「自分を大切にする」とどんなふうに変わっていくのか。

「自分を大切にする」にチャレンジしていくことで、どんなふうに変わっていくのか。
実際にやってみて感じたことを今回は書こうと思います。

ある方からプレゼントを頂きました。シンプルなデザインの今治のタオルです。
箱に入ったそのタオルを、私はつい癖で「もったいないからしまっとこ」と片付けようとしました。

すると主人が「使ったら?」とひと言。
「いや〜、でもこんなフカフカのタオルもったいないやん。」
と言いつつもどこかで疑問が湧いてるのも事実で、
「そんなこと言わんとタオルくらい使お。」
と言われ、まあそうだなと思い、箱から出しました。

自分を大切にする、ということにチャレンジしているつもりでも、癖というのはつい出てしまいますね。以前の私だったらもったいないという思いを優先していたと思いますが、「どこかで疑問が湧いて」いたので、主人のひと言で思い直しました。
そうなんです、「どこかで疑問が湧いている」んです。つまり「もう今までのやり方に疑問を感じてる」ということだと思いました。

ここで「もったいない」について、ちょっと考えてみました。
なにがもったいないの?
もったいないってなに?
浮かんできた答えは「こんな上等なタオルを、普段に使うのはもったいない」しか出てきませんでした。

じゃあ、なんで普段に使うのはもったいないの?
「・・・」
結局いくら考えても、この問いには答えが出てきませんでした。

頂き物のタオルでも「粗品」と書いてあるやつは躊躇なく使えます。(笑)
だけど、今治タオルと言えば、あの今治タオルじゃないですか(これはあくまで私の感じ方です)そんなタオルを普段の洗顔に使うなんてもったいない。どうやら私は
「こんな私なんぞの顔を、今治タオルさまで拭こうだなんてめっそうもない。」くらいに思っているみたいなのでした(笑)

何かの時に取っておくと言って、結局使わない方がもったいないのではないか。
それに、タオルをプレゼントしてくれた相手は、私たちに使ってほしくて選んでくれたはず。それなのに、もったいないとしまい込む、ということは、受け取ってないことになる。そうして自分で納得して、今治タオルを使い始めました。

こんなふうにいちいち考えなくても、タオルくらい使えばいいのに。
でも、もったいないという理由でいいものを自分に使わなかった私には、最初はこれでいいかなと思いました。「こんなふうにいちいち考えなくても…」と思えるようになってきたのも変化だなと思います。

タオルの良し悪しなんてろくに意識したこともなかったんですが「ふわふわで気持ちいい」って思いました。それに、使い始めからちゃんと水分を吸ってくれるんです。今治タオルを我が家の当たり前にしようかと思うくらい気に入ったのです。

それは「気持ちいいなぁ」をまた感じたいと思ってる、ちょっと大げさかもしれませんが、幸せを感じる時間を増やしたいと思ってる、そんな変化だなと気付いたんです。

これは必ずしも「高価なものをあげよう」ということじゃないんです。無理して高価なものにチャレンジしても、もったいないという気持ちに負けそうになるかもしれません。なので自分に無理のないところから始めることが、自分を大切にするチャレンジを続けていく秘訣だと思います。

また、自分にとって気持ちいいなぁと感じられることは、お金をかけることばかりじゃないと思います。自分が何が好きか、自分の心が何に反応するのか、自分に関心を持ってあげると見つけられると思います。

今回は私の実例を書きましたが、感じ方は人それぞれでだと思いますので、この通りとは限らないと思います。でもやはり、実際にやってみることで気付くことは多くありました。

幸せを感じる時間を少しずつ増やせるんだということ。
そしてそれが自分でできるということ。と同時に
自分を喜ばせることをどれくらいしてこなかったのだろう?とも思いました。
気付くことでまた一歩、前に進めるのではないかと思うのです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

対人関係、自分を好きになれない、人の目が気になる等の自己の問題。 母娘関係、家族関係などが得意である。親との関係や対人関係などで悩んだ 自身の経験から学んだことを活かし、感覚的で一緒に考え提案していくスタイルが得意である。母性的で柔らかい雰囲気のカウンセリングには定評がある。