行き詰りは手放しのサイン 〜“現在の視点”で次のステージへ〜

「今まではうまくいっていたのに、最近うまくいかなくなってきた」
「今までは何とかなっていたのに、何とかならなくなってきた」
焦ってさらに頑張ろうとするんだけど、頑張れない。
そうすると、自信をなくしてしまったり、自分を責めてさらに動けなくなってしまうということも。
もし、あなたが以前と比べて行き詰まりを感じているとしたら、「手放し」のタイミングかもしれません。

◆現在の視点を取り戻す“手放し”

心理学には、“手放す”という言葉があります。
「元彼への執着を手放す」のように、恋愛のテーマで見かけられたことがあるかもしれませんね。
この“手放し”は、恋愛に限ったものではなく、わたしたちの生活の色々なジャンル、もちろん仕事をしていく上でも大切な考え方です。

この手放しのメリットは、あなたに“現在の視点を取り戻す”ことにあります。
手放しの対象になるのは、もっていることで今の自分にマイナスの影響があるものです。

例えば、“元彼への執着”なら、彼に執着していると、今あなたに必要な新しい一歩が進めないので、手放したほうがいいというのは分かりやすいと思います。

◆過去の成功体験を手放す

ただ、手放しの対象は、ネガティブなものだけではありません。
自分にとってポジティブな意味合いをもつもの、例えば、過去の成功体験やうまくいったやり方も、手放しの対象になるのです。

例えば、さきほどの「昔はあんなに頑張れたのに、今は頑張れない」というお話し。

「あれぐらいやったらうまくいく」
「あのやり方でうまくいった」
というように、自分の中での成功法則や基準を、今までの経験で培ってこられていると思います。
だから、以前のように頑張れたらうまくいくはずなんですが・・・

それが自分自身の変化や状況によって、できない場面がでてきます。
そうすると、「そんな自分はダメだ」と自分を責めてしまったり、どうしたらいいのかわからないという焦りで、ますます緊張感やストレスが高まって成果がでない、という負のスパイラルにはまってしまうこともあります。

特に、今春のコロナウイルスの影響で、働き方やサービスの提供方法も大きく変わりました。

例えば、今までフットワーク軽くお客様に実際にお会いして、コミュニケーションをとりながらサービスを提供する、というのが自分の持ち味だと思っていたのに、それができなくなってしまった。
そうすると、もう自分が生き残る道はないのではないかと思う、というお話をお聞きすることがあります。

そこで思い出していただきたいのが、以前の成功法則ややり方というのは、あなたの過去の状況や目標にむかってつくられたものだということです。
以前とは状況や環境は常に変化するものですし、あなた自身も変化しているはずです。
今のあなただからこそのやり方や、今のあなたにふさわしい目標や方向性があるはずです。

◆あなたの中のポリシーを大切にして、次のステージへ

もちろん、以前のうまくいったやり方の中で、今でも十分応用できる部分もあるはずです。
“手放し”の大切なポイントは、手放したからといってそれがゼロになるわけではないということです。

過去のやり方や成功体験にこだわると、それ以外のやり方や結果はダメ、評価できない、ということになってしまいます。
逆に、手放してこだわりを緩めた分だけ“いいとこどり”ができるようになります。

例えば、過去の成功体験で「なんでそんなに頑張れたんですか?」とお聞きすると、「お客様に喜んでもらうため」「笑顔になってもらいたかったから」という答えがかえってきます。

これは、その方にとっての仕事をする上での動機であり、仕事をしていく上での大原則、ポリシーにあたる部分です。
なぜ、そのやり方にこだわったのかという動機や、あなたの中の原則やポリシーは変える必要はありません。
むしろ、新しいやり方を編み出していく基礎となる大切な部分です。

あなたの中の原則やポリシーを大切にしたうえで、今のあなたにふさわしいやり方を見つけて、次のステージに進みませんか?

この記事を書いたカウンセラー

About Author

真鍋 純子

恋愛・結婚・パートナーシップ全般(パートナーができない、失恋、離婚、不倫、浮気、セックスレス等)や対人関係の問題、魅力UPを得意とする。特に、愛し愛されるパートナーシップを育むカウンセリングに力を入れている。明快な心理分析とその人の本質を取り戻す心理セラピーに定評がある。