遠距離不倫の彼ともう一度会いたい

相談者名
あい
彼が既婚者で私が独身です。
元々仲の良い同僚でしたが、出張で来た彼と約10年振りに再会しラインでのやり取りが始まりました。
頻繁に彼からラインや電話、楽しい写真も送られて来る様になりました。
遠距離なので数回ですが、彼の出張に合わせて食事にも行ったりする中で徐々に気持ちが傾き、1年程経った後、駄目だと思いながらも体の関係を持ちました。
それからも何度か会いましたが、彼の仕事がかなり忙しくなってきたため(同じ会社なので事実です)徐々に連絡が減り、ラインもほぼ既読無視。
会いたいと言うと前向きな返事はあるものの実現せず、以前から忙しい中僅かな時間を割いて会ってくれていた為無理は言えずに耐える日が1年近く続きました。
ところがこの度彼が転勤する事になり、今後は出張も無いため本当に会えなくなってしまうと分かりました。
もう一度会って話がしたいと言っても、転勤準備で忙しいと断られてしまいます。
ずっと出世コースだったのに今回の転勤は彼にとって不本意だったためショックもあるでしょうが、この機会に関係を終わらせようとされている気もします。
彼が大変な時に私のエゴだとは思います。
ただこのまま自然消滅してしまうことが耐えられません。
また彼の事も本当に心配なので、もしこれで最後だとしても一度だけでも会いたいのです。
今までは会いに来て貰っていた為、彼の都合に合わせてこちらから会いに行くと言っても我が儘でストーカーみたいでしょうか。
彼の事を思うならたまにラインで励ますだけ、もしくはそっと黙って自然消滅を受け入れる方が良いのでしょうか。
頭ではいずれ棄てられると分かっているのですが、心の中はもうどうすれば良いか分からずぐちゃぐちゃです。
冷静な判断が出来ず恥ずかしいですが、どうぞ宜しくお願いします。
カウンセラー
高見綾
あいさん、はじめまして。カウンセラーの高見綾と申します。
この度はご相談ありがとうございます。

なかなか連絡が取れずに耐える日々の中、彼の転勤が決まり、本当に会えなくなってしまうとわかったときの、あいさんの衝撃はどれほどのものだったでしょうか。

思うように連絡が取れないこと、会えないことでも心には負担になると思いますが、さらに、彼がこの関係を終わらせようとしているのでは…?と感じたときの焦りは、本当に大きいものだと思います。

駄目だと思いながらも体の関係を持ったとのこと。
頭では良くないとわかっていても、心がついていかずどうしようもないときってあるものです。

立場上、我慢をせざるを得ないことが多かったと思いますが、それでも彼との関係の中では楽しいこともあれば、満たされるものもあったのではないでしょうか。

どこかではいずれ終わる、すてられてしまうかもしれないという不安がありながらも、自分が必要とされている、求められているという喜びもあったのではないかなと思います。
だからこそなかなかこの関係を手放せなくなってしまいますよね。

でもそれがなくなってしまうかもしれないと思えば、本当に焦りますし、どうしたらいいのかわからなくなってしまうものです。

彼が多忙になったころからLINEを既読無視することがあったり、会いたいと言っても前向きな返事はあるものの実現しなかったりすることをみると、彼の中で徐々に優先順位がさがっていたのかもしれませんね。

今も、もう一度会って話がしたいと言っても、転勤準備で忙しいと断られていることを考えると、あいさんが薄々感じているとおり、このまま関係を続けていける可能性は低くなってきているようです。

不倫でかつ遠距離ということなので、どうしても我慢することが多くなりますよね。
寂しくても辛くても言えなくて、じっとひとりで耐える時間が長かったと思います。

そんな状態ですので、「このまま自然消滅してしまうことが耐えられない」と思うのは無理もないことだと私は思うのですね。

心が取り残されてしまうような感覚がするので、一度だけでも会って気持ちを整理したいと思われているのではないでしょうか。
 

これからについてですが、彼の都合に合わせてこちらから会いに行くということは、我が儘とは思いませんが、現状では彼に断られてしまう可能性が高いかなと思います(さらに彼の態度がより頑なになってしまう恐れもあるかなと)。

「あなたが心配だからもう一度会いたい」というのも、彼からすると会うための方便のように聞こえてしまうかもしれないなと感じます。

「心配は自分のため、信頼は相手のため」というように、心配よりも、不本意な転勤であっても「あなたなら大丈夫」という信頼を送ってあげるほうがいいかもしれません。

あいさんは、とても素直で聡明な方だと思います。
「冷静な判断ができず」と書いてありましたが、これだけ混乱している中でも、客観的な目を持っていらっしゃいます。

だからこそお分かりになると思うのですが、焦って何とかしようとしたり縋ってしまったりすると、彼が遠のいていくので、まずはほんの少しだけでもいいので、気持ちを落ち着ける時間を持ちましょう。
時間がない!と焦るかもしれませんが、落ち着くことが遠回りに見えて近道です。

これだけ耐えて頑張ってこられたわけです。
自分を責めることなく、
「今までほんとつらかったよね、でもたのしいときもあったよね」
「焦ってしまってもしょうがないよね」
「もう会えなくなるのは嫌だよね」
「受け入れられないと思っても仕方ないよね」
と自分に声をかけてあげて、どんな気持ちが沸き上がってきても受け入れてあげてみてください。

そうすると、自分を肯定することになるので、少しは気持ちが落ち着いてくるはずです。

その上で、できるだけ軽やかに、でもきっぱりとした口調で(←ここポイントです)、
「今までありがとう。これからはもう会えなくなってしまうから、最後に一度だけ会ってけじめをつけたい」
と話してみると可能性はあると思います。

彼と話し合おうとするのではなく、自分で心の整理をつける。
覚悟が必要ですが、そういうニュアンスが伝われば、彼を動かせるかもしれません。
 

ここから先は、もろもろ落ち着いてきたときに読んでいただけたら嬉しいのですが、

不倫になるのは良い悪いではなく、たとえば「自分が愛されるわけがない」と思っていたり、親密感や結婚に対して恐れがあったりと、自分でも意識していないような理由を持っていることが多いのですね。

あいさんの場合、さらに遠距離という要素が加わっているので、なおさら不自由なことがいろいろあったと思います。

自分が幸せになってはいけないというような理由を無意識のうちに持っているかもしれませんので、「なぜ不倫関係になったのか?」を、責めるのではなく理解し受け入れる方向で深堀りされると、今後のためにいいのではないかなと思います。

社会的な面もあり、女性は不倫で傷つくと、罪悪感が強くなったり燃え尽きたりしてしまうケースが多いです。

あいさんは素直でとても素敵な女性です。ご自身の価値や魅力をもっと受け取り、自分には100%の幸せを手に入れる価値があると思ってみていただけたらなと思います。

あいさんのお役に立てましたら幸いです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

高見 綾

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学び始める。 人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づき、多くの人のサポートを行う。 自己改革及び恋愛・結婚を含む人間関係全般のカウンセリングを得意とする。著書に『ゆずらない力』(すばる舎)がある。