自分に自信を持つ秘訣~自信を取り戻すエクササイズ集

自分に自信を持つことって大変なことだと思っていらっしゃいませんか?

「自信」というのは「自分を信じる」と書きます。
だから「自信がない」=「自分を信じられない」といえるような気がします。

僕達は色んな局面で自分に自信が持てなくなっていきます。
仕事で失敗してしまったとき、
恋人に振られてしまったとき、
物事がうまく行かないとき、
試験に失敗してしまったとき、
誰かを傷つけたとき、等々。

すなわち、何か悩みがあったり、問題があるということは、それを解決する自信が無いから悩んでしまったり、壁にぶつかって抜けられなくなるようです。
自信があれば、きっと堂々とその問題に取り組み、解決方法を見出すことができるでしょう。
ただ、きっとそれは悩みとか問題とか、そんな意識にはならないでしょうけどね。

自信の失い方

でも、自信のない赤ちゃん、自信のない3歳児って見たことあるでしょうか?
ありませんよね、ふつうは。
ということは、今自分に自信がないなあ、というあなたでも、きっとそんな幼い頃には自分に自信があった、と考えるのが妥当でしょう。
そうするとその後の成長プロセスの色んなところで自信を失う何かがあなたの身に起こったのではないでしょうか。

例えば、あなたが「この答えはAが正しい」と思っていたとします。
算数の問題でもいいし、もっと一般的な態度でもかまいません。
ところが、両親から「Aちゃうがな、Bやでー」って言われたとしたら、きっとあなたは自分が出す答えに自信がなくなってしまうでしょう。

「自分の考えは間違っている」と思ってしまうかもしれません。
さらにその間違いを笑われてしまったとしたら、あなたは惨めで恥ずかしく、自分の答えを出すことすら諦めてしまうのかもしれません。
そこで強がってしまったり、ぷいっと怒って拗ねてしまうかもしれません。

もちろん、これが何回か起きたくらいならば自信を失うところまではいかないのですが、何度も何度も繰り返され、また両親のほか、先生、同級生、兄弟など色んな人から色んな場面で否定されたり、間違いを指摘されたとしたら、やがて自分を信じることなどできなくなってしまいます。

自信の無さが与える影響

そんな風に自信の無さは、両親からの愛情を感じられないことから始まり、学校の勉強で、クラブ活動で、あるいは対人関係で、失敗や喪失を繰り返すうちに作り上げてしまうようです。
また、誰かと自分を比較していつのまにか劣等感を身に纏ってしまったことが原因になることだってあるでしょう。

失敗感があれば、何かをしようとしたときに「また失敗してひどい目にあうんじゃないか?」って恐れてしまいます。そしたら、より失敗しないような確実な方法を探そうとするでしょう。
でも、その確実な方法は自分の心の中、考えの中には無いと思ってしまってますから、自然と誰かに依存したくなります。

喪失感があれば、また何かを失わないように慎重に物事を進めたり、誰かにしがみついて執着してしまうかもしれません。喪失することがすごく怖くなって自分を捨て、相手に全身を預けてしまうことだってあるでしょう。
特にこのパターンは恋愛において強い影響を与えているみたいです。

劣等感があれば、自分は劣っていると感じている分だけ、誰かからの否定や攻撃を恐れます。また、「どうせ無理だから」と諦めも早くなってしまうでしょうし、常に誰かと比較しながら自分が間違っていないかを意識してしまうかもしれません。

それらの感情が集まって生まれる感情もあります。
その最たるものが「嫉妬」。僕たちみんなが大嫌いな感情のひとつです。
嫉妬というのは、その相手の持っているものが自分には手に入らないと思うことから始まる感情ですね。
自分自身に自信を持つことが出来たならば、嫉妬は賞賛に変わります。

それから自己嫌悪。
感情というよりは態度に近いのですが、失敗した自分、劣等感を感じている自分を「駄目だな」と嫌悪し、攻撃してしまいます。
これも自信の無さが生み出すものとも言えるでしょう。

卑屈さ。これも感情というよりは態度なのですが、自分に自信がないことで物事に対して卑屈になってしまいますね。
誰でもそんな部分は持っているのだろうけれど、でも、自分の魅力をどんどん封じ込めてしまうものです。

これらに共通するのは、自分の意識が常に自分以外の誰かに向いていることです。
そして、その目はたいてい弱々しいもので、顔色を伺ってしまうことにもなるでしょう。

その結果、「対人関係が苦手」「恋愛がうまく行かない」「言いたいことが言えない」「仕事の成績が上がらない」「自分のしたいことが分からない」「無気力になってしまう」「将来に対して不安がある」などの現実面での問題として浮上します。

そんな風に自分に自信を失っているとき、自分自身の心は遠く忘れられて行きます。
何を感じていても、何を思っていても、それが日の目を見ることは稀で、多くは無視されたり、抑圧されたりします。
もし「こうじゃないかな?」と思う意見があったとしても、誰かから否定される前に自分で「それはちゃうやろ(標準語訳:それは違うだろう)」と否定してしまいます。
「なんだか寂しいな」と感じたとしても、「それはお前が悪い」と自己攻撃に変わってしまうことだって少なくないでしょう。

もしあなたが自分に自信がないと感じているのならば、一度自分の心を見つめてみてください。
長い間放って置かれて拗ねてしまった自分や、孤独や寂しさに震える小さな子どものような自分に出会えるかもしれません。

自信を取り戻す方法(その1)

自信を取り戻すということは、すなわち自分自身を取り戻すということにも当てはまります。
「自身」と「自信」。音は同じですから。日本語の深さを感じますね。

そのもっともシンプルなエクササイズを紹介します。

それは「とにかく表現すること」。
特に、思ったことを言葉にしてみること。
出来れば声に出して。
それが無理ならノートやパソコンに書き出してください。

自分に自信が持てないと感じる分だけ、あなたの思考の中には「自己否定プログラム」が組み込まれています。
自分が思ったことを誰よりも早く自分自身が否定し、抑圧してしまう恐ろしいプログラムです。
このプログラムを起動させずに言葉にする練習をしてみましょう。

そのためにはあなたの直感をそのまま言葉にしてみることが大切です。
同時に「分からない」ということを自分に許可することも大切なことですし、「そんなアホな」と思ってしまうことであってもOK。
このエクササイズは実際に誰かに聞かせることが目的ではありませんから、とにかく思いついたことのすべてを言葉にしてみましょう。
少しでも考える時間を自分に与えてしまうと、それが自己否定プログラムの作動に繋がってしまいます。

ここで「いいたいことを言ってしまったら嫌われるんじゃないか?」とか「そんなことを実際にやってしまったらわがままになってしまう」、あるいは「自分は思ったことを口に出して失敗してきて、それで考えるようになったのに」と思われる方も多くいらっしゃるでしょう。

そういう方にこそ、このエクササイズはチャレンジして欲しいですね。
このエクササイズの目的は「自分の直感や感情をありのままに受け入れること」だから。
それを実際に誰かに伝えるのとは別に、まずは自分がどう思っているのか?自分が何を感じているのか?を認識することが大切なのです。

それをしないととにかく自分の思うことならすべて否定してしまうものです。
コミュニケーションとは、自分が感じていること、直感をまずは自分が受け入れてからがスタート。
実際にその直感を今ここで話していいものか、それとも止めたほうがいいのか、はそこで選択するものです。

まずは、ありのままの感情、直感を受け入れてみることです。

自信を取り戻す方法(その2)

同じテストを受け、同じく失敗した人でも、そこで自信をなくしてしまう人とそうでない人がいます。
もちろん、それは本気度とかやる気にも関わってくるのですが、自分なりに精一杯ベストを尽くしたときは案外自信を失わないものです。
それよりも8割ぐらいの力で試験に臨んで、それで失敗したときが一番自信を失いやすいようです。
「もうちょっとやれば通ったのに」とか思ってしまうから。

そこで自信を取り戻す方法として「目の前のことを自分なりに一生懸命やってみる」ということを提案しています。
これはとても精神的、かつ、抽象的なので分かりにくいかもしれませんが、先程お話したように自信を失ってしまっているときは、自分よりも周りに意識が向いてしまっていることが多く、今出来ることに対して集中できなくなりますね。
試験に通るかどうかが不安だったとしたら、それだけで勉強に向かうエネルギーが削がれてしまうことだってあるでしょう。
その不安が「8割」を作ってしまうようです。

したがって、目の前にあること、そのことに自分なりのベストを尽くしてみましょう。
ここで大切なのは「自分なりに」ということ。
それが皿洗いであっても、数学の問題集であっても、恋人とのコミュニケーションでもかまいません。
自分なりのベストを尽くしてみてください。

そこで「自分なりのベスト」が何かわからないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方はまずはやってみてください。
「やってみること」、このエクササイズではこれが一番大切なんです。
大きなことだと時間がかかってしまいますから、小さいことの方がいいです。
「歯磨き」「洗濯物をたたむ」「目の前の書類を完成させる」等々。
それをまずはやってみてください。
そして、終わった後に「どれくらい一生懸命できたかな?」と振り返ってみましょう。
この振り返ることも大切。
もし「うーん・・・。手抜いちゃったかな」と感じたら、次のチャンスを利用してください。

でも、僕も経験がありますが、これをすべての行動に当てはめてやろうとすると本当にしんどくなってしまいますから、1日1回くらいで十分ですよ。

そして、ベストを尽くせたなあ、と思ったら、そんな自分をたくさん誉めてあげてください。
小さいことであればあるほど「大したことない」って思ってしまいがちだけど「自分なりに出来た」ことに意義を感じてください。

自信を取り戻す方法(その3)

自分を信じられない、ということは、自分をアテに出来ないってことでもありますね。
だから、自信を取り戻すには、自分との約束を果たすことで取り戻して行くことができます。
自分だとなかなかぴんとこないかもしれませんが、人に置きかえると分かりやすいでしょう。

いつも待ち合わせに遅刻してくるAさんと、だいたい約束の時間通りに現れるBさん。
あなたはどちらを信頼しますか?
多くの人はBさんだろうと思います。
それを自分に置き換えてみれば簡単なこと。
自分との約束を守ることです。

そんなエクササイズ。

まずはあなたが今「本当はした方がいいんだけど、なかなか出来ないなあ」ということをひとつ探して見てください。ひとつだけ、というのがポイント。
例えば「食後30分以内に歯磨きをする」「外出先から戻ったら靴をきちんとそろえて脱ぐ」「ご飯を食べ終わったらシンクにお皿を持って行く」等々、出来れば毎日1回ずつ起こるものを選んで見てください。
そして、それを毎日続けてやってみるのです。

ところがこれを毎日きちんとしようとするのは結構大変です。
僕の経験ではその決意をしてから、3,4日後に必ず試練が待ち受けます。
(これが3日坊主になってしまうミソでもあります)

例えばあなたが「帰ったときに靴をきちんと脱ぐ」を目標設定したとしましょう。
そうすると3、4日経つと、帰り道に突然お腹が緊急事態を告げたりします。
またあるいは、飲みに出かけてしまい千鳥足でのご帰宅となったりします。

そしたら、緊急事態でもあり、千鳥足なんだから、靴をきちんと脱ぐことなど忘却の彼方。
自分との約束を破ってしまうことにもなるかもしれません。
もちろん、ここで敢えて約束を守れたら、それは本当にすばらしいこと。
でも、仮に靴を脱ぎ散らしてしまったとしたら・・・、そのときの自分の態度に注目してください。

言い訳してませんか?
自分自身に言い訳してしまうと自信にはなりません。むしろ逆効果になってしまいます。
逆に自己嫌悪に陥ってしまってもやはり自信にはなりません。
ここで大切なことは、「また次の機会にチャレンジしよう」ということ。

3,4日ではまだ体にその癖が染み付いていないわけですから、うまく行かないのは当たり前。
そこでうまく行かなかったときにどうするか?が自信を取り戻すカギなのです。

例えば緊急事態だったとしたら、トイレから出た後に靴をそろえて見ましょう。
千鳥足で帰ってきて、気がつけば朝だったとしたら、そのときで十分間に合います。

もし、これが3日も続かなかったとしたら、きっとテーマが大きすぎたんです。
もっと小さいものを選び直してみてください。

自信を取り戻す方法(その4)

「そんな表面的なものじゃなくて、根本的な部分をなんとかしたい!!」と思われる方へ。
手前ミソになりますけれど、カウンセリングやセラピーを使ってみるのはいかがでしょう?
喪失感や劣等感も心の痛んできる証拠ですね。
その痛みを解放し、心にスペースを作ったほうがより早く自信をつける秘訣になります。

特に頑張ってるんだけど、なかなかうまく行かないなあ、と思っている場合は、心にそんな重たい荷物を背負ってしまっているのかもしれません。
ならば、それを取り除くことも大切なことですね。

最後に・・・

自信を取り戻すには時間が必要です。
(その3)のエクササイズでお分かりのように、自分への自信というのも癖みたいなものと言ってもいいかと思います。
新しいことにチャレンジし、それに心と体がなじむにはしばらく時間がかかります。
引越しをしたり、転職したりすれば、その新しい場に馴染むのに時間がかかるようにね。
これは自分を変えて行くことにも言えますね。

ひとつの成功で自信を取り戻すよりも、ここのエクササイズで紹介したように小さいことをコツコツ続けて行くのが一番早いようです。
ある日突然自分に自信が生まれた、なんてことは滅多にありません。
1ヶ月前よりも今の自分に自信が持てるなあ、1年前とはぜんぜん違うなあ、という少しずつ少しずつ変化していくものです。

自分との約束を守ること。
仮に守れないときは、次の機会から再出発すること。
これが自信を取り戻す最大の秘訣だと思います。

諦めないでじっくりチャレンジしてみて下さいね。

この記事を書いたカウンセラー

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