嫌われた時の態度や対処

相談者名
ポーン
相談、よろしくお願いします。

明らかに自分を嫌っている人や、自分に意地悪する人に対しては、どんな態度や意識で接すればいいんでしょうか。

自分が嫌われているかも、と考えてしまうのは投影の影響だということは理解できたのですが、自分は相手を嫌っていなくても、相手からはっきりと嫌われてしまった時やお互い嫌い合っている時、どうすればいいんでしょう。

例えば、職場の同僚や家族・親戚などで、自分にきつい態度を取る人がいてその人と同席しなければならない時。
自分を昔いじめていた人や嫌っていた人と同窓会などで会わなければならない時。

こんな場合は、どんな意識と態度で臨めばいいんでしょう。

必要以上に相手に愛想良くしても、尻尾を振っているような、補償行為をしているような嫌な気持ちになりますし、大人しくなったり、ムスっとしているのも子供じみていて周りの空気を悪くするようで自己嫌悪に陥ってしまいます。

気にしなければいいことなのですが、相手の顔色や会話が気になってしまい、私には難しいです。

自分のことを嫌っている人がいても自然体で自分を出せる方法や、
自分を嫌っている人の自分への敵意や攻撃心を無くす(好きになってもらわなくてもいいので、相手から気されなくなる)ようなアプローチはないでしょうか。

よろしくお願いします

カウンセラー
なかつまともみ
はじめまして、ポーンさん。
今回担当させていただきます、なかつまともみと申します。
どうぞよろしくお願いいたしますね。

人を嫌う、人に嫌われる………
これはどちらの立場であってもあまり好ましくない状態ですね。
そういった方が側にいると、意識が囚われてしまって
目の前のことに集中できなくなってしまう事は
私自身も体験したのでよくわかります。

しかし、ポーンさんは大人ですね。
>必要以上に相手に愛想良くしても、尻尾を振っているような、
>補償行為をしているような嫌な気持ちになりますし、
>大人しくなったり、ムスっとしているのも子供じみていて
>周りの空気を悪くするようで自己嫌悪に陥ってしまいます。
自分の気持もないがしろにしたくないし、
かといって、拗ねるような態度も
後々の事を考えると自分を責める材料にしてしまうと
先手を打って考えられていらっしゃます。

ではまず、
「嫌う・嫌われる」という事がどういう状態なのか
ご説明いたしますね。

実は「好意を持つ・持たれる」事も
「嫌う・嫌われる」事も
「心の動き」としては全く同じ事なんです。

ポーンさんだけでなく、私達も無意識に使っているであろう
「気になってしまう」という言葉。
ここにヒントが隠れています。

相手と自分の間に、
お互い矢印が行き交っているとイメージしてみてください。

自分 相手

この矢印は意識の動きです。
「好き」だと「好意」という色で、
「嫌う・嫌われる」という状態は「敵意」という色で
識別されているだけで、
「心」=「気」が動いているのは変わりがないんですね。
「気」=「エネルギー」と言い換えても良いと思います。
不思議な事に、この意識の動きは「一方通行」で
終わっていることはありません。
自分が意識すると、相手も意識する。
相手に意識されると、自分も意識してしまう…という
このエネルギーの循環が続いている限り、
好意であれ敵意であれ、エネルギーが枯渇するまで
続いて行くことになります。

さて、「好意の返報性」という言葉がありますが、
これは人は他人から好意を向けられた時に、
やはり好意で返したくなる心理の事をいいます。
もちろん逆の「嫌悪の返報性」もあります。
しかし、それをやってしまうと後々嫌な気持ちが生じることを
ポーンさんはご存知です。

ここで、ちょっとだけ覚悟を決める必要が出てきます。

ポーンさんが相手に投影をしているということは、
相手もポーンさんに何かを投影しているということ。
ポーンさんに都合があるように、
相手にも都合があること。
ポーンさんが相手に何かを投影していると気づいたように、
相手も「今」は無理でも、
「近い将来」その事に気付いて、分かり合えるだろう事を
信頼することです。

人を嫌うことは自分自身が辛いということを
ポーンさんはご存知ですよね。
同じように、相手も辛いんだろうなということが
想像できると思います。

私はこのやり方を
「遠くから愛を送る」と言っていますが、
ポーンさんの無理の無い範囲で
相手が楽になれるように祈ってあげて欲しいのです。

「気にするな」と言われて簡単に無視することができれば
こんなにポーンさんは悩みませんよね。
なら、同じ「気にする」のなら、祈りで返してみてください。
相手を「好きになる」とは違います。
そんな鬼のようなことは言いません。
矢印の自分から相手への色を「祈り(信頼)」で返してみてください。

「祈り」と言われて???となるかもしれませんが、
これが非常に効果的で、
私自身もびっくりした事があります。

しかし、これをやっていると
気にしていることは変わりないのに
「祈り(信頼)」という、
イメージとしてはポジティブな事をしているので
心の負担はだいぶ軽減されます。
そうすると、心に余裕ができますので
ポーンさんらしく、自然体でいられるんですね。

感覚的なことをお伝えしていますので、
もし意味がよくわからなかったり、
コツが掴めないなと思われましたら、
遠慮無くお電話ください。

ポーンさんがもっと楽にイキイキと
自然体でいられますように、
心からお祈り申し上げます。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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