欲しくなったら必ず購入する妻

＞最近の話ですが、１年程前に子供の英語の教材を約３０万円
＞で購入しました。それでも納得がいかないようで英会話教室
＞にも通わせるようになりました。で最近英語の教材が欲しい
＞と言い出して、これで英語教材は最後だからというのですが、
＞わたしはそんなにいらないし、そこまでなにをこだわっているのか？
＞また教材を与えるのが教育か？と言っても欲しいと言ってきかず、
＞その次の週２５万円で勝手に購入しました。
＞それで私があきれて口もきかずにいると、逆切れする始末です。
＞これに限らず自分や子供のもの（服や化粧品等）で欲しいものが
＞あれば必ず購入するわりには私へは金に関することは細かいのです。
＞でいいかげんにしてほしいと言うと、共働きなので別家計にすれば
＞いいと言って、食費はややこしいから自炊してと言います。

Ｎさんへのお金の管理については細かいところがある中で、奥様が、奥様自身やお子さんのために過剰にお金を使ってしまうところがあるんですね。

ただでさえ、お仕事をしながら、こずかいをやりくりすることは、仕事のつきあいなどで出費がかさむ中、ご苦労もおありだと思いますから、奥様に対して「いいかげんにしてほしい」という気持ちになるのもムリもないと思います。

一般的に、奥様に不満がなく、家庭の状況に心理的な満足感を充分に感じていれば、このような極端な行動をとるようなことは考えにくいですから、浪費をする心理的な背景として、なんらかの不満があったのだろうと推測ができますよね。

この不満を満たすために奥様が無意識的に何らかの目的をもって、浪費していると考えると、

○浪費すること自体で、心理的な不満や寂しさを満たそうとしている。

○Ｎさんを困らせるようなことをして、Ｎさんに助けを求めている。
（「私は今、いっぱいいっぱいなの、自分でどうすることもできないの・・・。」と、無言で訴えている。）

という見方ができます。

さらに、お子さんのために浪費をしていることから、本当は自分のために浪費したいけれども、その許可が出やすいのがお子さんだという見方と、お子さんに過剰に教育をすることで、自分がお子さんの子育てを充分にできていないという思いを埋め合わせようとしているという見方ができますが、今回いただいた情報だけでは、ここまでは判断しかねるところです。

＞でいいかげんにしてほしいと言うと、共働きなので別家計にすれば
＞いいと言って、食費はややこしいから自炊してと言います。

Ｎさんがこうして、奥様に要求をしても、それに応じるどころか、さらに奥様の負担を減らすような要求をされるわけですから、奥様の中で、今まで、ガマンしてきた負担をもう背負いきれなくなっている様子がうかがえます。

そこで、Ｎさんへのご提案ですが、まず、これまで奥様がかなりの心理的な負担を抱えてこられたということを理解して下さい。そうすると、奥様の様々な言動の奥にある奥様からのメッセージのようなもの感じとりやすくなると思います。

そして、奥様が本当に求めているものは、Ｎさんからの愛情のともなった心理的なサポートだと思いますから、そういう視点で奥様とコミュニケーションをしてみて下さい。

ただ、Ｎさんも、今、心理的に限界に達している面もあるかと思います。そのときには、まず、自分自身のケアをして下さい。そうでなければ、奥様のサポートも充分にしにくいからです。

Ｎさんが奥様との幸せをとりもどせることを願っています！

清水三季央