バカにされるのが辛い

相談者名
リア
30代後半の独身女性です。
どこに行ってもバカ呼ばわりされて辛いです。
自分は自分と考えようと思っても、人と接するたびにちょっとした日常会話すら浮かばなくて、無言になってしまう自分に劣等感を感じます。
後輩に見下された態度をとられるのが恥ずかしくて、転職を繰り返しています。
相手を好きになることも試してみましたが、いい面を見ようとしてもやっぱり嫌い。
私をバカにする人は嫌い。
だから皆きらい、となってしまいます。

家族関係は母から虐待を受け、15年以上絶縁をしています。
これからも一生、実家には連絡するつもりありません。
プライベートでは元夫とくされ縁状態で、10年以上の付き合いです。
この人と再婚する気はないのですが、他に心を開ける相手がいなく、一緒にいてしまいます。
積極的に次の相手を探そうという気にもなれないので、どうすればこんな私が1人でも気持ちを保てるのか、アドバイス頂ければ幸いです。

カウンセラー
中原謙一
リアさん、始めまして
私は中原謙一と申します。
宜しくお願いいたします。

さて、アドバイスの応えですが、単純に自分の気持ちを保ち続けるだけでいいのであれば、他人の言動や行動を一切気にしなければいいわけです。
そうすれば、「馬鹿にされている」感覚もなくなるでしょうし、劣等感も感じることはないでしょう。

ここからはアドバイスに対する応えではありませんので、軽く読み飛ばしてください。

リアさんは「私をバカにする人は嫌い。」とおっしゃっているわけですよね。
もしかしたらですが、リアさん自身は今の自分を馬鹿にしたりしている、ということはありませんよね。
たとえば、通常であれば後輩に見下された態度を取られたら、普通は腹が立つものです。
しかし、リアさんは「恥ずかしく」感じてしまう。
そして、「無言になってしまう自分」に劣等感を感じてしまうわけですよね。

これらのことから、もしかしたらリアさんは、誰よりも自分のことを好きではないのではないか、と感じてしまいます。
そうすると、「私をバカにする人は嫌い。」のメンバーに、リアさん自身も含まれているのではないでしょうか?

この状態では、相手のいいところを見ようとしても、相手を好きになろうとしても余り効果はありません。
なぜなら、何をしても結局「自分が嫌い」になるからです。

リアさんの問題の根本的な解決方法は、「自分を好きになる」努力をすることでしょうね。
別に「自分を好き」にならなくてもいいです。
そのための努力を惜しまないことが今のリアさんには必要ではないでしょうか?

そして、求められているアドバイスも、私から見れば、リアさんが本当に求めているものかどうか、多少疑問が感じられます。
もし本当に「1人でも気持ちを保てる」ことを求めているのであれば、「他人からバカにされる」事を気に病む必要がないからです。

もしかしたら、リアさん自身が本当に求めているものが、リアさん自身気づいていないことが、本当の問題なのかもしれませんね。

これは私の想像なのですが、現時点でリアさんが本当に求めているものの一つに「心を開ける相手が欲しい」というのがあるのではないかと感じます。
今のリアさんは、「心を開ける相手」は自分にはいないんだと言い聞かせてあきらめさせようとしている、ように私は感じるわけです。
そして、リアさんはご自分で思っていらっしゃる以上に「寂しがりや」なんでしょうね。
その寂しさをどうにかして生めるために、もしくは感じないようにするために「私をバカにする誰か」の存在や、腐れ縁のような彼という存在を作り出すのかもしれませんね。
寂しさを感じるよりまだまし。
という感じでしょうか?

さらに、もしかしたらリアさんは「みんなから愛されたい」と望んでいらっしゃるのかもしれませんね。
しかし、今までの人生で愛されたという感覚がもてなかったのと、自分自身への嫌悪感から、この「愛されたい」という気持ちもできる限り無視、もしくはなかったものにしようとしているのかもしれませんね。

これから先はアドバイスとは全く関係のないことですので、それこそ無視していただいてもかまわないのですが、今のリアさんに一番必要なものは、「自分の本音を知る」ことではないかと私は感じます。

自分にうそをついている分だけ、今のリアさんは幸せになっていない、と言い換えてもいいでしょう。

もう自分にうそをつくのをやめる。

これも自分に対する優しさの一つです。

本音というのは、非常にシンプルで、他人も自分も責めることはありません。
一度本音に触れてみて、それからもう一度いろんなことを考えていってもいいのではないか、と感じます。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

どんな人生を選ぶのかはリアさんの自由ですので、しっかり自己責任の範囲で選んでくださいね。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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