこと。

この心理は誰もが持っているものですが、この言葉を知らなくても、浮気をされたら

「パートナーは私に魅力を感じてないから他のもっと魅力的な人のところにいったんだ」

と感じます。

どうしても恋愛をしていく上での自分の魅力について、それが足らないとか、飽きられたとか、そんな風に感じてしまうのですね。

それゆえ、とても傷つきます。

男性なら男性として、女性なら女性としての価値が否定されたように感じます。

これはとても辛いことです。

しかし、実際には魅力が足らないだけで浮気は起こるのではありません。

浮気のご相談を受けていると、彼の浮気相手が自分とは違うタイプの人だった、という話がでてきますが、それは

「私より若くて甘え上手で可愛らしい後輩」という場合もあれば、

「私よりずっと年上で地味な先輩」という場合もあるのです。

浮気相手がどちらのケースであっても、

「私はあんなに可愛くない」

「あの人より私は魅力がないってこと」

こんな風に傷つきます。

彼が「自分より魅力的な人だったから浮気した」のであれば、こうしたことは起こりません。

そう考えると恋愛対象として魅力というのは、浮気のきっかけではあっても本当の理由ではないことが見えてきます。

ここには、何をもって魅力的なのか、という問いが発生しますし、それこそが浮気問題を解決していく糸口になるのですが、私たちは、浮気をされると、どうしても「恋愛対象としての魅力を自分が持っていない」ところに囚われやすくなってしまうのです。

これが「相手を責める気持ちよりも自分を責める気持ちのほうが大きくなっている」状態です。

自分で自分を責めることで、苦しみはとても大きくなってしまうのです。

もしそうだとしたら、このことに気づいて、これを正しい大きさにしていかないと、いくら相手に怒りをぶつけ、誰かに話を聞いてもらっても、それを減らすことができませんし、苦しみも減らすことができません。

大切なのは「今の苦しみの多くは自分を責めすぎている気持ちなのかもしれない」と気づき、自己攻撃を止めること。

そうすることで、相手への怒りと感じている苦しみを少なくとも今よりも減らすことができます。

すると、心に余裕ができるので、この余裕を使って、一人で抱えずに誰かと相談しながら、これからの二人のパートナーシップをどうしていきたいのか、を考え、感じていくことができます。

 

この問題が何を教えてくれるのかという視点を持つ~自分の魅力を受け取る~

浮気の本当の理由は魅力の不足ではなく「つながりの不足」であることが多いのです。

仕事や家事育児等が忙しすぎて、彼を放ったらかしにしていたり。

弱音が吐けない甘えられないので、彼が自分を役立たずに感じてしまったり。

コミュニケーションが不足してお互いの気持ちがわからなくなったり、すれ違ってしまったり。

浮気はとても辛い問題ですが、二人が幸せになっていくために「今の二人に必要なことを教えてくれる機会」と捉えることで、見えてくるものがあります。

「問題の後ろにはギフトがある」と私はよくお伝えしていますが、二人のつながりを回復するきっかけであることだけでなく、自分を責めすぎていた「あなたの魅力に気づく」チャンスでもあるのです。

自分を責めるのではなく、あなたの本当の魅力に気づく必要があるのだと思ってみましょう。

そして、周りの人に怒りを吐き出すだけでなく

「私の魅力って何?」

「彼は私のどこを魅力に感じて付き合ったのだと思う?」

と自分の魅力について聞いて、あなた自身がそれを受け取ってください。

また、あなたが「一人でがんばりすぎて弱音を吐けない状態に限界がきている」ことを教えてくれているのかもしれません。

今こそ、そんながんばり屋の自分を褒めて労って、誰かに話を聞いてもらったり弱音を吐く時なのです。

この時、あなたは自分を責めすぎていません。

本来のあなたに近づいています。

このことが、彼とのコミュニケーションを今より進めていける力になり、浮気という問題を乗り越えていく力になります。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

池尾 昌紀

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。