どうしてでしょうか・・・。

相談者名
飴玉
私は学生なんですが、2年ほど前から、なんだか以上に色々なことを気にするようになりました。
「先生に怒られるかもしれない・・・。」という悩みが多くあります。でもそれだけで無く、歩いていると、「何か落ちているかもしれない・・・。」という思いがあり、後ろを振り向く毎日を送っています。
これが最近になって、もっと以上に気にするようになってきています。
食事をしている時、小さな物まで「食べなくちゃいけない」と思いながら食べたり、お風呂に入っているとき、「泡が残っているかもしれない・・・。」と思い、以上に水を使ったり、学校で失敗したとき、「来学期に、先生に何か言われるかも・・・。」と思ったり、学校の物をさわるときは、必ず手をあらったり、思いたくないことを思ってしまったり、その他色々です。
自分でも、「このままじゃ友達に嫌われるかもしれないから、なおさなくちゃ・・。と思っているので、毎日「大丈夫、大丈夫」と言いながら生活しています。このようなことをしていれば、周りから見ると、「やること遅いなぁ。」や「ようりょう悪いなぁ。」と思われると思うんです。だから、「昔の自分に戻りたい・・・。」や、「自由になりたい・・・。」と思うんです。他の人がうらやましいです。毎日が楽しく無いし、はっきり言ってつらいです・・・。どうにかして、昔の自分のような生活が送れるようにする方法はありませんか?よろしくお願いします。
カウンセラー
中原謙一
飴玉さん、初めまして。
メールありがとうございます。

私は中原謙一と申します。

よろしくお願いいたします。

メールを読ませてもらって感じたのですが、「~しなければいけない」がずいぶん多
いですね。

「~しなければいけない」と思ってしまうことには、いくつかのパターンがあります。

飴玉さんはそのパターンの中で「できていない自分」を強く感じているのではないで
しょうか?

2年ほど前からということですが、おそらくその頃から、誰かと自分を比較して、
「あの人に比べて私は~」と思ってしまった何かがあるのではないかと感じます。

おそらく、飴玉さんの中に何でもできる100点満点の自分が存在しているのではない
でしょうか?

そして、100点満点の自分と今の自分を比較して「なんて私は100点にほど遠い自分な
んだ」と自分を責めている感覚があります。

その分だけ「~しなければいけない」という感覚を作りだし、自分に厳しくしている
のではないでしょうか?

「~しなければいけない」と思ってしまう感覚の中に、もう一つ「禁止」があります。

これは、自分に対して「これはしてはいけない」という部分を「~しなければいけな
い」と自分をいさめてしまう部分です。

例えば、食事をしている時、小さな物まで「食べなくちゃいけない」というのは、
「食べ物を残してはいけない」という禁止が飴玉さんの心の中に存在し、それが「食
べなくちゃいけない」という表現に変わっているのだと感じます。

さて、私からの提案ですが、「~しなければいけない」と思ってしまう感覚を「~し
てもいいし、しなくてもいい」に置き換えてみてはいかがでしょうか?

「~しなければいけない」というのは、選択肢が一つしかない状態なので、選ぶこと
はできません。
選べないというのは結構つらいものです。

ですが、「~してもいいし、しなくてもいい」という2つの選択肢をもって、選びた
いほうを選ぶことができたら、これは楽になれます。
選べないときは、どちらを選んでも同じですから、好きなほうを選んでいいわけです。

「食べてもいいし、残してもいい」だと、無理して「食べなきゃ」と思わなくていい
わけですから、楽ですよね。

飴玉さんのなかで「選択肢を持つ」ことが今必要ではないかと感じます。

最初からうまくは行かないかもしれませんが、もしよかったら、チャレンジしてみて
ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
飴玉さんの学園生活が、より楽しいものになるための少しでも参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

中原 謙一

この記事を書いたカウンセラー

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