ペットたちから教えてもらった無条件の愛

こんにちは。カウンセリングサービスの成宮千織です。

最近は、ペットを飼う人がとても多くなりました。
ペットたちは、まっすぐに飼い主を愛してくれます。
この子たちから、私は無条件の愛を教えてもらっているような気がするのです。

我が家には16歳の2匹のポメラニアンがいます。
前に、母犬がいて交配し、家で産まれた子たちです。

当時9歳だった息子は、徹夜で母犬モネの出産に立ち会い、産まれてからは、子犬たちの世話をかいがいしくしました。
ひとりっ子の息子にわんこたちの存在は、きょうだいでもあり、親友でもありました。

息子はこの2匹のうち、1匹をとてもかわいがり、イブと名付けたのに、茶色いからと、チャッピーと呼ぶようになり、最終的にチャーになりました。

チャーは、成犬になると、息子のベッドで一緒に寝るようになり、夜になると「りょうちゃん、早く寝ようよ〜」と催促するように、息子の部屋の前で待つのです。

家から1時間のおじいちゃんの家に、息子は、背負えるキャリーバッグにチャーを入れて、遊びに行くこともありました。
ふたりはいつも仲良しでした。

双子のもう1匹のミーは、内臓が悪くなり、何度も大きな手術をしていますが、チャーはこれまで病気知らず。
一度歯肉炎になった歯の治療をしたくらいです。
息子の良きパートナーとして長く、元気でいてくれました。

小学生の息子と走る競争をすると、息子がいつも負けるくらい、足の速いわんこでしたが、歳とともに足が悪くなり、今年の春ごろから転倒を繰り返すようになりました。
でも、どんなに激しく転んでも平気な顔で、立ち上がるのです。

「どうしたの?お母さん」と、でも言ってるかのように、心配する私を横目で見て、また数歩進むと転んでしまうのです。
そして、また何ごともなかったように立ち上がる。
『動物って本当に強いな』って思いました。

チャーの転倒は日増しに多くなりました。
体重がもともと軽く、頭が重いので、少しでも頭を下げるとでんぐり返しのように転ぶのです。

つい先日、水を飲んでいると思ったら、フガフガとへんな声が聞こえてきました。
見てみると、を飲んでいる途中に転び、その中に頭を入れ、溺れている状態でした。

慌てて助け出し、しばらく息をするのも苦しそうでしたが、なんとか大事に至らずにすみました。
でも、もう目が離せないなと思いました。

それから、チャーの状態は階段を転げ落ちるかのように、悪化していきました。
なんとか自力で立ち上がろうとするのですが、後ろ足に力が入らず、もう立ち上がることはできません。

時おり、体がピクピクとけいれんが起き、意識がもうろうとしている時間も増えて来ました。
食欲もなくなり、排泄も寝てするようになりました。
たった数日間で、チャーは完全な寝たきりの状態になってしまったのです。

私は子供の頃から数えると、これまで3匹のわんこを見送ってきました。
何度経験しても、「私がもっと、こうすれば良かった。本当にごめんね。」と、『助けてあげられなかった罪悪感』でいっぱいになります。
そして、いつまでも自分を責め続けてしまいました。

でも、わんこたちは、きっとそんな罪悪感ではなく、私に「ありがとう」って言って欲しいんだろうな。
いや、わんこの方から、「お母さんが大好きだったよ、ありがとう」って、言ってくれてるのかもしれない。
そう思うと涙があふれてきます。
どんなダメな私も無条件に愛してくれていたのは、わんこの方でした。

わんこの死から罪悪感を感じて、「私が悪かった」と自分を責め続けるよりも、無条件に愛することを教えてくれたわんこに感謝し、愛のストーリーに変換していけたら、それはとてもいい思い出になっていくと思うのです。

チャーと、一緒にいられる時間はもうそんなに長くはないのかもしれません。
残された時間を、後悔のないよう明るく楽しく過ごしていきたいです。

もうすぐ息子が、チャーの好きな食べ物を買って帰ってきます。
「一緒に待っていようね、チャー。」

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

成宮 千織

恋愛、夫婦関係、親子関係などの対人関係全般を幅広く扱う。 モットーは「母のように優しく、どんなネガティブな感情も否定しないで受け止める」であり、その包容力やきめ細やかなサポートに定評がある。 「とてもリラックスできる」「自分でいられる」など、安心感に包まれる時間を提供するカウンセラーである。