五月病に備えて

もうすぐゴールデンウィークですね。
今年は5月1日が天皇即位の日で祝日になるため、10連休となる方も多いのではないでしょうか。

この時期に気をつけたいのが五月病。
五月病とは、正式な病名ではなく、新しい環境への対応がうまくいかず、心身にあらわれる不調な状態を総称して「五月病」と呼ぶようです。

新年度に就職や転勤、異動、昇進などで環境や状況が変わり、新しい環境に適応しようと頑張った緊張や疲れがたまりやすいのがこの時期なんですね。

また新しい環境に期待したけれど、「こんなはずじゃなかった」と落胆してしまうのもこの時期なのかもしれません。

新しい環境で緊張状態が続いたり、昇進等で張り切って仕事をしている中で、自分でも気づかないうちに精神的ストレスや身体的ストレスを抱え込んでしまうことが、五月病の原因にあるようです。

はじめは
「なんとなく気分が落ち込む」
「やる気が出ない」
「眠れない」
「食欲がない」
などの症状があらわれ、休んでも疲れが取れなかったり、気分がすぐれなかったりして、徐々に体調が悪くなり、ひどくなると仕事に行けない状態にまでなってしまうこともあります。

仕事に行けない状態にまでなってしまうと、仕事に行けない自分や元気になれない自分を責めてしまい、さらにゆううつな気分になってしまいます。

そんな悪循環に陥らないために、五月病の予防法をご紹介します。
五月病の予防は、原因となるストレスをためないこと。

環境の変化対応しようとして、気づかないうちに溜め込んでいるストレスが原因ですから、ご自分に合うのストレス対処法でこまめにストレスを発散しましょう。

<ストレス対処法の例>

(1)運動をする。
体を動かすことで、緊張をやわらげ心身をリラックスさせる。

(2)自分の気持ちを人に話す。
家族や友人、カウンセラーなどに自分の気持ちを話すだけでも気持ちが軽くなったりしますが、話すことで自分の気持ちや考えを整理することにもつながる。
職場や周りの同じ境遇の人と話し、気持ちを共有することもストレス軽減につながります。

(3)趣味や好きなことをする。
趣味や自分の好きなことをすることで、自分を気分良くさせる。

(4)体の調子を整える。
・睡眠を十分取る。
・健康的な食事をする。
・マッサージなど体のケアをする。

体の健康を保つことは、心の健康にもつながります。

ストレス対処法はいろいろありますが、自分なりのストレス対処法があれば、五月病予防だけでなく、心身の健康維持に役立ちますので、見つけてみてくださいね。

五月病の予防として、もうひとつお伝えしたいのは、新しい環境に対応しようとして「気負いすぎない」ということ。

環境の変化に対応しようと気負いすぎることでストレスも生じます。

私も以前勤めていた会社で、何回か異動転勤を経験したのですが、異動して1か月くらいは仕事を覚えるのに必死で、2か月くらい経つと、自分の仕事の出来なさから「会社に行きたくない」という気持ちがわいていました。

異動して半年くらい経つと、さすがに仕事も覚えてきて、自分のペースで仕事も出来るようになるので、その頃にはそんな気持ちも消えるのですが、異動を何回経験しても、異動後2〜3か月くらいの時期は「会社に行きたくない」という気持ちになるのです。

しかし何回もそれを経験しているうちに、「今は仕事を覚えている途中で、仕事が完璧に出来ないのもしょうがない時期」と思えるようになり、「会社に行きたくない」という気持ちが出てきても、そんな自分を責めることは少なくなっていきました。

仕事が出来る人も最初から出来ていたわけではなく、経験を積み重ねた結果、出来るようになったのですから、初めての仕事や環境で、出来ない自分を責める必要はないんですよね。

「そのうち覚える」
「そのうち出来るようになる」
「そのうち慣れる」
気負いすぎないためにも、自分や周りにそう声かけすることが、五月病の予防につながることでしょう。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

すのせ さちこ

大学卒業後、地元企業に就職し、デザイン・経理・総務・秘書・営業事務等の業務を経験。不惑にしてカウンセラーを目指すために転職。離婚も含めた人生経験をベースに、楽になる物事の受け止め方を提案する。生き方やライフワーク、メンタルヘルス、パートナーシップ全般の問題を得意とする。