生きづらさを感じる悩み事

相談者名
眠り猫
はじめまして、眠り猫と申します。大学生女子です。
心療内科などには行ったことがないのですが、
少し悩みがあってこちらに相談させていただきます。
いくつかある悩みの中で特に困っている3点について記載します。

1点目。
先延ばし癖が治りません。先にやらなきゃいけないとわかっていても、
自分のしたいことを優先してしまいます。
そのせいで他人に迷惑をかけたり、
とんでもない失敗に繋げてしまうことが多々あります。
また、お手洗いなどの生理的欲求さえ後回しにすることが多く、
そのせいでお腹が痛くなったり、後から何か困ったりしてしまいます。

2点目。
何かしている最中に他のこと(先のこと)を考えると、
動悸が激しくなることが1日に1~2回ほどあります。
例えば、お昼ご飯を食べている最中に次の授業のことを考えたり、
本屋さんで本を探している最中に家に帰ったら本を読みながら寝ようなどと考えたり、
とにかく主に先のことですが、他のことを考えると、
動悸が激しくなって、今やっていることが手につかなくなります。

3点目。
予見被害妄想が激しいです。
例えば、誰か知らない人とエレベーターに乗ったり、
同じ道を知らない人と数十メートル歩いていたりすると、
後をつけられてるのではないか、刺されるのではないか、
と思ってしまいます。そんなわけないとは思いつつも、やっぱり怖いです。

以上が私の悩みです。
何かアドバイスがあれば教えて欲しいです。
よろしくお願いします。

カウンセラー
安池泰子
眠り猫さん、はじめまして。こんにちは
今回、担当をさせて頂きます安池泰子と申します。
よろしくお願いいたします。

今、眠り猫さんが困ってらっしゃる3点のご相談をいただきましたので
ひとつずつ、順番にお答えしていこうと思います。

【ひとつめ:先延ばし癖について】

先延ばし癖というのは、少なくとも誰にでもあることなんじゃないかなぁ?と思います。
眠り猫さんのご相談内容を読ませていただくと、
他の人に迷惑をかけてしまったり、とんでもない失敗につなげてしまうけれども
トータル的にみると、いつも結果的には「なんとかなってしまう」ことが
多いのではないでしょうか?

もし、なんとかなってしまわずに、毎回最悪の状況になってしまっていたとしたら
先にやらなくてはならないと思っていることよりも、自分のやりたいことを優先にしながら、
なにもやっていない、「先にやらなくてはいけないこと」を頭の中で思い出して
嫌な気分になってしまったり、やりたいと思ってやっていることが
急に手がつかなくなるという状況になってしまうと思うんです。
ご相談内容から考えてみると、先にやらなくてはいけないことがあるという
現実から離れるための行動として、自分のやりたいことに没頭して、
「先にやらなくてはいけないこと」の存在を消しているのではないかな?と思いました。

ご自分の無意識の中では、「先にやらなくてはいけないこと」があるけれども
なんとかなるから大丈夫!と、結果的になんとかなってしまうことを
信頼してしまっているので、なにもやらずに先延ばしにしても焦ることなく、
やりたいことを優先にしてしまうのかもしれません。

やりたいことを優先してしまう行動の前に、
「先にやらなくてはいけないこと」の全体像を見てしまって、
どこから手をつけたらいいかわからないと思ったり、
自分には到底できるはずもないという気持ちがわき出てしまって
不安な気持ちや心配になる気持ちを払しょくして
現実から目をそむけるためにやりたいことを優先してしまうのかもしれません。

≪もし、やらなくてはいけないことが大きすぎて、
どこから手をつけたらいいかわからなかったり、とても自分にはできないと思って
その現実から離れるために、やりたいことを優先してしまっているのだとしたら≫

やらなくてはいけないことを全体像として見ないで
小さい項目ごとに分けて(やらなくてはいけないことを)
やりたいことの合間に挟み込んでみると
うまく進めていけると思います。

あとはもうひとつ、ご自分のことを、小さく評価してしまっていたりすると
「先にやらなくてはいけないこと」ができないという出来事のたびに
《ダメな自分》を感じて、やっぱりわたしはダメなんだと
ご自身がダメだからできないと思い込んで、
やらなくてはいけないことを、進めるのを妨げていることもあるかと思います。

「先にやらなくてはいけないこと」を細かく分けて、
一歩ずつ進めていくように、積み重ねていくと
成功体験を重ねていけて、ダメな自分ではなかった!と自信がつきますので
小さな一歩を積み重ねてみてくださいね。

生理的欲求については、眠り猫さんが感じている世界観から
現実に引き戻されてしまうのが嫌で我慢して先延ばししている感じでしょうか?

もし、そうだとしたら、眠り猫さんが感じている世界観と現実は
同じ世界だから大丈夫!とご自分に言い聞かせてあげると
不安が少しは減ると思います。
生理的欲求があっても、感じている世界観は分断されることもないですし
また、戻ることができると思うと先延ばしにはならなくなるのではないでしょうか?
そう、イメージしてみてくださいね。

【ふたつめ:先のことを考えると動悸がすることについて】

何かをしていて、先のことを考えると動悸がしたり
していたことに手がつかなくなってしまうことがあるということなんですが

ひとつめのご相談では、やりたいことを優先しているときには
そういった出来事が起きると書かれていないので、そのような状況には陥らないんでしょうか?

考えられることとして、眠り猫さんは「変化への恐れ」が強い傾向にあるのかもしれません。

今、やっていることを通り過ぎて、ほんのちょっと先(未来)を見ると
すごく、不安に思うのかもしれません。
そして、ほんの少し、「完璧主義」なところもあるようです。

例えば、ご相談内容の『本屋さんで本を探している最中に
家に帰ったら本を読みながら寝ようなどと考えたり』
すると、動悸が激しくなって、今、やっていることに手がつかなくなってしまうとあります。

これは、本を探しているときに、家に帰ったら本を読みながら寝ようという目標(未来)に
目を向けてしまって、実際に本を探しているご自分(今、現在)に戻ると
まだ、本を見つけられていないので、必ず達成しなくてはいけない目標が達成できない
どうしよう!と不安になって、動悸が激しくなるのかもしれません。

実際には、本屋さんで、読みたい!と思う本がなければ買わずに
帰宅するという選択肢もありますし
絶対、買わなくちゃいけないというわけではありません。

もし、なかなか、本が見つからなかったとしたら
本を読まないという目標(未来)を考えてみると少しは楽になるかと思います。

今日は、このまま帰って、ゆっくり過ごしてみようかなとか
違う目標(未来)を見てみるといいかもしれませんね。

授業についても、新しいことを学んでいくので、「変化の恐れ」が強いと
新しいことをきちんとできるだろうか?失敗するんじゃないか?などと思ってしまって
お昼ごはんを食べている私(今、現在)に戻ってきても
気持ちだけ未来の不安を感じてしまっているんだと思うんですよね。

そんな時は、すこし前(数日前だったり、数週間前だったり)
新しく学んだ単元のことを思い出して
そんなに心配しなくてもなんとかやってこれたなぁと
安心した感情を思い出してみるとすこし、落ち着けると思います。
動悸が激しくなってしまう前に描いた目標設定や未来像に意識を向けて
不安に感じてしまっているので、
不安に感じること(新しい学びなど)を乗り越えたことを思い出してみると
気持ちが安定して、動悸を起こしにくくなると思います。

【みっつめ:予見被害妄想について】

予見被害妄想は、実際に後をつけられたり、何かきっかけがあったのでしょうか?
ご相談内容には、きっかけがあったとは書かれていませんので
きっかけがないけれど、激しく予見被害妄想になってしまっている場合として
お答えしますね。

眠り猫さんのお母さんや、お父さんは、どちらかというと過保護だったんでしょうか?
小さいころから、なにか事件などが起きるたびに
注意を促されたりしていませんでしたか?

何か事件が起こるたびに
あたかも、眠り猫さんも被害を受けるのではないかというくらい
親御さんが、「気をつけなさい」などと、ことあるごとに言われてきたのでしょうか?
もし、そうだとしたら、ほかの人よりも注意しなくちゃ!
絶対、自分は危害を加えられると過剰に思ってしまっているのかもしれません。

そうではなくて、親御さんは特に過保護ではないし
注意を促すこともないのに、予見被害妄想があるとしたら

眠り猫さんが、とても怖がりさんなのと
敏感で繊細なのかもしれません。

何か事件などをニュースで見聞きした後に、あたかも自分のことのように感じてしまって
歩いているときに後ろに人の気配があったり、
エレベーターでだれかと一緒になったりすると
なにかされてしまうんじゃないか?と考えてしまうんだと思います。

ふたつめのお答えとすこし重なってしまいますが、
眠り猫さんは、「今ここ」と言われている現状の世界(現在)と、
眠り猫さんの頭の中で繰り広げられている世界との
境界線が浅くなっていて、頭によぎったことと現実が
混同してしまっているのかもしれません。

そして、警戒心がとても強くて怖がりさんなので、
最悪の状況まで考えてしまっているのだと思います。

「先回りして、最悪の状況まで想定してしまう」性質が、
ご自分の中にあるんだ!ということをまず、意識してみてください。

そして、被害妄想の部分だけに意識を向けるのではなくて、
もし、現実で起こったとしたらどう回避するか?という想定も考えておくと
怖いという気持ちをすべてかき消すことはできないですが、安心する部分ができるので
恐怖心だけに振り回されることがなくなると思います。

ご相談いただいた3点の質問に考えうる状況でお答えしてみました。
少しでもお役にたてたら幸いです。

眠り猫さんが、大学生活を楽しく有意義に過ごせるように応援しています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

安池 泰子

鋭い洞察力とユニークな分析から、その人に合ったわかりやすい例え話を用いて、悩みが解決したように感じるパワフルさや、深刻さを笑いに変える明るさが人気を得ている。 どうしたらいいかわからずモヤモヤする事などに通訳者のようなアプローチを信条とし、本音の部分を引き出すお手伝いを特に得意とする。