ショットバーは私“なんか”に似合わない!?

わたくし、この歳になって初めて、ショットバーというところに行ってきました。
といっても、その店はお昼にランチをやっているので、行ったのはお昼なんですけどね。

その店は主人が出張でよく行く市内にあり、同僚と時々行くお店らしく、
お昼はランチをやってることでも有名な店だそうです。
所用で近くに行ったとき、主人がその店に連れて行ってくれたんです。

店の中に入ってみると、壁面には高い天井近くまでお酒が並べてあって、適度に薄暗く、とても落ち着いた店でした。
バーテンダーさんはきちっとしたスーツのような?制服を着ていて、
髪も、たったいま美容室からの帰り?と思うくらい整ってるように見えました。

ランチのコースメニューにはサラダと飲み物がついていて、主人はコーラを注文しました。
私たちはカウンター席を勧められていたので、目の前でコーラをグラスに注ぐのが見えたんです。

グラスを斜めに傾けて、とっても丁寧にそーっとコーラを注ぐんです。
そして氷も一つずつトングで静かに入れるんです。
たかがコーラに(ってこの言い方もコーラにごめん(笑))こんなに丁寧に注ぐんだーって
その所作に何だか感激してしまったのです。

そのうち、何だか自分には「場違い」な気がしてきてそわそわしてきました。
こんな場所は自分にふさわしくないような気がしてきたんです。

ん?ふさわしくない?

落ち着いた場所だから?
バーテンダーさんの身だしなみが綺麗だから?
バーテンダーさんのコーラの入れ方が丁寧だったから?

だから、自分にはふさわしくないの?なんでなんで?
…というように、私の頭の中はハテナで一杯になりました。

なにせショットバーというものを知らない私。バーはバーでも何が違うのか。
家に帰ってネットで調べてびっくり。
すごく簡単に書くと、オーセンティックバーをカジュアルにしたものがショットバーとのことで、
ドレスコードはない、とのこと。

って、ドレスコード?そんな格調高い場所だったの?
よく読んでみると、オーセンティックバーって、まるでセレブが行くところみたいに感じます。
ますます私なんかの行くような場所じゃないやん。と思ったんです。

しばらくあ然としたものの、いやいやちょっと待て。ランチタイムやんか。と気を取り直しました。
さっきも調べたけど、カジュアルなバーって書いてあったし。
他のお客さんもカジュアルな服装だったし。そんなに気にすることもないんじゃないかと思えてきました。

それにしても。いつもそうだったなぁ、いつも「自分には無理」「自分にはふさわしくない」って決めつけて、
こういう場所から遠ざかろうとしてたなって思いました。

じゃあ「こういう場所にふさわしい自分になろう」と思ったこともなく、
そもそも、なにをもって、ふさわしくないって判断したかを考えても答えが出てこない。

一番心に残ったのが、バーテンダーさんの所作。
あの所作に、丁寧なおもてなしを受けてる感じがして、
こんな私に、こんなに丁寧にしてもらうなんて不釣り合いな気がしたから、かもしれません。
そう思うくらい私は、まだまだ自分を丁寧に扱ってないってことかなと思いました。

いやいや、ふさわしい自分になろう、じゃなくて、行っていいのよ。
丁寧なおもてなしを受けていいのよ。
ふさわしい、ふさわしくないって勝手に判断してるのは自分なんだから。

気付いたら変えればいいんです。
たしかにジャージやスウェットで行くような場所ではないなと思います。
でも、自分にはふさわしくないなんて決めつけて遠ざかるのは、やっぱりもったいない。
そう思うと行きたくなってきました。

今度いつ行けるかわかりませんが、機会があったら是非また行ってみたいなと思います。
こんな私に、こんなに丁寧にしてもらっていいんだ、という許可を出したいから。
いつもよりちょっとだけ綺麗にして、あの雰囲気を楽しんでみたいなと思います。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

前田 薫

対人関係、自分を好きになれない、人の目が気になる等の自己の問題。 母娘関係、家族関係などが得意である。親との関係や対人関係などで悩んだ 自身の経験から学んだことを活かし、感覚的で一緒に考え提案していくスタイルが得意である。母性的で柔らかい雰囲気のカウンセリングには定評がある。