寂しさの感じ方

相談者名
かおり
2年半の不倫を終わらせました。
彼が単身赴任なので、毎週末会えていました。普通のカップル並みに、一緒に過ごせる時間はあったし、電話もほぼ毎日ありました。
彼の家庭事情は幸福なものではなく、奥さんとの愛はありませんでした。子供の為に離婚はしないという感じでした。
その事情を知り、納得した上で付き合いましたが、彼に会える時間がたくさんあるとは言え、彼は既婚者。私は独身。やはりずっと寂しさを我慢していました。彼は家庭や仕事の愚痴は、私にしか言えない、聞いてもらっていつも助かってると言っていました。ところが、今年に入ってから、彼の子供に問題が起こり、その事で、社会福祉士の同郷の元カノに彼は相談をしていました。彼が元カノを頼ってることに、ショックを受けました。私は彼に頼られることで彼とのバランスを取っていたんだと思います。
彼が私に内緒で元カノとやりとりをしていた事をキッカケに、私の今までの寂しさ、惨めさ、我慢や色んな感情がフタが開いたかのように溢れ出し、抑えることができなくなっていきました。彼の事が好きでも、このままでは幸せにはなれないと思いました。もう限界だと思い、今まで抱えてきた思い、一方的に彼を責め、傷つけるような事もぶちまけ、彼に嫌われるよう仕向け、終わらせました。彼が本当に私の事を嫌いになったかどうかはわかりませんが、引き留められることもなく、最後には「自分らしく生きて」と言われました。
終わらせて、安堵の気持ちもあるけれど、彼を失い寂しい気持ちと、こんな形で終わらせてしまったことの後悔でいっぱいです。自分がやったこと、すべて受け入れようとはしています。ただ、寂しいという気持ちの感じ方がわからないんです。寂しいと思うと、それを感じないようにしようと頭が勝手に働きます。分刻みにこれを繰り返しています。彼が今どうしているかとかも考えてしまいます。これは執着心からなんでしょうか?どうすれば前に向かうことができますか?寂しさを感じるには、どうすればいいですか?教えてください。よろしくお願いします。
カウンセラー
大みぞなおみ
かおりさんはじめまして。今回担当させて頂きます、大みぞなおみです。
よろしくお願いいたします。

2年半の不倫を自ら終えられたのですね。
ご相談を読ませて頂き…本当によく頑張られたんだなあ、と感じ入りました。
深く彼を愛されていたんだと思います。
でもそのためにはたくさんの我慢が必要でしたね。

人は、ある感情にフタをして我慢を続けていると、
その感情のみならず全ての感情を感じられなくなっていきます。
寂しさだけでなく楽しさも喜びも色あせてしまうのです。

かおりさんの寂しさへの我慢は相当のものだったはずです。
日々に楽しさや喜びを感じることも少なくなって いたのではないでしょうか。
あるのは不安ばかりで、心が死にかけてはいなかったでしょうか 。

お別れを選んだことも、そのために行動されたことも、ご立派だったと思います。
どうかご自分の全てを、理解し認めて、労わってあげて頂きたいです。

>彼の事が好きでも、このままでは幸せにはなれないと思いました。
>もう限界だと思い、今まで抱えてきた思い、一方的に彼を責め、
>傷つけるような事もぶちまけ、彼に嫌われるよう仕向け、終わらせました。
>彼が本当に私の事を嫌いになったかどうかはわかりませんが、
>引き留められることもなく、最後には「自分らしく生きて」と言われました。

彼と別れるにあたり、彼の気をひくやり方をせず、ずるずると引きずることなく
別れられたこと…とても凛々しかったと思います。
でも、彼を傷つけたこ と、嫌われるように仕向けてしまったことには、
後悔がおありでしょうね。

でもね…彼、かおりさんを嫌いになんてなっていないと思いますよ。
今もかおりさんを愛していると思います。もう終わった、とわかっていてもね。
かおりさんは本当に全て、よくやられたんですよ。

傷つくことや後悔のない、綺麗で楽な別れ方なんてこの世にない…
私はそう思っています。
愛し合っていた二人が別れるのですから…
まして不倫という、寂しさやみじめさ、エゴやずるさがないと
成り立たない関係を終わらせるのですから…
痛みや辛さが残るのは、仕方がないことだと思うのです。

かおりさんは、この関係では幸せになれない、
もう限界だとよくわかったから 身を引かれたのですよね。
繰り返しになりますが…本当によく頑張られたんだと思います。

お付き合いも別れも大変だったのですから、
心は危機状態、強い緊張状態だったはずです。
別れ話中、感情的になることはあったとしても、
本当に別れる!という時には感情を切って、
「とにかく終わらせる」という意志の力でやり通されたのではないでしょうか。

そうやってなんとか別れたものの、
感情的には追いつかないということはよくあることなのです。
かおりさんの場合、お付き合い中から感情を抑えられていましたし、
特に「寂しさ」については心が無意識に、
感じたくないもの、怖いもの、自分を傷つける危険なもののように捉えてい て
感じることを拒否してしまっているのかもしれません。

かおりさんは今、なぜ、寂しさを感じなければ、と思うのでしょうか?
辛い状態から抜け出すためでしょうか?早く前を向きたいからでしょうか?
頑張ろうとしているな…と胸を打たれますが…どうか焦らないでくださいね。
回復にはある程度、時間も必要なのだと思いますよ。

かおりさんが寂しさを回避しようとするとき、考えてしまうのはどんなことですか?
彼のことでしょうか?別れへの後悔でしょうか?
ご自分を責めてしまっていないかが気になります。

彼のことを考えてしまうのはどうしても仕方のないことだと思います。
これを無理にやめようとすると余計にストレスになってしまいます。
心のまま に、自然に任せてもいいのではないでしょうか。
その方が、「別れてよかったのだ」という想いに帰結しやすいと思います。

彼宛に、出さない手紙を書くのもおすすめの方法の一つです。
お付き合い中に感じていた気持ちについて書いてみてください。
寂しかったこと、辛かったこと、許せない想い、実は怒っていたこと…
後悔していること…彼に謝りたいことがあればそれも書いてみて下さい。

次に、彼に感謝していること…
それから、この恋愛で学んだこと、得られたこと…
最後にこれからの自分についても。

書くうちに、寂しさだけでない、あらゆる感情が出てくると思います。
それらを一つ一つ感じるたび…少しずつ感情が浄化され、
今より楽になっ て行けると思います。

頑張った自分、成長した自分を感じることもできると思います。
後悔や寂しさが薄まっていき、自分を大切に思えるようになり、
安堵感もより感じられるでしょう。こうなると前を向きやすくなると思いますよ。

かおりさんは、深い愛情や情熱、はかなさや強さ、
女性らしい魅力がいっぱいの素敵な女性です。
かおりさんに似合うのは、寂しさやみじめさも我慢する必要もない、
心からの信頼や安心のある恋愛です。
かおりさんが望まれれば…そんな幸せが待っていますよ。

長くなりました。少しでも参考になることがあれば嬉しく思います。
もし、もっと詳しく知りたいこと、聞きたいことなどございましたら、
初回無料 の電話カウンセリングもございますので、お使いくださいね。
お読みいただきありがとうございました。

大みぞなおみ

この記事を書いたカウンセラー

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