本当の自分を見せるにはどうしたらよいの?

相談者名
ライヤ
初めまして。
誰かに聞いてもらいたくて、でも聞いてほしい相手を見つけられなくて彷徨っていたら、
こちらのページを見つけました。
思い切って、投稿させていただきます。私はよくエゴグラムや心理テストなので、「本当の自分を見せなさい」と言われます。
確かに私にはいつも客観的なもう一人の自分がいて、どんなときも冷静さを失えません。
感情をうまく出したり、気持ちを素直に伝えることもできません。
でも、どうしたらいいのか、方法がわからないのです。

今、付き合いだして数ヶ月の男性がいますが、
私は彼に一度も「好き」と言ったことがありません。
自分の気持ちにも、相手に思われていることにも、まったく自信が持てないので、相手を好きになることにブレーキをかけている気がします。

こんな自分のままじゃ、相手に対して失礼だし、
いつ別れを切り出されるかと思うと、それもまた不安でなりません。

どうしたら、感情に素直になって、それをちゃんと表現できる人間になれるのでしょうか…。

カウンセラー
源河はるみ
ライヤさん、はじめまして。源河といいます。> 思い切って、投稿させていただきます。

ご相談ありがとうございます。

> 私はよくエゴグラムや心理テストなので、「本当の自分を見せなさい」と言われます。
> 確かに私にはいつも客観的なもう一人の自分がいて、どんなときも冷静さを失えません。
> 感情をうまく出したり、気持ちを素直に伝えることもできません。
> でも、どうしたらいいのか、方法がわからないのです。

方法としては、本当にたくさんあるんですが、
でも、まずはライヤさんが”何を感じているのか?どんな気持ちなのか?”を、
自分自身でつかむ必要がありますよね。

素直な気持ちを伝えることが苦手な方に多いのは、
ライヤさんもそうなように、いつも客観的なもうひとりの自分がいて、
そんな自分が、”本当の自分”の気持ちを「抑えてしまう」クセがついてしまっていることなんですね。
そして、どっちが本当の気持ちなのかが、わからなくなってしまうんです。

そこで、まずはその”本当の自分”って、何を感じていて、どういう気持ちなのかを、
そして、その気持ちや感情を『自分のものとして』把握していくと、
そこで伝えたり、コミュニケーションすることに”実感”を持つ事ができます。

> 今、付き合いだして数ヶ月の男性がいますが、
> 私は彼に一度も「好き」と言ったことがありません。

もしも、「好き」と言ってしまうと、ライヤさんはどうなってしまうんでしょう?

> 自分の気持ちにも、相手に思われていることにも、まったく自信が持てないので、相手を好きになることにブレーキをかけている気がします。

こんな時は、
「彼が私のことを好きでいてくれるなら、私も思う存分好きになれるのにな~」って、
心のどこかで思っているときなんですね。
なんだか、自分が相手を好きになるには、相手が思ってくれる事が前提になっているような感じです。
それは、心のどこかで素直な自分の気持ちを「出す」ことが、
なんだか悪いような気がしているからではありませんか?

> こんな自分のままじゃ、相手に対して失礼だし、
> いつ別れを切り出されるかと思うと、それもまた不安でなりません。

私たちは、遠慮して相手に合わせていると、相手に「つまらない」と感じさせてしまうんです。
どうしてかというと、
「なんだか、俺といると退屈そうで、おとなしいな~」
「もしかしたら、俺の事、あんまり好きじゃないのかな~」
と、気を遣われているようで、もしかしたら自分はライヤさんを疲れさせているんじゃないか?
と思ってしまうからなんですね。
でも、本当のところはどうなんでしょう?
デートしていると、楽しかったり、うれしかったりしませんか?

> どうしたら、感情に素直になって、それをちゃんと表現できる人間になれるのでしょうか…。

まずは、彼といて、彼がどう思っているかはさておいて、
自分はどう思っているのか?どう感じているのか?に目を向けてみましょう。
表現するのは、それからでも遅くはありません。
だって、「なにか言わなきゃ」と焦っても、うまくいきませんからね。

ライヤさんは、彼といてどんなことを感じていますか?

相談者名
ライヤ
源河さん、はじめまして。
ご回答ありがとうございます。
お返事が遅くなり、申し訳ありません。私は無意味なプライドが高いのかもしれません。
感情的になったり、醜い気持ちを他人に見られるのが嫌なのです。
そんな自分が嫌いなのです。
ですから、いつも冷静さを保とうとしている気がします。

> そこで、まずはその”本当の自分”って、何を感じていて、どういう気持ちなのかを、
> そして、その気持ちや感情を『自分のものとして』把握していくと、
> そこで伝えたり、コミュニケーションすることに”実感”を持つ事ができます。

その気持ちや感情を伝えるには、とても勇気が必要ですね。

> もしも、「好き」と言ってしまうと、ライヤさんはどうなってしまうんでしょう?

わかりません…。
でも、言う勇気がありません。
嘘をついているような気にもなります。
本当に相手を好きなのかも、自信がないのです。

> こんな時は、
> 「彼が私のことを好きでいてくれるなら、私も思う存分好きになれるのにな~」って、
> 心のどこかで思っているときなんですね。
> なんだか、自分が相手を好きになるには、相手が思ってくれる事が前提になっているような感じです。
> それは、心のどこかで素直な自分の気持ちを「出す」ことが、
> なんだか悪いような気がしているからではありませんか?

私は相手の気持ちも信じられないでいます。
なので、私のいろんな感情を受け止めてもらえるとも思えないのです。
実際、多少、彼に感情を見せたこともありましたが、
受け止めてくれず、論理的に返されたことが、ひどく尾を引いています。
本当は誰かの前で思い切り泣きたい。
どんな感情も全部投げつけても受け止めてくれる人がほしいと、
子供の頃から願い続けてきました。
でも、たまに「この人は信頼できるだろうか」と思える人に、
チラリと感情を見せると、必ず、距離を置かれてきた気がして、
怖くて、できないのです。

> 私たちは、遠慮して相手に合わせていると、相手に「つまらない」と感じさせてしまうんです。

そうかもしれません。
私はとてもつまらない相手だと思います。
それがまた、負い目になって、自信のなさへ繋がっているのかもしれません。

>
> ライヤさんは、彼といてどんなことを感じていますか?

会ってるときは、それなりに楽しいかもしれません。
会えなかったり、連絡がないと、すぐに不安になります。
でも、そばにいながら、いつも自分がどう思っているのか、
何を考えているのか、冷静に知ろうとしている自分もいます。
そして、考えれば考えるほど、わからなくなるのです。

なんだか、自分でも、何が言いたいのか、何を聞いてもらいたいのか、
わからなくなってきました。
支離滅裂で、申し訳ありません。

カウンセラー
源河はるみ
こんばんは、ライヤさん。
お返事ありがとうございます。> 私は無意味なプライドが高いのかもしれません。
> 感情的になったり、醜い気持ちを他人に見られるのが嫌なのです。
> そんな自分が嫌いなのです。
> ですから、いつも冷静さを保とうとしている気がします。

ということは、ライヤさんはとっても人間らしいということですね。
実は、誰もがみんなそう思っているんです。

> その気持ちや感情を伝えるには、とても勇気が必要ですね。

そのとおりですね。
私たちは、嘘をつかれたり、自分が嘘をつくのはなんだかイヤだと感じるのに、
逆に、自分に正直になることも怖い・・・
でも、これにはちょっとしたコツがあるんです。

>>もしも、「好き」と言ってしまうと、ライヤさんはどうなってしまうんでしょう?
>
> わかりません…。
> でも、言う勇気がありません。
> 嘘をついているような気にもなります。
> 本当に相手を好きなのかも、自信がないのです。

そう、どっちが自分の本当の気持ちなのか、わからなくなりますよね。
そして、そのどちらをとろうか迷っている時、自信がなくなってしまいます。
でも、それは「好き」と「嫌い」の間を行ったり来たりしてしまって、
ほんとに疲れてしまいますよね。

一つ目のコツは、まずはライヤさんが、どちらの気持ちを選ぶか”決める”ことです。
ライヤさんの気持ちは、ライヤさん自身が「選んでいいもの」だからです。
でも・・

> 私は相手の気持ちも信じられないでいます。
> なので、私のいろんな感情を受け止めてもらえるとも思えないのです。
> 実際、多少、彼に感情を見せたこともありましたが、
> 受け止めてくれず、論理的に返されたことが、ひどく尾を引いています。

こういうことが、「選ぶ」ことを躊躇させるんですよね。
本当に「決める」のも「選ぶ」のも、勇気が要ります。
どうしてかというと、彼を好きだという気持ちを持つことを選ぶという事は、
今まで我慢してきた気持ちを、今以上に我慢し続けなくてはいけないような気がするからです。
でも、ちょっと待ってください。
我慢する必要は、ないんです。
ここでは、二つ目のコツがいります。

> 本当は誰かの前で思い切り泣きたい。
> どんな感情も全部投げつけても受け止めてくれる人がほしいと、
> 子供の頃から願い続けてきました。
> でも、たまに「この人は信頼できるだろうか」と思える人に、
> チラリと感情を見せると、必ず、距離を置かれてきた気がして、
> 怖くて、できないのです。

もしも、感情的になる自分を嫌っているとしたら、
そして、その感情そのものをライヤさん自身が嫌っているとしたら、
それを受け止めてもらおうとすることは、
「私はコレ持てないから、あなたが持って!」と、押し付けているような感じになってしまうんですね。
これでは、うまくいきません。

客観的に、自分を見つめているライヤさんは、言い換えると”大人のライヤさん”です。
感情的な部分は、”子供の自分”だと捉えてみましょう。
泣きたそうにしている子供に、大人のライヤさんは、どうしてあげたいですか?
「泣いちゃダメ!」と我慢させたいでしょうか。
「辛かったんだね」と言って、受け止めてあげたいですか?

感情的になる自分を、まずは自分で認めてあげましょう。
そうすると、嫌いになるのではなく「わかってあげる」ことができるようになります。
そして、わかってあげることができるようになると、
その気持ちや感じていることを”伝える”ことが、できるようになるんです。
ぶつけるのではなくてね。

> 私はとてもつまらない相手だと思います。
> それがまた、負い目になって、自信のなさへ繋がっているのかもしれません。

泣きたい自分が、どんどん、しょんぼりしてしまうような感じですよね。

> 会ってるときは、それなりに楽しいかもしれません。
> 会えなかったり、連絡がないと、すぐに不安になります。
> でも、そばにいながら、いつも自分がどう思っているのか、
> 何を考えているのか、冷静に知ろうとしている自分もいます。
> そして、考えれば考えるほど、わからなくなるのです。

彼が、自分を思ってくれているのか、わからなくなるんですよね。
そして、自分の気持ちもわからなくなる・・・
ライヤさんの心の中には、今まで我慢しつづけてきた感情が、たくさんつまっているんじゃないでしょうか。
そして、その渦を見ながら「どうなってるんだ?」といくら見続けても、
その中は見えない状態ですよね。
考えても、わかりません。
頭には、感情は理解しにくいからです。

辛い気持ちを抱えて、不安でいっぱいになっている自分を、
認めてあげましょう。
あ~、こんなにも頑張ってきたんだ・・・って。
力を抜いて、リラックスして、ただ自分が感じていることを、自分で受け入れてあげるんです。
そうしていくと、「わからない」自分の気持ちのひとつひとつを、
まずは自分がわかってあげることができます。
そして、わかったひとつひとつの気持ちを彼にコミュニケーションしてみてください。

三つ目のコツは、肩の力を抜く事です。
ゆっくりいきましょうね。

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