うつの彼とどう付き合っていけばいいのか

私なりにうつのことを勉強して、本人をありのまま受け入れること、
将来のことを話さない、予定をつくらない、などが重要だと知り、
彼に対してもそれらを心がけて接していました。
しかし、彼がだんだんと私に対して依存をするようになり、
彼が私に会いたがっても私の都合が悪くて会えないと
「もうだめだ。死ぬ」などと言い出すようになってしまいました。
今は、症状も安定してきていて、そのようなことはないのですが、
彼の行動の一つ一つが、彼の病気のせいなのか、
もともとの性格からきているのかが分からなくて困ります。
例えば、私の予定も考えずに真夜中に電話してくること、
予定をきちんとたててくれないこと、将来のプランが話すたびに変わっていること、言ったことがまもれない・・などです。
正直、最近では彼と付き合っていたいのかどうかも分かりません。
でも、病気のせいだとすれば、嫌いにもなれず・・・。
私の言動で病気に影響があったら、と思うと、
言いたいことも言えず、彼に合わせるばかりで、
自分がしているのが恋愛なのか自信がもてません。

彼の行動を、どう思えばいいのでしょうか。
もし別れたくなった場合は、どのように伝えれば
彼も理解してくれ、ショックを受けずにすむのでしょうか。
よろしくお願いします。

彼も大変なことを経験された様だけれど、
あきさんも、彼との事で心がいっぱいいっぱいになってしまってますよね。
いろいろと勉強して、なんとか彼をサポートしたいと思われたのだろうけど、
彼の言動や要求にすべて答えないといけないと感じれば、
あきさんの心も相当に疲れてしまいます。

また、病気という風に考えれば、
彼に対する言葉や行動にもすごく気を遣ってしまうだろうし、
自分の行動が、彼に悪い影響を与えたりしないだろうかと考えると、
心の中では恐さも感じるんじゃないかと思います。

あきさんのそんな心配や気遣いや色んな感情で、
あきさん自身も疲れてしまっているんじゃないでしょうか？
そして、本当の自分の気持ちも見えなくなってしまっているように思います。

また、今の彼の状態だったら、
あきさん自身が、彼に受け入られているとも感じられないでしょうし、
どこかでそんな寂しさもたくさん溜め込んでいるのでしょうし、
将来への不安も感じられていると思います。

病気だからとはいえ、
あきさんが、彼との恋やそばに居ることを、
強いられてるように感じてしまってもおかしくありません。
こんな風に感じれば、その関係に楽しさを感じれたり、
付き合っていきたいと思えなくなってしまいます。

まず一番大切なのは、
あきさんも迷っていらっしゃるように、病気なのか？性格的なものか？
この判断をあきさん自身で、しないと言うことです。
あきさんと彼が信頼をおける専門医やなどに、
相談したり意見を聞いたりすることが大切だと思います。

そして、彼との事をどうするかを考える前に、
色んな感情で疲れているあきさんの心のケアを、
少しされて見てはどうでしょうか？
あきさんが感じている色んな感情やしんどさを、
吐き出したり、聴いてもらうことです。
そして、一人で抱え込まないことです。

僕達が抱えている色んな気持ちは、
人に解ってもらうだけでもずいぶんと癒されますし、
あきさんが彼との事で抱えている心配や恐さも、
人に聴いてもらえば、少しはやわらぎます。

そして、あきさんが色んな自分の気持ちを少しでも楽にして、
あきさん自身が自分を取り戻すことが大切です。

心の中で心配や恐れを感じて、彼にしてあげることは、
あきさんの心では犠牲的になってしまうし、
そうすれば、その関係にしんどさも感じてしまいます。

あきさんの幸せをまず考えられる心境に戻る事です。
そうすれば、もっと落ち着いた気持ちで、
彼をサポートしてあげることも可能だと思います。

また、自分を取り戻した上で、
彼と別ることを選択しようとするのならば、
それは、決して悪い事ではありません。

人は、お互いがもっとよくなったり、
もっと幸せになったりするために、恋愛をしたり、
パートナーシップを結ぶのです。

もし、彼と居ることがあきさんの将来に幸せに
繋がらないのであれば、別れを選択することは、
彼を見捨てたり、裏切ったりする行為ではありませんよね。

あきさんは、今色んな気持ちでいっぱいになってしまって、
そんな風に感じれなくなってしまっているのだと思います。

彼と居ることも、別れることも、あきさんが選択出来る事です。

あきさんが、自分を取り戻して、
まず、その二つの選択が自分で出来るんだという心境に戻ってください。
あきさんは、自分の幸せのためにすべてを選択できるのです。
そして、それはいつでも選択し直すことも可能です。

そんな自分を取り戻すには、
一人で抱え込まず人に頼る事だと思います。
そして、あきさんの色んな気持ちを理解してもらうことです。
あきさんが、まず自分の幸せを求めることは決して間違っていません。

どうしても、そんな風に感じれなかったら、
いつでもお力になりますので、一度カウンセリングを使ってみてください。

今日はご相談ありがとうございました。