自分、人とうまく関われません

相談者名
ピカチュウ
こんにちわ。22歳女です。私は人とうまく関われず、悩んでいます。
私は友達が少なかったため、友達の多い子が羨ましいと思っていました。しかし思えば思うほど 自分を出せなくなり、自然に関われなくなったように思います。また今では、相手に心を開いて話せるような感覚を失いました。以前友達が「皆合わせるのが上手いだけで、そんなに友達はいないよ」と言っていました。私は合わせるとはどういう意味かわかりません。空気を読むと言うことでしょうか?だとしたら、私は空気が読めません。どうすれば良いのかわかりません。
大学に入ってから、頑張って話題をふったり、話をして人と関わってみました。楽しくないけど笑いました。でもその間、ずっと胸がつまるようで、苦しかったです。形だけで気持ちは苦しかったです。人と楽しく接することができ、友達が沢山ほしいと思うほど不自然になり、人とうまく関われなくなり、友達が減りました。次第に自分が嫌いになり、人も嫌いになりました。さらには、人のことなんてどうでも良いと思うようになりました。以前は、困っている人を見たら放っておけないような性格だったのに、今では人が困っていてもまるで興味がない。と言う感じです。また以前は、色んなことで傷ついていた変わりに、相手もこうしたら傷つくだろうなと考えて、優しくしてあげる事ができていたのに、今では相手がどう思おうが、興味がないし、相手の気持ちもわかりません。私は自分を作ったり、感情を我慢したり、誤魔化すことが多かったので、自分の気持ちがわかりません。私の理想は沢山の人と楽しく関われるようになることです。しかし今の気持ちは、誰とも関わらずに過ごしたいと言った感じです。変わりたいです。また私は完璧主義で気が小さいです。いつのまにかとても神経質になり、相手が暗い表情をしていただけで、私と関わるのが嫌なのかなとか、考えすぎてしまう癖があります。多分それがうまく関われない原因の1つだと思います。

自分を変えるためには自分を認めてあげることが大事だというのはわかります。言葉の上でわかっていても、認めてあげられていないような気もします。何か手がかりがほしいです。よろしくお願いします。

カウンセラー
松尾たか
ピカチュウさん、ご相談ありがとうございます。
今回、担当させていただく松尾たかと申します。
どうぞよろしくお願いします。たくさんの人と楽しく関われる自分になりたい!と思うピカチュウさんの気持ち、すごく素敵ですね。
そして、自分を出せずに人と上手く関われてないと思って寂しくて辛い、どうしていいのかわからず途方にくれている気持ちが伝わってきます。
今は誰とも関わらずに過ごしたいほど、心が疲れてしまっているのでしょうね。

本来のピカチュウさんは、誰とでも仲良くなり親しい関係を築きたいと思うほど、とっても人が好きな方なんだと思います。
だからこそ、友達の多い人を羨ましいと思うのでしょう。

>大学に入ってから、頑張って話題をふったり、話をして人と関わってみました。楽しく
>ないけど笑いました。でもその間、ずっと胸がつまるようで、苦しかったです。形だけ
>で気持ちは苦しかったです。

ピカチュウさんが 「人ともっと仲良くなりたな」と思って頑張ってこられたのがよくわかります。
仲良くなるために、親しくなるために、もしかすると、いつの間にか自分を抑えて我慢をし、無理をして人と接してこられたのかもしれません。そうだとしたら、本当に苦しかったと思います。 「私じゃない自分」でいるのはとてもエネルギーが必要ですからね。

ピカチュウさんにとって友達とは、どんな関係をいうのでしょうか。
人によっては、悩みを話せる人が友達かもしれませんし、一緒に楽しくワイワイ騒げるのが友達かもしれません。

私は、ピカチュウさんは人と深く関わりたい方のように感じました。
飾らない本当の自分でいて、相手に正直でありたい、本音で人と付き合いたい、人と真剣に関わっていきたい。 単なる友達ではなく、お互いに「分かり合える友達」でいたいと
思ってらっしゃるのではないでしょうか。

そうであるがゆえに、今の不自然な自分ではどこか嘘をついているような感覚があり、親しくなっても「ごめんね。この私は本当じゃないの」と相手に対して申し訳ない気持ちもあるのかもしれませんし、わかりあえる関係にならなければ友達とは呼べないと感じているのかもしれません。

また、ピカチュウさんの中に、こんなイメージはありませんか。
友達が多い=○  友達が少ない=△(あるいは×)
楽しく明るい、よく笑う=人に好かれる。友達が多い

もしこのようなイメージをピカチュウさんがもっているなら、そうじゃない自分は良くない、だから友達が出来ないと思ってみたり、そんな自分を責めたり嫌っているかもしれません。
そうすると、今の自分を嫌っている度合いだけ私たちはその良くない自分を隠そう、隠さなきゃと思い、違う自分になろうと無理をして頑張ってしまいます。

ただ、頑張って(違う自分、無理している自分で)なんとか人と親しくなれたとしても、実は「嬉しい!」と単純に喜べなかったりします。
本当の自分を知られたらガッカリされるとか、嫌われてしまうと思ってしまうため、ますます無理をしてしまうんですね。
人といるといつも緊張して、「ほんとの自分がバレてないかな」とヒヤヒヤ・ドキドキした
心の状態が続き、疲れてしまいます。

>いつのまにかとても神経質になり、相手が暗い表情をしていただけで、私と関わるのが
>嫌なのかなとか、考えすぎてしまう癖があります。

元々ピカチュウさんは人の気持ちを敏感に感じ取り、気遣いが出来て思いやりのある方なので、今の状態では 「こんな私だからダメなんだ!」とつい思ってしまうのかもしれませんね。

>私は自分を作ったり、感情を我慢したり、誤魔化すことが多かったので、自分の気持ち
>がわかりません。
人の顔色ばかりが気になるため、自分の気持ちはどこかへ置き去りにしてしまい、本当の自分までわからなくなってしまうのは、本当に辛いことです。

その辛さを少なくするために、まずは、心のモヤモヤの声をしっかり聴いてあげてほしいな、と思います。
「頑張っているのに人との関係が上手く作れずに辛いよね」とか、「本当は人に優しくしたいのに、それも出来ないくらい頑張りすぎて疲れてるんだなあ。今は仕方ないよね」というように。

私たちは、自分の感じていること(心)と考えていること(頭)が一致すると気持ちが落ち着くことが多いのですが、感じたくない気持ちがあるとつい頭では気持ちと違うことを考えてしまいます。

たとえば、人と上手に関われていないと思った時、それが寂しい、辛いという気持ちを受け止めずに、私はダメなんだとか、もっと優しくならなきゃ、というように頭で考えてしまいます。 頭には納得させたとしても、心のモヤモヤは消えずに残ってしまいます。

自分の気持ちを見つけてわかってあげることで、そのモヤモヤは消えていき、少し気持ちに余裕が生まれます。
また、自分の持っている思い込み(○○でなきゃいけない。)に気づくだけでも、ラクになることがありますよ。

頑張ってきた自分、人との関わりを持つことが好きな自分、たくさんの自分を見つけて
抱きしめてあげてください。

少しずつ自分を認めてあげてラクな自分になっていくと、ピカチュウさんの優しさや素直さなどの魅力が溢れてくると思います。

初回無料のカウンセリングもありますので、1人で大変な時には私たちカウンセラーにお手伝いをさせてくださいね。

ピカチュウさんがどんどん笑顔になり楽しい毎日を送れることを応援しています。

ご相談ありがとうございました。

松尾 たか

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。