結婚に対する不安

相談者名
みいやん
この度、結婚相談所で知り合った彼氏とお付き合いを始めて3ヶ月程経ちます。
仕事(同じ介護士)や趣味など共通点が多く、恋愛に対する価値観も似ていて、早ければ来年の12月にでも籍を入れたいねと話しております。
ただし、お付き合いを始めてから一ヶ月が経過した頃、彼が施設の入居者さんに怪我を負わせてしまい、懲戒解雇処分となってしまいました。
一ヶ月間の謹慎期間中には、再就職を目指した活動をしており、現在一社内定を頂きましたが、それは介護職ではなく違う仕事です。
やはり同じ介護職では内定が得られなかったようで、今回の件が影響しているのかなと思います。
一社内定を得られましたが、今回の件は伏せていますし、いつバレるかと私も彼もヒヤヒヤしています。
でも私は再就職不利な状況の中、折角得られた内定ですし、今後も前向きに仕事に邁進して欲しいと願っています。
彼も頑張りたいと言っています。
勿論今回起こした事件についても猛省しています。
でもやはり将来結婚や家庭を持ちたいと考えている以上、不安は拭えません。
これから毎日将来に対する不安、そしてバレやしないかという不安と日々戦わなくてはいけないのかと思うと、正直疲れる、という気持ちもあります。
今は彼の相談を親身になって聴いたり、自分自身に対して大丈夫、と言い聞かせていますが、今後どのような気持ちでいれば良いでしょうか。
彼も私もお互いを大切に想っています。
私も将来に向け転職などを考えていますが、やはり不安がいつもよぎります。
カウンセラー
三枝みき
みいやんさん、こんにちは。初めまして。
みいやんさんのご相談を担当させていただく、三枝みきと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

まず、みいやんさんがお互いを大切に思い合えるパートナーと巡り会えたこと、本当に良かったですね。
彼を支えようと頑張っていらっしゃるみいやんさん、とっても素敵だな、本当に素晴らしい方だなとご相談の文章を読ませていただいて、私も嬉しい気持ちになりました。

彼もきっとそんなみいやんさんの思いやり、愛情にたくさん元気をもらったり、励まされたり、支えられたりしていることと思います。
大切なパートナーのためとはいえ、なかなか出来ることではないですよ。

ですから、みいやんさんはまずはそんなご自分の頑張りを認めて、たくさんご自身を褒めてあげて欲しいなと思います。
これはとても大切なことですので、ぜひぜひ出来るなら、今、この瞬間からでも、ご自身に「本当によく頑張っているね」「素晴らしいよ」「偉いね」などなどたくさん言葉をかけてあげて下さいね。
 

さて、それではここからみいやんさんのご相談に対して回答していきたいと思います。

まず、ご相談に書かれていること、彼が入居者さんにけがを負わせてしまったという件については詳細はわかりかねますが、「懲戒解雇」という重い処分だったことからみても、残念ながらかなり重大なことだったのだろうなと思います。
過失だったのだとしても、職場としても、また介護士さんというお仕事からしても「本来ならあってはならないこと」だったのでしょうね。

でも、彼も反省しているということであれば、出来れば隠さず、打ちあけておいても良かったのではないかなと私は思いました。

もちろん、人に「怪我を負わせる」ことや人を「傷つける」ことは、先ほども書いたようにどんな理由があっても「本来ならあってはならないこと」だとは思います。
でも、どんなに私たちが「人を傷つけたくない」と願っていたとしても、生きている以上、そういったことが起きてしまうことはありますよね。
それはとても悲しく遣る瀬ないことではありますが、でも、仕方のないことじゃないのかなと私は思うんです。

だって、彼だって、その入居者さんを傷つけたくて故意に怪我をさせたりしたのでしょうか?
彼は人を傷つけるのが大好きで、けがをさせたくてたまらなかったのでしょうか?
そうではないですよね?
きっとそうなるにはそうなるなりの、何か仕方のない理由があったはずですよね。

人は誰でも失敗や過ちをします。
でも、それでもきちんと「反省」して、次に生かせるのであればそれは「経験」となって、のちの誰かや何かを助けることにもなったりします。
そうやって、技術や社会は今日のように進歩してきたのではないでしょうか?

失敗や過ちをしたときに本当に必要なのは「検証」や「反省」であり、そしてそれらをもとにした「この経験を無駄にはしない」という「決意」です。
それは、過去の失敗や過ちを使って自分や人を責めることとは、全く違います。

もちろん、「誰かを傷つけたという事実がある限り、加害者は決して許されるべきではない」という意見の方も世の中には多くいらっしゃると思います。
でも、誤解を怖れずに言うなら、そういう考え方がある限り、「加害者が傷つけられて被害者に転じ、また新たな加害者を生む」という負のスパイラルは決して途切れることが無いのだと私は思います。
(この「被害者と加害者の心理」について説明するとものすごく長くなりますので、ここでは割愛します)
本当に必要なのは「私はもう、このことで誰のことも、自分のことも責めたりしない」という決意なのです。
 

話が少し逸れましたが、人が何かを「隠す」とき、私たちの心はその「隠さなければいけないもの」は「悪いもの」であると認識しています。
つまり、彼もみいやんさんも今現在、彼が起こした事件のことをとても「悪いこと」であり、「許されないこと」「罰せられるべきであること」と感じていらっしゃるようです。

さらに、「今回の件は伏せていますし、いつバレるかと私も彼もヒヤヒヤしています。」と書いて下さっていますが、ヒミツや隠しごとがあると周りと距離が生まれたり、その秘密を守る為に取り繕ったり、嘘を吐いたり、などのことをしなくてはならなくなります。
それは彼やみいやんさんの中の「罪悪感」をますます強化してしまいます。

「罪悪感」というのは無意識に「罰せられること」を求める感情です。
ですので、本人が意識している、していないに関わらず、私たちの心に「罪悪感」が多くあると罰せられるような事態、つまり嫌なことや辛いことを引き寄せてしまいます。

「不安」があるのは「罪悪感」の所為で、「このことで私たちは罰せられるのではないか」という怖れがあるからです。
そして、「新しい会社も社会も、このことで私たちを責めて罰するだろう」と怖れているからこそ、将来が不安になり、最悪の未来を想像してしまったりするのですね。

だとするなら、彼とみいやんさんに必要なのは不必要な「罪悪感」を手放し、社会や新しい会社の人達を「信頼」することです。

「彼は確かに過ちを犯した、けれどもう十分に反省し、やり直そうとしている」
「彼は今回のことで充分必要なことを学び、以前より成長した」
「社会も周りの人たちも、そんな彼を赦し、応援してくれるはず」
「彼はもう許されている、彼はもう幸せになっていい」

そんな風に思うことが出来たら、彼もみいやんさんも楽になっていけると思います。
ですので私は、もし出来るなら今からでも、会社の方に本当のことを打ち明けてみられることをお勧めしたいです。
(もちろん、どうしても無理だと思うなら、無理はしないでくださいね)
 

最後になりますが、彼を親身になって受け止められるのは素晴らしいことですが、それでご自分が苦しくなりすぎるのは「癒着」です。
(「癒着」というのは、本来別々のものである二人の心がひっついてしまって、相手の感情なのか自分の感情なのかわからなくなることを言います。)
特に「罪悪感」は誰かとの関係性に癒着を生む感情です。

みいやんさんは大切な彼と「罪悪感」癒着する歪んだ関係ではなく、「愛」で繋がることのできる関係、穏やかで幸せな家庭を作って作っていきたいとお望みのはず。
だとするなら、もうひとつ、みいやんさんにとってとても大切なことは、彼を「信頼する」ことです。

「彼はきっとこの問題を乗り越えていける」
「このさきどんなことがあっても、彼なら大丈夫」

そんな風に思い、また彼にそう伝え続けてあげること、それがきっとふたりの幸せにつながります。

でも、そうは言っても不安になったり信じられない気持ちになって、くじけそうになるときもきっとあることと思います。
そんな時はぜひ、私たちカウンセラーを使ってみてくださいね。
私たちが全力でサポートします!
初回無料の電話カウンセリングもございますので、ぜひ使ってみてくださいね。

ご相談ありがとうございました。
みいやんさんと彼の幸せを心から応援していますね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

三枝 みき

家族や親子の問題、子育て、友人との関係など対人関係の問題や、罪悪感、自己否定など心や性格についての問題を得意とする。 長女の自傷と強迫性障害がきっかけでカウンセラーとなる。特に母子関係については、自身が母との問題、娘との問題の両方を経験しており、ライフワークとして取り組んでいる。