女装すると落ち着く

相談者名
よーさん
初めまして。

私は男なのですが、家にいる時は、大体コスプレで女装しています。
特にセーラー服が好きなんです。

この心境が出はじめたのは、小学生の低学年の頃でした。
姉のワンピースを着てみたいと言って、着たのが最初です。
あと、赤いランドセルが欲しいとか、中学生の頃は、体操服の赤いジャージが欲しくて、自分のお小遣いで買ったりしました。
(要するに、女性物が好きなんです)

母はすぐに受け入れてくれましたが、世間の人からは受け入れてもらえないと思い、内緒にしてました。
大人になってからも、女性の服や可愛い物が大好きです。
色も、ピンクや赤が好きなんです。

前に、心療内科の先生にこの事を伺ったら、「中性」と言われたのですが、信じられません。

職場の人にも、もののけ姫の主題歌を歌った、米良さんみたいだと言われたことがあります。

一体、私は何者なのでしょうか?
また、このことは、これからも、周りの人には秘密にしておいた方がいいのでしょうか?

お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。

カウンセラー
嶽きよみ
よーさん、初めまして。
本日担当させていただきます、嶽きよみと申します。
よろしくお願いいたします。

よーさんはタイトルに、「女装すると落ち着く」と書いてくださいました。
ということは、男性の服装でいる時、何か落ち着かない、しっくりこない、のような感じがいつもおありということなのでしょうか。

もしそうだとしたら、1日の半分以上は落ち着かない状態にあるということで、それは本当にしんどいことだと’思います。

小学生の低学年の頃からずっと女性ものの方がずっとお好きだったということを、お母さんが受け入れてくださったのは、その頃のよーさんにとっては、どんなに心強いことだったでしょうね。

女の子が好むようなものを好む息子に対して、叱ったり、変だと決めつけるではなく、よーさんのことをそのまま受け入れてくださったということは、お母様が本当によーさんのことを大切に思い、愛していらっしゃるのだなぁと思いました。

だからこそ、今、女装をすること自体を、よーさん自身が受け入れることが出来ていらっしゃるのかもしれないと思いました。

それでも、それから長い間、学校や世間の人に対して内緒にしてこられたということは、とてもお辛かったのではないかと想像します。

好きなものを好きだと表現できずに我慢することはとてもしんどいことです。

「隠さなければいけない」ことだと考えてしまったり、そう行動してしまうということは、つまり、それが悪いこと、いけないことだと自分自身に対してメッセージしているということになるからです。

もちろんそれが、実際には全く悪いことでも、隠さなければいけないことでなかったとしても、心はそう受け取ってしまいます。

そうすると、自分に自信が持てなかったり、自分が自分でないような不安定な状態になってしまうことが少なくありません。

>一体、私は何者なのでしょうか?

と、よーさんが質問してくださったのも、もしかしたら、本来の自分、自分らしさ、のような、いわゆるアイデンティが、自分自身でわからなくなっている、ということなのかもしれませんね。

その答えとしては、よーさんは、よーさんです。
世界にたった一人しかいないよーさんであり、よーさんにしかなれないよーさんです。
ピンクや赤が好きで、女装すると落ち着く、米良さんのような素敵な声の持ち主のよーさんです。

私自身は、そんな感性を持ったよーさん自身にもっともっと自信を持ってください、と言いたいです。
もしそれが、世間の人と違う感性だとしたら、なおさら貴重で素敵な感性です。
とても個性的だということです。大切にするべきよーさんらしさだと私は思います。

>また、このことは、これからも、周りの人には秘密にしておいた方がいいのでしょうか?

こちらのお答えとしては、どちらでもかまわない、というのがお答えになります。

世間には秘密にしておきながら、女装することを、よーさん自身の楽しみや癒しの時間として置いておくというのも、もちろんありだと思います。

逆に、本来の自分はこうなんだ、と、自分自身を解放することもまた素敵なことです。

でももししかしたら、それに対して、不安や怖れを感じていらっしゃるのかもしれませんね。

人は「自分と同じ’」ものに対して、基本的に安心感や共感を覚えるものです。
そして、感性が未熟なうちは特に「違うもの」に対して抵抗感を感じて、異質なもの、違うものに対して攻撃的になってしまう場合があります。

ただそれは、脅威を感じるからこその反応なので、違いを怖れない人や、違いを理解できたり、違いに慣れてきたりすると、「違い」は1つの個性であり魅力にもなり、新しい価値観を人に与えるものとなります。

私たちは社会的な生き物なので、嫌われたり仲間はずれにされることに対して、怖れを持ちます。
そのために、自分を押し殺したり、我慢して周りに合わせたりしてしまうことも少なくないのも事実です。
でも本来的には、それはとても苦しく、無意味なことでもあると思います。

よーさんは、外でも堂々と女装で歩けたり、それを受け入れてくれる人が他にもいるとしたら、どんな気持ちになりますか?

もしそれが、よーさんにとって心地よいものになりそうだとしたら、まずは少しずつでも自分自身をオープンにする機会を作ってみられるといいのではないかとおもいます。

もしかしたら、今回、それをお話ししてくださったのもその一歩かもしれませんね。
よーさんが「好きなもの」は、必ずよーさんの武器やスキルにも変えられる魅力の種です。
ぜひ大切にしていただきたいなと思います。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

嶽 きよみ

柔軟な視点で問題を捉え「人間関係」「自己表現」「セクシャリティ」に関する悩みを多く扱う。 特に、現役で自身のビジネスも続けていることから、やりたいことを見つける、夢を叶える、など自己実現のサポートを得意としている。 「見た目の印象とは違い、声に癒される」との声が多く寄せられている。